今日、4月4日。
一年前のちょうど今頃・・・電話がかかってきて「YOUさんのお宅ですか?私、○●銀行の●●と申します。ご主人が倒れられ救急車で搬送されています。病院はまだどこになるかはわかりませんが、わかり次第またこちらからご連絡差し上げますので・・・」と連絡が入る。
一瞬「・・・・?」「・・・エ~!!」
その頃、当然春休みで子供たちもみな家にいて「そろそろお昼ごはんにしようか?何にする?」
「そうめんがいい!」と子供たち「え~、またそうめん・・・」と文句いいながら、茹でる為のお湯を沸かしていたとこでした。
数分後、また連絡が入り「久留米の●●病院に搬送されたそうです。これからこれますか?・・・」「はい。今からすぐに向かいます。」と返事をし準備を始めるが、正直言って久留米にあまり行った事のない、土地感のない私にとって、久留米へのアクセス、病院の場所など全然わからない。急ぎ、まりなちゃんに電話をし色々と教えてもらう事に。
とりあえず、JRで行くのが早そう・・・と言うか、西鉄で行くには、天神まで出ないといけないのでJRで行く事に。(西鉄もあまり乗ったことがないので)
その間も、まりなちゃんが色々と調べてくれて携帯で見れるように情報を送り続けてくれた。
まりなちゃんには、ホント感謝です地元じゃないので、こうなった時にわからないんですよ。だから、まりなちゃんの存在がとてもありがたかった。私の方が年上なんだけど、頼りになる姉御だよ
まりなちゃんは
JRに乗ってる時に、病院から連絡が入る。ホントは電源切っておかないといけないんですが、この時はいつ病院から連絡が入るかわからなかったのでONにしてました。ごめんなさいです。
主治医からでした。内容は「、脳内出血で、痙攣をおこして倒れ救急車で意識不明の状態で運びこまれたとの事。病院に来られますか?」との問いに、「今JRで向かっている最中です。何時頃の到着予定になると思います。」「では、詳しい内容は来られた時に・・・」で電話を切りました。
脳内出血。まさか・・・。最初に連絡をもらったときには、正直、疲労でと思ってました。
去年の2月やっと蒼が退院して、ヤレヤレだね。やっと、普通の生活を送る事ができるねと話していた矢先。
子供たちも頑張ってくれたし、我々もエネルギーを補給しに沖縄に旅行に行こう!と、飛行機のチケットも、ホテルの予約もOK。後はその日を楽しみにしていたところだったんです。
それが、まさかの脳内出血だったなんて・・・。久留米に行くのに、途中で乗り換えをしなければいけない汽車に乗った為、一旦降りて、次の汽車が来るのを待ってる時間。子供たちもまだ事の重大さもわからずに
ちょっとした旅行気分で遊んでました。
蒼もまだ退院して、2ヶ月くらい。まだまだ人込みに連れて行くのは怖い時期でマスクをしっかり着用。
この日はとてもお天気のいい日でポカポカ陽気だったのを、覚えています。
久留米駅にやっと到着すると、タクシーに乗って一路病院へ。
病院に着くと、連絡していていただいた銀行の方が待っていてくれて、私達が到着するまで色々と対応していただいていたみたいです。ほんとにありがとうございました。
病室、このときはまだ、救急センターの方だったんですが、部屋に入るとすでに旦那の意識がもどっていて会話できる状態でした。
先生から説明を聞く。
とりあえず、出血した場所が良かったこと、量も500円大の大きさで少量だった事。
倒れたときの状況を繰り返し話しても、これだけはさすがに記憶にはない状況である事。
でも意識が回復し、言語・身体の麻痺等の問題は今のところはみられない事。
とりあえず安心しました。でも、まだどういった後遺症が出るかはわからない状態だったので油断はできませんでしたが。旦那はその日のうちにICUに移動。
