先週に引き続いて天神にお買い物である。薄曇りの街は、もったりとした湿気はあるものの、気温も上がらず過ごしやすい。妻君と僕は天神の南エリアを中古パソコンショップや大型家電店を冷やかして歩いた。
歩いている人々は色とりどりのマスクをしていて、当然ながらまだ流行り病は、そこかしこ、僕らのくるぶしあたりに、たゆたっているような気がして気が抜けないなぁ、と言う気がした。なんかチャッキー的な何かが油断してるとスルスルと這い上ってきて、ブスリ、みたいな感じ。
それでも僕ら三人は、フラフラと歩きまわり、お子（上）が所望していたブツを買い求めて、定食屋で昼餉を食して帰ってきた。僕はハイボールを２杯飲んだ。昼間っから。窓から見える隣のビルが雲間の薄日に照らされて妙に白とびしていた。その反射した光が梅雨はまだ続くぞ、と言っているような気がした。
帰還して昼寝から起きたら、帝都では、また胡散臭い女帝が再戦したようだった。日本の暗雲はまだ腫れそうも無いけど、日々はそれなり進んでゆく。僕は夏を待ちわびる。熱い陽を受けて闘う日々を待つ。