先日、子供たちと秋葉原に。
暇な父は、1人タワーレコードでCDを物色していたら、アッと思って即購入。
大好きな5番に、これまた好きな3番の組み合わせというCDだし。
数年前、仕事でフィンランドに行った時、時間が空いたらコンサートに・・と思い、事前に調べて、うろうろした地域で聞けそうだったのが、Tampere Filharmoniaというどう発音するのかわからないオケと、これまたどう読むのかわからない名前のこの方の組み合わせでした。
あの時はGoogleで調べてもあまり情報がなく、どんな演奏をなさる方かわからず。
現地に行くと、わりとあちこちでこの方が髪を振り乱して指揮しているポスターを見かけ、「人気なのかな?でも、かなり若いな。・・・やっぱりいいか」と思ってしまい、さらに出張特有の気疲れも手伝って、面倒で夜はホテルに閉じこもっておりました。
ああ、もったいない。
がっちりした速めのシベリウス。
しかし、これが意外によい。
ゆったりと演奏するところと煽る場所のメリハリのよさ。
力強く弦や金管を鳴らすけれどもうるさくないし、ほどほどにアクセントをつけるので大味にならない。
煽る時に速度をあげないし、レガートでなくテヌートを使うのでシベリウスらしさは消えない。
楽器同士のバランスの面白さ。
本当に個性的です。
しまった、聞きに行くべきだった・・・・
調べてみると、タンペレ・フィルの首席指揮者、ロウヴァリさんの前はハンヌ・リントゥさんだったようです。
なんと!
リントゥさんは数年前に来日して、シベリウス・チクルスをなさいました。
少し野性的なシベリウスという、これも変化球でしたが、素晴らしい演奏でした。
ハンヌ・リントウさんとサントゥ=マティアス・ロウヴァリさん。
ロウヴァリさんは、発音がわからなかったのですが、はい、覚えました。
また来日してくださるのを待ちます。
シベリウスとブルックナーをやってくれないかなあ。
Sibelius Symphony No3+5, Pohojola's daughter
Santtu-Matias Rouvali/Goethenbrug Symphony Orchestra
Alpha-Classics