クリスマス寒波だそうだ。久しぶりにこの言葉を聞いた。温暖化が叫ばれて久しいが、やはり福岡の冬はそれなりに寒い。
色々とイベントが続く年末だが、毎年その実感が欠けてゆく。子供もたちも成長して家族揃ってのイベントが少なくなってきたからだろう、と思う。
今夜はクリスマスイヴの１日前だけど、Queenの曲を家族と聴いていた。やはりQueenは奇跡のバンドだったのだなあ、改めて思った。普段、邦楽ばかり聞く次男が真剣に聞き入って、ギターでコピーのまねごとまでするバンドである。やはり日本人の琴線に触れるバンドなのだろう。
中には前衛的な曲もあるのだけど、ほとんどの曲は今の洋楽が忘れて久しいメロディへのこだわりがある。それは決して色褪せることはない。彼らの２枚目のアルバムのなかに『ファーザー・トゥ・サン』という曲がある。父から子へ、そして未来へ。
聖夜の雪空を貫いてメロディは世界へ響きわたる。
現代の荒野の果てに暖かいメロディが届かんことを切に願う。