水耕栽培とは、土を使わずに水と液体肥料だけで植物を育てる方法です。

(定義上「液体肥料」という単語が出てきますが、水だけで育てる場合もあります)

 

水耕栽培には様々なメリットがあります。

 

①  土を使わないので、害虫や病気のリスクが低く、農薬を使わずに栽培できる。

②  室内で小さなスペースで栽培できる。

③  天候や気候に左右されずに育てられる。

④  土耕栽培に比べて成長のスピードが早く、収穫までの期間が短い。

⑤  野菜の質が安定し、なおかつ無農薬で提供できる。

⑥  水の使用量が少なく、水資源を節約できる。

などなど。

 

逆にデメリットは、以下のようなものが挙げられます。

 

①  施設・装置・培養液・管理などに費用が掛かる。

②  根菜類などの野菜は栽培が難しい。

③  水質や液体肥料のpHのバランスを適切に保つ必要がある。

などです。

 

水耕栽培は、土を使わないことで様々な利点がある一方で、初期投資や管理費などのコスト、栽培できる野菜の種類に制限があるという欠点もあります。

水耕栽培には専用のキットや容器が必要と言われますが、趣味の範囲でやる分にはペットボトルやコップなどでも代用可能です。

例えば小ねぎをコップに生けて育てたり、食べ終わった豆苗の根元を、水を張ったトレーに置いて育てたりするのも立派な水耕栽培ですよ。

 

(イメージ)

自分の目的や条件に合わせて、水耕栽培を始めるかどうかを検討してみてください。

 

水耕栽培に向いている野菜は、主に葉物野菜やハーブ類です。

レタス・水菜・ルッコラなどの葉物野菜や、バジル・イタリアンパセリ・ミントなどのハーブ類がおすすめです。

これらの野菜は生命力が強いため、水耕栽培に限らず育てやすいんです。

また、ミニトマトなどの果実も水耕栽培で育てられます。果実は養分を効率よく吸収でき、土耕栽培よりも収穫量が増える場合があるそうです🍅🍅

 

水耕栽培は、設置場所・水替え・根腐れ防止などの管理が重要です。

設置場所は直射日光が当たらない方が好ましいです。

水替えは毎日か隔日に行います。

水位を根の下3分の1程度に保ち、根腐れに注意してください。

 

もっと詳しく知りたい方は、キーストーンテクノロジーのサイトやLED菜園ドットコムを参考にしてみてください。

水耕栽培で美味しい野菜を育ててみましょう!

LED菜園指南