AERA with Baby(朝日新聞出版)さんで

連載させていただいている「家族の養生スープ」。

旬の野菜をたっぷり使い、季節ごとのスープを作り、

初期、中期、後期、完了期の離乳食に取り分けて、

家族みんなで楽しめるスープをご紹介しています。



サムゲタンは1年中いただきますが、

韓国では特に夏の滋養食として食べる習慣があります。

サムゲタンは参鶏湯と書き、

サム(参)は高麗人参、ゲ(鶏)は鶏肉、タン(湯)はスープのことで、

本来は丸鶏のお腹に高麗人参、もち米、栗、なつめ、

にんにく、松の実などを詰めて煮ますが、

今回は手軽に作れるよう、もも肉を使いました。



鶏肉は体を温め、気と血を補います。

体を温めるもち米やにんにく、

夏の体の疲れと渇きを癒す旬の冬瓜ととうもろこしを加え、

滋養豊かなスープにしました。




初期は離乳食では冬瓜ととうもろこしを取り分け、

10倍がゆと共にすりつぶし、湯を加えて混ぜます。

中期は冬瓜ととうもろこし、鶏肉を取り分け、

2~3mm書くに刻み、スープと湯を加えて混ぜます。

7倍がゆを添えて。

後期は具を4~5mm各に刻み、スープを加えて混ぜます。

5倍がゆを添えて。


サムゲタンは夏の滋養食というだけではなく、

体が疲れている時や産後の回復食としても食べられます。


私が出産したときには、母が作って病室へ届けてくれました。

身がほろりとほぐれるほど柔らかく煮込まれた鶏肉とそれぞれの

素材が溶け込んだこっくりとしたスープは、

口に入れると優しく体にしみ渡り、

無事に出産出来た喜びが込み上げました。

その味が今でも忘れられません。


息子のケンテツのお嫁さんが出産したときには、

私が作り、病室でみなで鍋を囲みました。


サムゲタンは心と体の疲れを癒し、

幸せを感じさせてくれるスープです。