昨日は池袋コミュニティカレッジでのお料理教室でした。
韓国では夏の一番暑い時季を伏日(ボンナル)といい、
日本で土用の丑にうなぎを食べるように、
伏日にはサムゲタンを食べて暑気払いをするという習慣があります。
熱以熱治(イヨルチヨル)、熱を以て熱を治めるという考え方があり、
夏の暑い時期に熱い食べ物で暑さ疲れを癒すのです。
サムゲタンには高麗人参やなつめ、にんにく、松の実、もち米など
体を温める食材をふんだんに使い、
滋養に良く夏特有の疲れを癒してくれる暑気払いのスープです。
香味野菜をたっぷりと加えていただきます。
「ピンテドッ」というチヂミに使う緑豆と米。
生地に小麦粉を使わず、
皮を除いた緑豆と米を合わせてミキサーで挽き、
チヂミの生地にします。
緑豆と米の生地に、もやしやねぎ、キムチなどを加え、
しょうがやすだち、紫玉ねぎなどを加えた
野菜たっぷりの食べる野菜だれでいただきます。
メロンを甘くおいしく育てるために摘果されたメロンの赤ちゃん
とうがらしやにんにく、しょうが等で和えて
実をそぎ切り、手作りのコチュジャンと合わせて
「梅コチュジャン」に。
ししとうはちりめんじゃこと炒め、庭でとれた生唐辛子をを加えて
今月のデザートは、
きび砂糖で作った手作りのブルーベリージャムをヨーグルトに添えて。
シンプルだけれど、のど越しの良いさっぱりとしたデザートです。
毎年恒例のサムゲタン料理教室。
生徒さん達が、夏バテしないよう体を癒してくれるメニューです。
教室では、鶏1羽で作りますが、
骨付きもも肉などでも美味しく作ることが出来ます。
また、高麗にんじんやなつめが手に入らなくても、
体を温める作用がある鶏肉ににんにくと酒、もち米を加え、
ゆっくりと煮て、
香味野菜をたっぷりと添えれば、
とても美味しいサムゲタン風の鶏スープになります。
体を温める優しい味わいのスープで、
夏の疲れを癒してくださいね。