NHKラジオテキスト「まいにちハングル講座」では、毎号「季節を楽しむ韓国料理」で、エッセイを添えて季節ごとの名節や旬の食材を使ったお料理をご紹介しています。



11月号は「벗섯 배 전골(きのこと梨のチョンゴル」です。

まず、鍋に切り揃えたきのこ、にんじん、せり、細ねぎ、梨、味付けした牛肉を彩り良く並べて火にかけます。


鍋が温まったら中央に卵を落とし入れて、牛スープを加えて煮、


ひと煮したら混ぜ、炒め煮しながらいただきます。


あらかた食べたら、〆には茹でた春雨を加えて、チャプチェ風に。



韓国の鍋料理は日本と同じように種類が多く多彩です。様々な旬の素材を盛り込んで、あみの塩辛などで塩味を付けたものやコチュジャンや唐辛子で辛味を利かせたもの味噌味のものなど、素材に合わせて調味します。

チョンゴルは宮廷料理から発展した鍋料理の1つです。本来は牛肉から取るスープを加えて煮ますが、今回紹介した「きのこと梨のチョンゴル」は具材からいいだしが出るので、湯を加えるだけで十分です。

味を決めるのは牛肉に下味をつけるたれ。このたれは、ヤンニョムジャンと呼ばれ「薬念醤」と書いたという説もあります。

体にいいように、薬になるように念じて使うことからそう呼ばれるようになったとも言われています。

ヤンニョムジャンは醤油ににんにく、しょうが、ねぎなどの香味野菜と、ごまや唐辛子などを合わせた、韓国らしい複合的な味わいのたれです。

彩りが良く、何種類もの素材とたれが調和したチョンゴルは、具材を切り揃えてたれを作っておけば、あとは煮るだけ。

一見難しそうですが、おもてなしのときにも手間がかからず、ゲストと一緒に楽しむことが出来ます。

梨が出回る季節には必ず加えるのが我が家に定番です。自然な甘味と優しい酸味が加わって、さらに深い味わいになりまよ。

季節ごとの旬の恵みを加えたチョンゴルを用意して、家族や友人たちと鍋を囲んで楽しい時間をお過ごしください。