「こそあどの森の物語」シリーズの「あかりの木の魔法」です。
作者は岡田淳さんで、野間児童文芸賞や国際アンデルセン賞オナーリストを受賞している大人でも楽しめるすてきな本です。
あかりの木の魔法は、こどあどの森にやってきたドロボーが、森に住む人たちから、宝石をだまし取ろうと計画していましたが、あかりの木をみることによって、命のつながりを感じ盗んだ宝石をかえす物語です。
あかりの木は42年に一度、赤色に光るホタルと緑色に光るホタル、青色に光るホタルが、湖のほとりに立っている大きな木に集まってきていっしょに明るくなったり、暗くなったり、光のかたまりが、ふくれあがったりちぢんだりして、白く光っていきます。
そのうちに、点滅のスピードがずれていきながら、白い光が七色に変わりながら、あかりの木が幻想的に湖の水面に反射して、みんなを感動させます。
素敵なシャンデリアのあかりで読む本として最高ですよね。(-^□^-)