久々にデザイン雑誌を読んでいて、佐藤可士和さんの記事が良かった。
デザインのバリエーションを作ることが、今の時代プログラミングで可能になりつつあり、人工知能が進化すると「人間が良いと感じるデザイン」をパターン化し自動的に形にすることも簡単にできるようになると…。(デザイン業界の販促物のデザインなどは特にそうなっていくと思う…)
写真の分野でもInstagramの出現で素人でも簡単に良い写真が撮影・加工出来たり急激な変化が起こっていると…。
その中で変わっていないのが「何かを伝えたい人間の欲求」
変化しているのは手段や方法だけで、人々の欲求や行為は昔から変わっていないと。
これをデザインに置き換えると「何かしらの考えや概念を取り扱えるものにして、多くの人たちの間で共有できるようにするということ」が昔から変わらないデザインの役割だと!
シンボルマークやグラフィック、プロダクトなどの有形のものに限らず、概念自体を設計することもデザインだと。
コミュニケーションの精度を上げ、効率化することがデザインの本質であり、いつの時代においても重要だと。(今のデザイナーはここが困難な人が多すぎる…)
デザインの本質的な役割を考えておかなければ、デザイナーは近いうちにマシンのような存在になってしまうと。(すでにそうなっている人が多い…)
すごい本質を突いていると思いました。
なかなかそのような本質の仕事で財を成していくことは、デザイン制作の仕事では困難だが、何とか会社の縦社会を確立し、オペレーションデザイン(マシン化)から脱却したデザイナーは、可士和さんが言う本質を追求するデザインができるような体制を作っていきたいものです!