レさんのブログ改めジャンク・エッセイ

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活字中毒の方、ヒマ潰してみませんか?

 ついさっきまで、つれあいと岡山天音くんが出ていた、朝イチを観ていた。

 大方の人が感じると思うのだけれど、岡山天音くんというのは、なんとも言えない役者で、なぜか気になってしまっているのだ。

 

 彼を初めて観たのは、確か深夜ドラマ『バイプレイヤーズ』で、前田敦子さん(と、書くよりドルヲ的にはあっちゃんと書きたいが)に振り回される後輩役をやっていて、あの風貌から醸し出されるなんとも言えない雰囲気になんか不思議な俳優さんだなあ、と思っていたら、その後もあちこちで見かけるようになった。ここ最近だと大河『べらぼう』での恋川春町役なんかすごく良かった。もう天音ワールド全開で出てくるたびにワクワクした。飄々しているのに熱く才に溢れていて、世間に対して斜に構えていて、ちょっと変だけど粋で。あの役は天音くん以外考えられない、と思って観ていた。『ひらやすみ』も観なければ、と思いつつ観れなかった。確か1回か2回は観ていて、パツキンの天音くんを観て「おおー」と思ったミュージシャン役なんかも観て観たいなあ、と思った。

 

 多分、プライベートでも恋川春町ほどで無いけれど個性的なハズで、かといって変にエキセントリックではなくて、普通にイマドキって感じもあって。なんでここまで惹かれるのかと、考えたのだけど、ちょっと自分に似ている部分があるからだろう、と思った。恐れ多いけど。天音くんは絵を描くのが好きだったというエピソードがあったけど、僕は本というか文字を読むのが以上に好きで、マーガリンやジャムの成分表示なんかを朝メシそっちのけで読んでいて怒られたり、授業中にハナウタを歌っていて、廊下に立たされたり、なんてことがあった。何かをやりたい、と思ったらしのごの言わずやってしまうところが似ているのだろうか。

 

 岡山天音くんの演技を観ることは、ある意味奇妙な精神安定剤を適宜摂取する、みたいなものである。ということにしておこう。それ以外の言葉が見つからないので。

 休みに入っても朝寝坊はできないで目が覚めます。最近入手したガーミンを就寝時にも着用しているのだけど、睡眠の質がすこぶる悪いらしい。解説によると就寝前のアルコールが原因らしいのだけど、いつ飲み止めればいいのだろうか。それに、5時間以上寝ると腰が痛くなってくるから、やれ8時間寝ろ、9時間寝ろ(おいおい)と言われてもなんだかなあ。

 

 そんなこんなで6時半くらいに目が覚めてウダウダやってたけど、猫も来たし、起きることにする。カーテンを開けると結露した窓ごしに冬らしい曇天を裂いて、橙色の朝日が見えた。あー今日も曇り時々晴れね。昨夜放置した洗濯に手をつけることにする。

 拙宅の最近の洗濯事情といえば、子ども二人が休みに入って昼夜逆転状態なため、入浴時間がバラバラ。故に不定期洗濯物が増加する傾向がある。今朝は多かった。やれやれ。下着は下着だけ、着衣は着衣だけをネットに詰め込んで洗濯機に投入、まあこれは楽だね。スイッチポンで。

 

 

 待っている間にテレビでも、とリモコンポチ。NHKで羽田空港の舞台裏を100台のカメラで追っかける、つーのをやっている。

羽田空港か。最近とんとご無沙汰である。空の交通網を管理するためには、当然ながら膨大な人々が日々懸命に働いておられて、多謝アンド多謝アンド感心しきりで、ひとりびとりは小さいけれど、一つになればごらん無敵だ。いやはやすごい。

 

 僕は羽田空港へは往路も復路もモノレールを使うことに決めている。操業していない無機質な倉庫の群れというところは、当たり前だけど非人間的で、そこに生々しい潮の匂いが漂う。このミスマッチ感がなんとも良い。倉庫だか工場の裏には小さな鳥居や打ち捨てられたような公園もあったりして。当然動いてる人かげは無い。フジツボや海藻がこびり付いた石ころが積まれた海岸には、暗い波がちゃぷちゃぷ繰り返し打ちつけている。モノレール浜松町駅から羽田空港第2ターミナル駅の間には、そんな異界が広がっていて、そこを車窓から見るのがなんとも好きなのである。

 

 さて、そこもとは洗濯物を干します。では。

 

 今年も師走ですね。貴兄の中には今の時期、夜毎街に繰り出している方も多いと思われる。

 僕も「忙しくてぇ、もーねー、寝るヒマも無かとですよー」とまではいかないが、そこそこに予定が入っており、まあそこそこに忙しい。先の金曜日などは2時に帰宅した。ドアを開けると家の照明はすでに消え、家の照明は出迎えたのはつれあいではなく、ネットゲームに興じる子どもの声であった。まあ、やれん。

 

 で、その忘年会だが、30代の頃、何をとち狂ったのか変な忘年会をやっていたことがある。

 そこは年配者が過半数を占めるという職場だったので、事業所忘年会を1回やってしまうと、もうその後は無い。まさか当年とって七十ン歳の方々を盛場に連れて行くわけにも行くまい。とはいえ、2回ほどは誘ったし、向こうさんの誘いにも乗った。

 カウンターに並んで座る。ビールを注ぎ合う。乾杯。今年あったヨシナシ事を話す。間が空く。ビールを注ぎ合う。ね、これじゃ酔うに酔えない。大体が当時三十路に入ったばかりのヲタに、そんな高度なスキルなぞあろうものか。故に、早々にそんなことはなくなった。

 

 でも飲みたい。忘年会がやりたい。そこでヤケクソでやったのが一人忘年会。

 まず、店を予約する。ひとりでも、だ。もちろんコースなぞ頼めないから、席だけキープするだけである。それから、テーマを決める。例えば「今年聴いた音楽に感謝する会」だとしたら、数枚のCDとディスクマンを店に持ち込み、ひとり音楽を聴きながら、ああ、これは桜咲く4月に聴いたアルバムだったなあ、とか、聞くのは良いんだけどヘッドフォンで耳が蒸れて痒いんだよ、夏とかブツブツ言いながら、「あのーシマチョウ一人前とカルビも一で、それと飲み放題の酎ハイライムね」とかやるわけだ。

 つい先に焼き鳥屋で一人でスマートフォンを観ながら飲み食いする兄ちゃんを見たが、俺の方が先人だぜ。

 「今年買ったフィギュアに感謝」だったら、2体ぐらいの小さめのフィギュアをパッケージに収めて持ち込み、愛でながらやる。後はガラケーで他のフィユアの写真を観ながら「これは買ってよかった!アタリだったね。んんん」とやったあと「鶏皮と豚バラ三本づつ、あとエノキバラと豚足ね」とやるわけだ。まあ、やれん。

 とはいえこれはこれで楽しかったので、2、3年は続けていたと思う。

 

 ようは、自分の世界に浸りつつ、家ではなく店舗という空間で酒を飲みたかったのだ。周りから何と言われようと。当時は口が裂けても周りに、このことは話さなかったが今なら割と平気にやれそうな気がする。ヲタには少しだけ暮らしやすい世の中になったからね。

 今でも都会の片隅で一人忘年会をやっている貴兄がおるかも知れんな、とホリゾンタルグレイの夜空見ながら思った、2025年冬師走。