やっと冬休みも終わり、学校も今日から通常授業に戻りました。給食が始まるので、やっとご飯の支度に終われなくてすみます(笑)
蒼も今日は新学期初めてのピヨピヨの日。速攻で掃除洗濯を終わらせ今一息ついて書いてます。
でも、後30分もすればお迎えに行かなければいけないのですがたぶん途中でいったん切れることになると思います。
続きは帰ってからということで(笑)
昨日の朝あることがありました。
風は学校に行くのに、近所の子達と集まって一緒に登校しています。集合時間は7時55分。
いつもバタバタして出て行きます。昨日もそうでした。
48分なのにまだ歯も磨いてない。「急ぎなさい!」とせかし、歯磨き終わって50分。
急いでジャンパーを着せ、ランドセルを背負わし、手袋を渡す。部屋から出ずにその場で手袋をしようとする風に
「玄関に行きながら手袋しなさい。52分だよ・・・」と言っても風は動こうとしない。
隣の部屋から「ほら!急げ時間がないぞ」と旦那の声。
「ほら、早く行きなさい」と私が言うと風はポロポロと涙を流しはじめました。
ビックリする私。「どしたと?学校行きたくないの?」と聞いても、風はただポロポロと涙を流すばかり。
そこにタイミングよく?忘れ物を取りに帰ってきた一帆。
一帆に「風は遅れるから先に行って下さい」と友達に伝言を頼む。
この際、学校に遅れてもいいからと風を呼び訳を聞くことに。
「学校に行きたくないの?」と聞くと、違うと首をふる。
「じゃあ、何で?」と聞いても泣くばかりで上手く言葉にならない風。
その時に旦那が「・・・一つ思い当たることがある・・・」と。
「思い出したんやろ?あの頃の事を・・・。これはお母さん(私)にはわからんことやからな・・・」と旦那。
あの頃のこと・・・蒼が入院していた2年間。
前にも書いた事がありますが、蒼が入院していた最初の1年間はまだ風は幼稚園に入ってなかったので旦那の仕事先に一緒に連れて行くか、病院のプレールームで朝からずっといるかのどちらかでした。
どちらにしても朝は早い訳ですから、寝ている風を無理に起こして連れて行く事になります。
私が「早く、早く・・・」とせかすものだから、風はついついあの頃の事を思い出してしまったようです。(トラウマですね。)
確かに私はずっと病院で蒼と一緒だった為、旦那・一帆・風の3人だけの2年間を知りません。
仕事と家庭と私達(蒼と私)のことに追われていた旦那。
風の世話を任されていた1年生の一帆。
そしてまだ4歳の風。
4歳と言えばちょうど今の蒼の年齢と一緒です。
・・・すいません、お迎えの時間が来てしまいました。いったん中断します。続きは帰ってから。行って来ます。
ただいまです。やっと帰ってこれました(笑)では、続きを。
そう、今の蒼を見ているとあの頃の風が不憫で・・・。4歳といえばまだまだ母親に甘えていたい時期、その時期にいてやれなかった私。
一帆の場合は風が産まれる4年間、どっぷりと親の愛情独り占めの期間があり蒼の場合は病院ではあったけど私を独り占めできた期間があり。そういう意味では風には、ほんとに可愛そうな思いをさせてしまったと改めて思いました。
あの2年間は私自身余裕なんてなく蒼のことで精一杯。どんなに風が寂しい思いをしていたのかわかっていたつもりでも、今回のことがあるまで本当にはわかってあげてなかったのかな・・・と感じました。
風の妙に聞き分けのいいとこは、間違いなくあの頃の癖だと思うから。おりこうにしてなきゃ・・・という。
そうなると、じゃあ一帆はどうなんだろう?と考えました。
あの子から、あの子の2年間の思いを聞いた事もなく、グチも聞いた事がありません。
ただ覚えているのは、私が病院に戻る時に風がグズリそうになった時は一帆が「大丈夫だから、お母さんは病院に行っていいよ・・」と言ってくれ、風に本を読んでくれたり、寝かしつけてくれたりしてくれた事。
私を助けてくれてた一帆の姿ばかりなのです。
一帆のあの頃のことを今度ゆっくり聞いてみたいと思いました。一帆にも寂しい思いをさせてしまったのは間違いないですから。
そうやって色々考えていると自己嫌悪におちいります。もっとちゃんと子供の姿を見ていかないといけないって。
風には、どんなことがあってもお父さんもお母さんも何処にもいかないから・・と少しでもあの頃持ってしまったトラウマをなくしてやらないと・・・。
大胆そうに見えて実はとても繊細な風。精神的に安定させてやらないといけないですね。
もっとしっかりしないと!!
蒼の異常に気がついたのが4年前のちょうど今頃です。
22、23日でこども病院に検査入院をして、23日にはQ大に転院、31日に手術。
全てはあの日から始まりました。
でも、今はこうやって笑って家族みんなで過ごせる日々になり。あの2年間の日々も思い出になり。
こうやって普通に過ごせることに慣れ、それがあたり前になってきてしまったのかもしれないです。
あたり前に過ごせる日々のありがたみを忘れちゃダメですね。
それがどんなに幸せなことなのか今しっかり思い出さないといけないのかも。
今回のことでそれを風が思い出させてくれたのかもしれないです。
日々、感謝!!