オーストラリアのゲームデベロッパAuranがChinaJoy 2007に引き続き柧━博`ムショウ 2007にも出展していた(以下,Fury)。本作は,PvPに特化したオンラインRPGで,10月にはオーストラリア,ヨーロッパ,アメリカで正式サービスの開始が予定されている。ChinaJoyと柧━博`ムショウに出展されているので,ドラクエ10 RMT,当然アジアでの展開を積極的に考えているのだろう。だが同じアジアといっても中国や韓国で人気があるPvPが,日本で同じように人気を集めるとはいえないのが実情だ。 そんな日本マーケットを,果たしてAuranはどうとらえているのだろうか。そもそも日本でサービスを始める予定はあるのだろうか。PvPがメインのオンラインゲームは,プレイヤー数が少ないと,面白みがなくなってしまうだけに,日本人のゲーマーとして気になることを,AuranのDirector兼CFOであるGraham Edelsten(グラハム?エデルスタン)氏に聞いてみた。 : 早速ですが,ChinaJoy 2007にも出展したことを考えると,アジアへの進出を本格的に考えていると思っていいんですよね。 エデルスタン氏: 来月,オセアニア,ヨーロッパ,アメリカで正式サービスを開始します。そして,その後韓国と中国でもサービスを行う予定です。もちろん,日本も視野に入れていますよ。 ただし,アジアでは現地のパブリッシャと話し合い,そのマーケットに合った仕様にカスタマイズを行うつもりです。 : それはちょっと意外でした。各国の事情に合ったカスタマイズを行った場合,ゲームとしてのバージョン管理はどのように行うのでしょうか。 エデルスタン氏: 来月サービスを開始するオセアニア,ヨーロッパ,アメリカ版は,我々が直接管理をするのですが,アジアに関しては,その国のパブリッシャにまかせることになります。 : ということは,例えば,日本でサービスを開始するとしたら,日本サーバーができるということですね。 エデルスタン氏: ええ,そうなりますね。日本を始め韓国,DQ10 RMT,中国には,オンラインゲームの運営ノウハウを持ったパブリッシャがかなりあります。ですからその地域のマーケット事情を良く知った会社におまかせしたほうが,プレイヤーが楽しめるものになると思います。 : PvPがメインのゲームは,人が多ければ多いほど楽しめると思いますが,Furyの場合はどれくらいの人数が必要だと思いますか
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