それから私は毎日、久留米通い。車で行ってたんですが、最初に車で行った時。
迷いに迷って、泣きそうになりました。そう、私は方向オンチなのです。
風と蒼を乗せて行ったんですが、無事に着けたのがウソのようで久留米に着いて2時間くらい迷いまくりましたから(笑)2回目からは、迷わずに行けるようになりました。
でも、さすがに往復約2時間の毎日は大変で・・・
その間に蒼の外来があったのでQ大に行った時に、何気に愛ちゃんに相談。
「実は4日に旦那が脳内出血で倒れ、久留米の●●病院入院中なんですけど、毎日通うには大変で・・・
出来る事なら、こちらに転院できないもんでしょうか?・・・」と。
愛ちゃん曰く。(旦那が倒れた話はかなりビックリしていた)
「そうね。それは大変ね。近いほうが何かといいですよね。転院はできますよ。まず、あちらの先生に転院の相談をしてみて下さい。それで、何か問題が起こったらすぐに私に連絡下さいね♪」
やった!と思い、蒼の外来が終わったその後旦那の病院へ。早速旦那と相談。旦那もOK。
Q大の脳外科は蒼もお世話になってるので、かって知ったる・・・(笑)先生にも、相談。
先生からもOKをもらい、Q大に連絡してもらう事に。
先生からQ大転院の話を聞く「Q大の脳外科に電話したら、あっ、蒼ちゃんのお父さんですね」と話がスムーズにはこんだそうだ。おまけに主治医は蒼の手術を執刀してくれた先生。この先生は蒼が小児科に転科した後も色々と蒼のことを心配してくれた先生。心強い!
後で聞いた話、愛ちゃんの同期が脳外科にいるそうだ。おそらく前もって愛ちゃんが連絡してくれていたようで、ありがたや・・・。
久留米の病院では手術の話になっていたのですがQ大で検査をした結果、出血の原因もわからず、後遺症も出てない為、手術をして逆に後遺症が出てしまう方が怖い為しない方向でいく事に。
ここで、一つおもしろいエピソード。
Q大に転院して間もなく、小児科で知り合ったお母さん達がお見舞いに来てくれる。ありがとうございました。
散歩をしてもいい状態になった時に、小児科に遊びに行く事に。その時、旦那の腕には点滴のためのルートが入っていて、逆血しまくってました。看護士に言うと「散歩から帰ってからフラッシュしましょう。」
で、小児科に行くと知り合いのママ達・子供たち・看護士・先生達が旦那を見てビックリ。
「大丈夫ですか?」と心配して寄ってきてくれる。そして、逆血したルートを見て先生が「逆血してますよ」と言うので、「いや、実は・・・」と話すと、「ヘパ生、作ってきますね」と先生が処置室に走り、「ここでした事がばれたらよくないかな・・・」と言いながらフラッシュしてくれました。
小児科は何かと処置が早い。逆血したまま放っておくと固まってしまうから、小児科だとすぐにフラッシュしてくれるんですよね。
と、1年前のあの頃を思いだしていたらとてつもなく長~くなってしまいました。
とりあえず、今のところ問題なく順調にいってくれてます。ほんとにありがたいことです。
旦那には、まだまだ元気でいてもらわないとこの先、色んな事がいっぱい待っていることでしょうから
家族の誰一人かけてほしくないです。家族みんなでいる幸せをもう二度と手放したくありません。
旦那、これからも身体に気をつけて
実は、今日の旦那の仕事のルート・・・去年倒れたルートと同じなんですよ。
倒れた時は、色んな偶然が重なってました。倒れるのが、後30分前後だったら高速走ってたそうですから。
そんな偶然に守られた命。「この世に偶然なんてなく、あるのは必然のみ・・・」という台詞をあるマンガで読んだ事があります。旦那の事もあって、そうかもしれないな・・・とこの台詞をフト想い出しました。
みんな、何かに守られてるんですよね