毎月第4日曜日は、池袋コミュニティカレッジでのお料理教室です。


6月は毎年恒例の「あわびの肝がゆ」です。
肝も使うので、新鮮なあわびを選びます。
なかなかご自分であわびを捌く機会がないと
思いますので、毎年このクラスではご自身で
捌くところから実習します。


あわびの肝がゆは、私が生まれ育った韓国済州島の郷土料理です。
自然豊かな済洲島は、あわびやウニなどの海産物が豊富で、私が子供の頃は岩場であわびを見つけて、自由に採れるおおらかな時代でした。
友達と岩場で水遊びをしながら、よくあわびを採り、母にあわびの肝がゆにしてもらったものです。

あわびを捌いたら、洗ったお米に肝をもみ込むところがポイント。
母から習い覚えた独特の作り方です。
お米に肝のコクと風味が絡み、豊かな味わいになります。


お米と身をごま油で炒めて、トロリと炊いて
松の実を散らして仕上げます。
のりの香味醤油和えを添えて。

あわびは高タンパクで、低カロリー。滋養によく、疲労回復効果があります。
あわびの殻にも効能があり、生薬としても利用されています。


「わけぎと枝豆、えびのチヂミ」


「韓国かぼちゃのナムル」


「水キムチ」
日野菜や大根、白菜、りんごなどと塩水を合わせて発酵させたキムチで、具をいただくのはもちろんですが、漬け汁を楽しむキムチです。



乳酸発酵することで得られる自然な酸味と
軽く炭酸を含んだようなシュワシュワした
口当りで、さっぱりとしてさわやかな味わいです。



毎月季節に合わせたお茶とお菓子、デザートもご紹介しています。
今月はあんずジャムです。
あんずは6月中旬から7月はじめにかけての
ごく短い期間しか出回らない果実です。
毎年あんずが出回ると、ジャムやコンポート、お茶やお酒などを作ります。



お教室では、作りたてのジャムをヨーグルトにのせて味わいました。
煮沸消毒した保存瓶に入れて脱気すると長く楽しめますが、やはり作り立ては特別な美味しさです。




そして、今月は生徒さんからマンゴーと、


アメリカンチェリーをいただきました。
お持ちくださった生徒さんの旦那さまが、
果実などの輸入販売の会社を経営なさっていて、美味しい果物を持って来てくださるのです。







甘て香り高く、濃厚な味わい。
みんな大喜びで、おいしくいただきました。
ごちそうさまでした。


来月はサムゲタンかタッカンマリで、
多数決したところタッカンマリになりました。
鍋に入れる手打ち麺も作りますよ。
お楽しみに。