5月、皐月(さつき)は、新緑が眩しい季節ですね。

 

田園は活気に満ち、稲の苗が一面に広がります。

5月は、日本の農業にとって重要な時期であり、「早苗(稲の苗のこと)を植える月」という意味で「早苗月(さなえつき)」とも呼ばれており、時が流れ、「さなえつき」が短縮され、「さつき」となったそうです。

 

ところで、「皐」という漢字には、「神に捧げる稲」という意味が込められています。

古来より、稲は日本人の生活に密接に関わり、神聖なものとされてきました。

また、皐月は多くの祭りや行事が行われる月でもあります。端午の節句はその一つで、家族の健康と子供たちの成長を祝う日です。鯉のぼりが様々な場所で空を泳いでいましたよね。

これらの風習は、日本の文化と伝統を今に伝える大切な要素です。

 

皐月の終わりに、新しい季節へと移り変わるこの時期に、皐月の深い意味に思いをはせると、生活に豊かな彩りを加えてくれるかもしれませんね。