「カメオ彫り」 | ルセルウェブがお届けする「お洒落なあかり」

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先週お届けしたガレ風テーブルランプです。

 

ガレ風といっても模造の廉価品ではありません。

骨董品でもありません。

今でも続いているガレ工房の正規品です。

 

 

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00K11CSIA

 

 

ガレ風シャンデリア | 照明器具販売ルセル (lecielweb.com)

 

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 花の様式と謳われたヨーロッパ19世紀末の芸術―アールヌーボー。

エミール・ガレ(1846-1904) はこの時代を代表するガラス工芸作家として位置づけられています。

ガレの生み出したガラスの製法や、植物や樹木、昆虫といった自然をモチーフとしたデザインは今日に受け継がれておりますが、彼の開発した技術は時の流れの中で徐々に失われて行きました。

 しかしルーマニアのBuzau地方だけはまだその伝統が生きているガラス工房が存在しており、「ガレ風」のガラスいわゆる優れたレプリカ品を生み出しています。

 3~4色のガラス生地を重ね、耐酸性のワックスなどで文様となる部分をマスキングした上でフッ化水素と硫酸の混合液に浸け表面のガラス層を腐食させる作業を繰り返す。これにより文様を彫り出していく「カメオ彫り」という手法を用いています。

 この「酸でガラスを腐食させる」という手法は、現代ではより一般的に用いられている「サンドブラスト(文様をマスキングしたうえで金剛砂を吹き付けてガラスを削る手法)」に比べてはるかに時間と手間がかかる製法ですが、これが本来のガレの手法であり、またこれでしか出せないナチュラルな仕上がりが得られます。藤文様のピンク、木蓮のブルーの部分はガラスの裏側から下地のアンバー色層を削り取ることでさらに複雑な淡い色合いを出しています。 これらのガラスは全て職人の手作りによるため、一つ一つのガラスは色合い・文様が微妙に異なります。

 GALLE COLLECTIONは、このルーマニア製のガレ風ガラスとスペイン製とイタリア製の真鍮フレームを組み合わせ日本仕様の配線を施した照明器具を、従来では考えられなかった価格で提案します。インテリアに華を添え、耽美な柔らかい光で空間を包み込むこの芸術作品の数々を、是非お楽しみください。