4月より、新しい職場に異動して、ほぼ3週間が過ぎた。
私も、日本のいろいろな施設で心臓手術を見てきたが、こちらの新しい施設での心臓手術をみてきて、ある意味感動している。
やはり、だてに年間500症例を超える開心術をこなしているわけではないと。
そこには、確かな心臓外科の技術があったのは間違いない。
素晴らしい指導者と、熱心な若者と。切磋琢磨し合える環境があるのだろう。
私が愛知に居た頃に目指していた、心臓外科の集約化のモデルであることは間違いない。
プラス、もう一つの要素があった。
それは、MEさん。
臨床工学技師さんたちである。
いたるところに、さまざまな工夫があり、患者の安全、手術の安定に貢献している。
ある意味では、これだけ、外科医の上手さと技師さんの技量の合わせ技で、麻酔科は何もしなくても手術が回っていくほどである。
繰り返すが、特にこの技師長の工夫は素晴らしい。
毎日が新しい発見の連続で、飽きが来ないほどである。
これほどのことを考え、そして臨床に反映している技師さんは全国どこをみて
おそらく居ないだろう。世界でも有数の優秀な技師さんであることは間違いない。
我々麻酔科医は、こうした優秀な人達のおかげで、楽な麻酔管理をさせてもらっているわけであるが、
これからは、その楽にあぐらをかくことなく、心臓麻酔の肝を押さえて、日々の研修に役立てて行きたいものである。
この歳になっても、感動をするほどの臨床レベルを保っている、この施設に改めて乾杯。
(いまや自分の施設になってしまったわけで、自画自賛というか自慢話に聞こえてしまうかもしれないが、客観的にみても素晴らしい施設であるということでご容赦いただければと思う次第である。)
心臓麻酔の指導者としての立ち位置を改めて考えなおし、身の引き締まる思いで、今後を過ごすことになりそうである。
この4月から職場を変わり、再び教育病院に勤めることにした。
理由は、心臓手術の集約化がある程度進んでいること。
そうした場所で、より多くの若い人に、技術知識をみにつけてもらおうと思っているからである。
やはり症例の少ないところでは学ぶにも限界がある。故に、学べる人数にも限界がある。
こちらの施設では、非常に多くの心臓手術が行われており、多くの学びの機会があることが魅力である。是非とも若い人には大いに利用してもらいたいと思っている。
ところで、就任早々に、心臓外科の依頼もあり、新しい弁置換術の方法を見学に行くことになった。
この方法は、これまでであれば、胸を開けて、心臓を止めて、血管を開いて弁を交換していたものを、体外から、カテーテルを血管内に通して、心臓に送り、場所を固定して弁を広げて機能させるという全く新しい方法である。
すでにヨーロッパではこの方法が非常に盛んになっている。
それもそのはず、侵襲が全く違うから、当たり前である。
侵襲がほとんどなく、それでいて、効果はこれまでの弁置換術と一緒であれば、誰しも
侵襲の少ない治療法を選ぶ。
見学に行ったのは、そのようは新しい方法が、日本でも本格的に導入されるため、私の新任の施設でも行われることになる前の準備として、先行して行われている都内某有名私立大学病院に見学に行くことになったのである。
確かに、非常にスムースに手軽に弁が挿入できる。
噂通りの素晴らしいデバイスである。
文明の進歩は素晴らしい。
しかし、またしても、これを手放しで喜ぶことはできない。
値段が高いことである。
デバイスの値段は460万円也。
それに手技料、入院費用ほかもろもろ加われば、
おそらく入院治療の総額医療費は600万円くらいになるだろう。
こんな治療をどんどん行うと、それは大変な財政負担になる。
しかも、この治療が必要になる対象は、ほとんどが、70歳を過ぎたお年寄りである。
お年寄りに医療をするなとは言わない。
