今月2回、サラリーマン営業時代の先輩方と飲みに行きました。
27年前18歳で入社した印刷会社「トータルプリンティング博多」…今は廃業してて存在しませんが。。
入社直後に2年間所属した生産管理部!
その時に培ったものが今のリディアミックスの制作管理に活かされています。
各デザインスタッフのスケジュール管理、納期管理、外注先への発注管理、ほとんどがその時代にやっていたことを実践しています。
1年の約束ということで営業として入社した私が生産管理部に移動になり、その後いろんなことを教えていただいた生産管理部の上司が約束を過ぎた2年後に、部署の充実より私の人生を優先してくれて会社へ営業部へ戻すことを頼んでいただいたことが、今振り返ると自分にはその時代の最大級の感謝する出来事だったことは間違いない事実です。
上司本人はそんな感動話ではなく、自分がその時の仕事に嫌気がさしていたということでしたが(笑)
でも、そんな笑い話で盛り上がれる飲み会が最高でした。
その後所属した営業部!
自分の時間が全くない中で、我慢して懸命に働いた忍耐力と数多くお客様を怒らせそれを回避する度に培った謝罪力。お客様や上司に怒られないよう要所でご機嫌伺いをするなど行動した気遣い力。
…あんまり大したことではなく、自身の愚かさが招いたことだらけでしたがその辺りが鍛われたかなと。
そんな日常から人に嫌われないよう、怒られないように行動するという自分が出来上がってきて、今ではもともとの性格からさらに小心者になってしまい、実は気が短く腹の中では「くそ~」と思っていても、笑って話せる自分に日々苦しんでます。しかし、裏を返すと人にどうしたら喜んでもらえることにも気づきやすい自分も出来あがっているような気がしてます…ホントかな。
入社当時、本当に能力のある先輩方が多かったなぁ…と心底思います。
その当時の管轄デザインプロダクション「クリエイティブフロム」はとても優れていて、とても熱く、少し頑固で、少し変(笑)な方々で構成されていて、とても格好よく見えました。
その方たちの手本があって、今のデザイン会社運営があるといっても過言ではないです。
他社がまだ着手できていなかったIT化も平成元年には着手しはじめていたとうことも後になって聞いて、本当に可能性があった会社だったんだなと思います。
しかし、大正15年創業という老舗家内企業と荷札印刷で昭和初期から中期にかけ全国的に名を馳せたというプライド、極まりないどんぶり勘定、幹部間のコミュニケーション不足や勉強不足と保守的思考などなど…あらゆる理由で能力のある先輩方が離職し、そうでない人たちが幅をきかせたり元々能力がある先輩も実力以上の役職に就き慢心になり、日に日にどん底へ落ちて行ってしまいました。
今、私の経営はまさにその時代の反面教師で実践していますが、良き経験も山のように積ませてもらったし、活躍されている先輩方のアドバイスも今に活かしていきながら、今の時代の勇者たちの考え(今の若い経営者はとても頭がいいんです!)を取り入れ、これまで培ってきたすべてを活かしながら残りの人生会社もスタッフも自分自身も成長していきたいと思います!
そんな気付きを改めていただいた先輩方に心から感謝します!