人はごはんを食べるための「台」を
どのように選び、
使っているのでしょうか。
食台が紡ぐそれぞれの物語。
そんな私の食台と食台の物語を
「栄養と料理」(女子栄養大学出版部)さん10月号で、
ご紹介させていただきました。
私が育った韓国の家には中庭があって、
ピョンサンという木の広い縁台がありました。
そこは家族が自然と集まる場だったのです。
食事やお茶をしたり
本を読んだり、寝ころんだり・・・。
日本で結婚し、子供が生まれた時、
「家族や友人が集う場を作りたい」と思い、
家の中に置けるように、
韓国の知人に1/3程の大きさでピョンサンを作ってもらいました。
この食台には気が付くといつも家族が集まりました。
書きものや編み物をする私のそばには、
各自の机があっても、
今もこうしてお茶を楽しんだり、食事をしたり、
私にとって大切な場所です。