しかし、保険医療で、ほとんど全額保険で、というのはどうだろうか。
無制限にこうした高額医療を施すほど、この国には、余裕はないはずだからである。
この治療に使われるお金を恵まれない子どもたちに回せないのだろうか。
つくづく、社会の矛盾を感じざるを得ない。
理由は、心臓手術の集約化がある程度進んでいること。
そうした場所で、より多くの若い人に、技術知識をみにつけてもらおうと思っているからである。
やはり症例の少ないところでは学ぶにも限界がある。故に、学べる人数にも限界がある。
こちらの施設では、非常に多くの心臓手術が行われており、多くの学びの機会があることが魅力である。是非とも若い人には大いに利用してもらいたいと思っている。
ところで、就任早々に、心臓外科の依頼もあり、新しい弁置換術の方法を見学に行くことになった。
この方法は、これまでであれば、胸を開けて、心臓を止めて、血管を開いて弁を交換していたものを、体外から、カテーテルを血管内に通して、心臓に送り、場所を固定して弁を広げて機能させるという全く新しい方法である。
すでにヨーロッパではこの方法が非常に盛んになっている。
それもそのはず、侵襲が全く違うから、当たり前である。
侵襲がほとんどなく、それでいて、効果はこれまでの弁置換術と一緒であれば、誰しも
侵襲の少ない治療法を選ぶ。
見学に行ったのは、そのようは新しい方法が、日本でも本格的に導入されるため、私の新任の施設でも行われることになる前の準備として、先行して行われている都内某有名私立大学病院に見学に行くことになったのである。
確かに、非常にスムースに手軽に弁が挿入できる。
噂通りの素晴らしいデバイスである。
文明の進歩は素晴らしい。
しかし、またしても、これを手放しで喜ぶことはできない。
値段が高いことである。
デバイスの値段は460万円也。
それに手技料、入院費用ほかもろもろ加われば、
おそらく入院治療の総額医療費は600万円くらいになるだろう。
こんな治療をどんどん行うと、それは大変な財政負担になる。
しかも、この治療が必要になる対象は、ほとんどが、70歳を過ぎたお年寄りである。
お年寄りに医療をするなとは言わない。
しかし、保険医療で、ほとんど全額保険で、というのはどうだろうか。
無制限にこうした高額医療を施すほど、この国には、余裕はないはずだからである。
この治療に使われるお金を恵まれない子どもたちに回せないのだろうか。
つくづく、社会の矛盾を感じざるを得ない。
先日、6年半勤めた職場を退職した。
単身赴任で、時間的にも精神的にも、体力的にも無駄が多かったのと、
やはり、規模の問題もあり、理想とするトレーニング環境が作りきれなかったというのが理由である。
ところで、その際に、名古屋で使っていた荷物を東京の自宅に送り返したのであるが、
ヤマト運輸を使って単身者用のサービスをウェブから予約しておいた。
そもそも、荷出しの日も、いつ来るのかと思って電話すると、忘れていたかのように、
すぐに来たが、荷降ろしの日は、午前中に指定をしておいたが、昼になってもまったく来ない。
これはいけないと思い、昼前から慌てて電話するが、コールセンターはなかなかつながらない。
つながったと思えば、折り返し、担当ドライバーから連絡させるとのことで、
30分たっても連絡がこない。
ようやく、催促の電話をしてから、連絡がきたのだが、
なんと、午前中の指定のはずが、オーダーが通っておらず、
希望なしとなっていたという。これから順繰りに配達するので午後4時すぎになると。
あかん。
その日は午後から予定をいれていたので、そのような時間に来られても困る。
そちらのミスでそうなったのだから、何としても14時までには持って来なさいと、
厳しく言って、なんとか手配をさせた。
ところが、である。
自宅に運ばれてきた荷物は、なんと私のモノではない!
