AERA with Baby(朝日新聞出版)さんで、

「家族の養生スープ」という連載をしています。


スープを煮ている途中に、子供の離乳食分を取り分け、

家族みんなで楽しめるスープと、

それに合わせる1品をご紹介しています。

2月号は「豚肉とおからのスープ」です。

コラムでは体を温める食材について書かせていただきました。



子供達がまだ幼かった頃、家の近くに100年以上続く、

家族で営まれているお豆腐屋さんがありました。

お豆腐屋さんの朝は早く、まだ夜が明けきらないうちから、

毎日お豆腐作りをされています。

学校がお休みの日には子供達を連れて、

よくそのお店へ出かけたものです。

店先で搾りたての豆乳を飲み、

おからや豆腐、揚げたての油揚げを買って

朝食を作りました。


時代の流れと共に食の需要は変化し、

こうした作り手の顔の見えるお店も少なくなってきました。

ともすれば、はかなく消え去りそうな物事に目を向けられる

豊かな心をいつまでも大切にしてほしいと願い、

よく一緒にこのお店を訪れていました。


娘のコウ静子、息子のコウケンテツが料理家となり、

TVの取材でそのお店に伺う機会があり、

店先で大人になった子供たちと

搾りたての温かい豆乳をいただきました。

子供の頃の何気ない経験や人との触れ合いが心を豊かにし、

その後の人生を生きていく力になると信じています。


寒い季節には体が冷える事から胃腸の働きが弱まりがちです。

おからは大豆の栄養素も含み、

食物繊維が豊富で胃腸の働きを助けて、

冬に滞りがちな代謝を促してくれます。

季節に合わせて楽しみながら食養生を。