「栄養と料理」(女子栄養大学出版部さん)6月号で、
定番のキムパから、私がいつも作っている
これからの季節におすすめのオリジナルキムパ10種類を
ご紹介させていただきました。
のりまきは日本から韓国へ伝わり、
韓国の食文化と融合して変化し、
軽食やお弁当、もちろん日々の食事にと広く親しまれています。
日本では酢飯で作りますが、
韓国ではごはんを塩とごま油で調味します。
焼き肉風に味付けして焼いたお肉と、
にんじん、しいたけ、ほうれん草の3種類のナムル、
卵焼きと沢庵を巻いた具だくさんのキムパッが我が家の定番です。
沢庵を入れるのは韓国では一般的です。
私は酒を回しかけてごま油で焼く、ひと手間を加えます。
沢庵独特の香りがやわらぎ、他の具材とのバランスがよくなります。
その他今よく作るのは、
動物性のたんぱく質を加えない「精進キムパツ」です。
具は厚揚げとひじきのしょうゆ炒めと
にんじん、ごぼう、もやしのナムルです。
今回は白米のごはんでご紹介しましたが、
精進キムパッはいつも、玄米ごはんで作ります。
玄米で作ると具とのバランスも良く、味わい深いキムパになりますよ。
たっぷりのサンチュを巻き込んだ「サムギョプサル風キムパッ」。
初夏らしくさっぱりとした味わいの
庭で育てたトマトがたくさん実ると、トマトを干してドライトマトを作ります。
そのドライトマトをオリーブオイル漬けにして、
カッテージチーズ、摘みたてのバジルを具にした
「ドライトマトとチーズのキムパッ」。
こちらも玄米ごはんで作るのがおすすめです。
「コマキムパッ」と呼ばれる韓国の屋台で楽しまれるキムパッは、
のりを1/4の大きさにして、巻きすを使わずに細巻きにします。
私がよく作る5種類をご紹介しました。
「ズッキーニの炒めナムル」
「しょうがの甘酢漬け」
「ししとうのみそコチュジャンあえ」
「えごまの葉の醤油漬けときゅうり」
紫キャベツを塩と酢でもんでから、粒マスタードとレモン汁で和えた
「紫キャベツの塩もみ」
盛り合わせると味わいも様々で、彩りもきれいな
楽しい一皿になります。
撮影後は、撮影スタッフさん達とキムパッパーティとなりました。
具は何でもいいのです。
きんぴらごぼうや、肉そぼろなどの常備菜や小さなおかず、
卵焼きやチーズ、旬の野菜など、
お好きなものを取り合わせて気楽に楽しんでください。