他人のもの。
どうやら、伝票が入れ違って貼られていたらしいとのこと。
さらに、時間を経て、私の本当の荷物がどうなっているのか追跡させると、
なんと、静岡にあるとか。。
日を改めて配達させてもらえないか、という甘いことをいうので、
こちらも絶対に譲らず、なんとしても、今晩中に持って来いと。
やっと静岡から持ってきたのが夜の8時過ぎ。
私の荷物を運ばされた、下請けの業者さんにしてみれば、とんだとばっちりだったかもしれないが、まったくひどい話だった。
おかげで、荷物整理が一日予定狂ってしまった。
それに対して、もちろん、詫びのヒトコトだけ。
世の中緩くなったものだ。
なんだか、アメリカのゆるさを思い出す。
日本独特のきちんとした責任感というのが、この国の効率、社会の規律を支えていたように思うが、
これが、昨今、緩みに緩んでおり、アメリカと同じ程度に成り下がってしまっているような気がする。
我々、医療の業界では、そのような気の緩みは許されないが、
若者の気質は、確実に緩んで育てられているのかもしれない。
社会の緩みは、日本全国どこでも共通であろう。
管理者の立場としては、苦労の多い時代になったものだと思う。
単身赴任で、時間的にも精神的にも、体力的にも無駄が多かったのと、
やはり、規模の問題もあり、理想とするトレーニング環境が作りきれなかったというのが理由である。
ところで、その際に、名古屋で使っていた荷物を東京の自宅に送り返したのであるが、
ヤマト運輸を使って単身者用のサービスをウェブから予約しておいた。
そもそも、荷出しの日も、いつ来るのかと思って電話すると、忘れていたかのように、
すぐに来たが、荷降ろしの日は、午前中に指定をしておいたが、昼になってもまったく来ない。
これはいけないと思い、昼前から慌てて電話するが、コールセンターはなかなかつながらない。
つながったと思えば、折り返し、担当ドライバーから連絡させるとのことで、
30分たっても連絡がこない。
ようやく、催促の電話をしてから、連絡がきたのだが、
なんと、午前中の指定のはずが、オーダーが通っておらず、
希望なしとなっていたという。これから順繰りに配達するので午後4時すぎになると。
あかん。
その日は午後から予定をいれていたので、そのような時間に来られても困る。
そちらのミスでそうなったのだから、何としても14時までには持って来なさいと、
厳しく言って、なんとか手配をさせた。
ところが、である。
自宅に運ばれてきた荷物は、なんと私のモノではない!
他人のもの。
どうやら、伝票が入れ違って貼られていたらしいとのこと。
さらに、時間を経て、私の本当の荷物がどうなっているのか追跡させると、
なんと、静岡にあるとか。。
日を改めて配達させてもらえないか、という甘いことをいうので、
こちらも絶対に譲らず、なんとしても、今晩中に持って来いと。
やっと静岡から持ってきたのが夜の8時過ぎ。
私の荷物を運ばされた、下請けの業者さんにしてみれば、とんだとばっちりだったかもしれないが、まったくひどい話だった。
おかげで、荷物整理が一日予定狂ってしまった。
それに対して、もちろん、詫びのヒトコトだけ。
世の中緩くなったものだ。
なんだか、アメリカのゆるさを思い出す。
日本独特のきちんとした責任感というのが、この国の効率、社会の規律を支えていたように思うが、
これが、昨今、緩みに緩んでおり、アメリカと同じ程度に成り下がってしまっているような気がする。
我々、医療の業界では、そのような気の緩みは許されないが、
若者の気質は、確実に緩んで育てられているのかもしれない。
社会の緩みは、日本全国どこでも共通であろう。
管理者の立場としては、苦労の多い時代になったものだと思う。
今年の診療報酬改定は、すこし面白い。
というのは、基本認識として、
「医療サービスの機能強化と、同時に重点化・効率化に取り組み、2025(平成 37)年に向けて、
というのは、基本認識として、
「医療サービスの機能強化と、同時に重点化・効率化に取り組み、2025(平成 37)年に向けて、
医療提供体制の再構築、地域包括ケアシステムの構築を図ることとされている。具体的に
は、診療報酬改定、補助金の活用、医療法改正等により、急性期病床の位置付けを明確化し、医療資源の集中投入による機能強化を図る」
とあり、具体的には、夜間の緊急手術などに対する点数を大幅に上げるが、その条件として、
外科医は当直明けには、予定手術を執刀しないことが挙げられているそうである。
すなわち、勤務医の負担を軽減し、より多くの外科医を集めた施設でないと、それだけの割増点数を得られない、集約化への呼び水となっているわけである。
これを麻酔科にも適応すればよいのだが、これができている麻酔科はまだまだ少ないのかもしれない。
しかし、こうしたことがきっかけになり、どんどんと集約化が進んでいくことで、
今後の爆発的な医療需要の増加になんとか対応できるようになるのではないか。。。
これを薦めることは喫緊の課題でもあるだろう。
中医協、厚労省の方、今回の方針は非常によいです!
とあり、具体的には、夜間の緊急手術などに対する点数を大幅に上げるが、その条件として、
外科医は当直明けには、予定手術を執刀しないことが挙げられているそうである。
すなわち、勤務医の負担を軽減し、より多くの外科医を集めた施設でないと、それだけの割増点数を得られない、集約化への呼び水となっているわけである。
これを麻酔科にも適応すればよいのだが、これができている麻酔科はまだまだ少ないのかもしれない。
しかし、こうしたことがきっかけになり、どんどんと集約化が進んでいくことで、
今後の爆発的な医療需要の増加になんとか対応できるようになるのではないか。。。
これを薦めることは喫緊の課題でもあるだろう。
中医協、厚労省の方、今回の方針は非常によいです!
つい先日、素晴らしい知らせを聞いた。
私の大学時代からの先輩である市瀬史先生がついに、ハバード大学医学部の教授に昇進されたというのである。
彼は学生時代からスマートであり、アメリカに臨床留学した際にも、抜群のユーモアのセンスもあって、大変に評価が高かった。
トレーニング期間をハーバードの主力病院の一つであるMGHで過ごしたあと、一時日本に帰国したが、再び渡米して、これまで20年ちかくアメリカですごしたことになる。
そして、今回、晴れてハーバードの教授となられた。
日本人として数少ない教授である上に、麻酔科に関していえば、アメリカの麻 酔のメッカでもあるMGHでの教授ポジション。これはすごいとしか言い様がない。
これまでの地道な努力、研究業績、人柄が買われてのことであるが、
実に素晴らしい。
同じ日本人として誇りに思う。
私も市瀬先生の爪の垢でも煎じて、残された人生、少しでも人の役にたてればと思うこの頃である。
私の大学時代からの先輩である市瀬史先生がついに、ハバード大学医学部の教授に昇進されたというのである。
彼は学生時代からスマートであり、アメリカに臨床留学した際にも、抜群のユーモアのセンスもあって、大変に評価が高かった。
トレーニング期間をハーバードの主力病院の一つであるMGHで過ごしたあと、一時日本に帰国したが、再び渡米して、これまで20年ちかくアメリカですごしたことになる。
そして、今回、晴れてハーバードの教授となられた。
日本人として数少ない教授である上に、麻酔科に関していえば、アメリカの麻 酔のメッカでもあるMGHでの教授ポジション。これはすごいとしか言い様がない。
これまでの地道な努力、研究業績、人柄が買われてのことであるが、
実に素晴らしい。
同じ日本人として誇りに思う。
私も市瀬先生の爪の垢でも煎じて、残された人生、少しでも人の役にたてればと思うこの頃である。
本日、一応仕事初めということで、私は初の出勤。
しかし、部下は正月早々、本日も夜中から、解離2連発のオペをこなしていてくれた。
最近は安心して任せておける。
4月から数えてまだ、9ヶ月が経過しただけだが、早くも心臓外科の開心術の経験症例は一人あたり
100例を超えてきた。
それもそのはず、昨年度は、当院の心臓外科は250例を超える開心術をこなしているから。
さすがにそれだけの症例を経験すると、上達する。
もちろん、本人の努力、情熱の賜物であるが、やはり症例がないことには始まらない。
まったく心臓外科あっての麻酔科である。
感謝。感謝。
心臓外科症例 が、ちょこちょこあっても麻酔科のトレーニングにはまったくならない。
しかし、当院のようにある程度の症例数が集まっているところで、トレーニングすると、
伸びる人は非常に伸びる。
これは、これまで6年間、見てきての実感である。
今年は、今月から、新しい常勤医の若い先生を迎え、
一段とパワーアップする。
私も、新たな課題に向かって、若い人の役に立てるよう、
もう一息、頑張ろうと思っている。
年頭にあたり、思いを新たにしてみた。
しかし、部下は正月早々、本日も夜中から、解離2連発のオペをこなしていてくれた。
最近は安心して任せておける。
4月から数えてまだ、9ヶ月が経過しただけだが、早くも心臓外科の開心術の経験症例は一人あたり
100例を超えてきた。
それもそのはず、昨年度は、当院の心臓外科は250例を超える開心術をこなしているから。
さすがにそれだけの症例を経験すると、上達する。
もちろん、本人の努力、情熱の賜物であるが、やはり症例がないことには始まらない。
まったく心臓外科あっての麻酔科である。
感謝。感謝。
心臓外科症例 が、ちょこちょこあっても麻酔科のトレーニングにはまったくならない。
しかし、当院のようにある程度の症例数が集まっているところで、トレーニングすると、
伸びる人は非常に伸びる。
これは、これまで6年間、見てきての実感である。
今年は、今月から、新しい常勤医の若い先生を迎え、
一段とパワーアップする。
私も、新たな課題に向かって、若い人の役に立てるよう、
もう一息、頑張ろうと思っている。
年頭にあたり、思いを新たにしてみた。
このブログを初めて、早2年が経過した。
仕事の合間に、思ったことを綴ってきたので、
あまり頻繁な更新はできなかった。
しかし、自分なりに、これはと思った問題を、時には思い出して、
考えなおす、良いきっかけにはなったかと思っている。
そして、これからは、私の残りのキャリアも賭けて、
やるべきことに力を集中していければと思う。
残された時間で何ができるか、
よくよく考えながら、
次世代の人たちの役に立てることを
これまで以上にフォーカスしていければと思う。
Merry Xmas!
仕事の合間に、思ったことを綴ってきたので、
あまり頻繁な更新はできなかった。
しかし、自分なりに、これはと思った問題を、時には思い出して、
考えなおす、良いきっかけにはなったかと思っている。
そして、これからは、私の残りのキャリアも賭けて、
やるべきことに力を集中していければと思う。
残された時間で何ができるか、
よくよく考えながら、
次世代の人たちの役に立てることを
これまで以上にフォーカスしていければと思う。
Merry Xmas!
- 「病院」がトヨタを超える日 医療は日本を救う輸出産業になる! (講談社プラスアルファ新書)/講談社

以前読んだ上記の本だが、最近になって、いろいろと考えさせられている。
日本の医療費は、40兆円を超えて、まだまだ増え続けようとしている。
先日も、医療費を漸減させようと、診療報酬の削減を目標としていた政府も、結局、
医師会、他の圧力に押し切られて、若干の増額へと。
これでは、永遠に医療費は減少させることはできない。
実際、高齢者が増えているなかで、医療の高度化も進み、どうやって医療費を削減しようというのか。。
それこそ至難の業である。
これまで、医療はその国の経済力の範囲内で完結していくものであり、それを超えることはありえないというのが
私の持論であった。
故に、この国の医療費の膨張ぶりをみるにつけ、国の経済は破綻に向かってひた走っているだけかと思うこの頃だった。
しかし、嘆いてばかりいても始まらない。
医療費を削減することなど無理であれば、医療費が増え続けて行っても国の経済が破綻しない方法を考えないといけない。
もちろん、無駄を省くことも大事であるが、
それよりは、上記著者の北原茂実氏の主張にあるよう、医療を産業としてきちんと育成し、
これを国の経済の柱としていくのがよいのかもしれない、否、それしか道がないと最近思う。
しかし、医療を一般の産業とするためには、国が税金から投入するのは無理がある。
自己負担額を増やし、富める者にはより良い医療を高額で提供できるようなシステムを構築しないと、
自由競争が働かずに、産業としても発達しないだろう。
国民皆保険で縛る医療レベルは、最小限にして、あとは、自由診療を取り入れる。
また、世界に通用する技術レベルを磨くにも、自由競争は必須である。
その上で、その医療を輸出するという、氏の考えには、いまさらながら、頷かざるをえない。
ひょんなところで面識を持って、いろいろと個人的にも話を聞いたが、
氏の構想を、分野は違ってもサポートしていければと思う。
医療にはいずれにしても大改革が必要な時代が来ている。
最近、つくづく感じるのが、医療技術、水準の継承ということ。
自分は、ある程度できるようになったこともあるからなのだろうが、
それを次の世代に伝えて、この医療水準が維持されるようにすることの
難しさ、手間をつくづく感じる。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
ほめてやらねば、人は動かじ。」 ー 山本五十六。
昔の上司からも言われたことだが、これに類することが、実際の医療の現場でも当てはまる。
もちろん、本人のやる気しだいと言ってしまえば、それまでで、やる気のあるもの、そして、
能力のあるものは、どんな環境でも伸びていくのだが、
そうでないものにも、ある程度のレベルに到達してもらうには、その人のやる気も出させて、
そして、路を示してやらないといけない。それが教育かと。。。
臨床の間で、どれだけ、その教育をするか。
時間的な猶予が限られた中で、いかに患者の安全を毀損せずに、
高度な教育水準、医療水準を維持できるか。
我々、年長者の永遠のテーマであるように思う。
残りのキャリア、人生もそれほどあるわけではないなか、
いかにして効率よく、医療を継承してもらえるようにするか。
やるべきことは尽きない。
自分は、ある程度できるようになったこともあるからなのだろうが、
それを次の世代に伝えて、この医療水準が維持されるようにすることの
難しさ、手間をつくづく感じる。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
ほめてやらねば、人は動かじ。」 ー 山本五十六。
昔の上司からも言われたことだが、これに類することが、実際の医療の現場でも当てはまる。
もちろん、本人のやる気しだいと言ってしまえば、それまでで、やる気のあるもの、そして、
能力のあるものは、どんな環境でも伸びていくのだが、
そうでないものにも、ある程度のレベルに到達してもらうには、その人のやる気も出させて、
そして、路を示してやらないといけない。それが教育かと。。。
臨床の間で、どれだけ、その教育をするか。
時間的な猶予が限られた中で、いかに患者の安全を毀損せずに、
高度な教育水準、医療水準を維持できるか。
我々、年長者の永遠のテーマであるように思う。
残りのキャリア、人生もそれほどあるわけではないなか、
いかにして効率よく、医療を継承してもらえるようにするか。
やるべきことは尽きない。
私も時折応援に行っているので、しっているのだが、
順天堂静岡病院では、麻酔科医を募集しているようだ。
地域の中核病院として、伊豆半島の医療を守る、非常に重要な拠点である。
ドクターヘリも運用していて、重症患者の搬送も毎日のようにされている。
心臓外科もアクティブであり、脳外科、産科、外科、整形、耳鼻科、眼科、ウロ・・・等々、
非常にバランスのとれた総合病院である。
麻酔科のトレーニングには持ってこい。
その上、近くには温泉、海の幸に恵まれた、風光明媚な土地柄、
生活はしやすいだろう。
若い人には是非とも、こういう病院で腕を磨いて欲しいと思う。
都会にいくだけが能ではない。
某有名人気大学病院の麻酔科に入ると、一日一症例も当たらないとか。。。
それでは腕を磨くことはできない。
若いころにどれだけ臨床をこなしたかで将来の伸びも決まります。
全 国のやる気のある人にこそ、こういう病院で頑張って欲しい。
順天堂静岡病院では、麻酔科医を募集しているようだ。
地域の中核病院として、伊豆半島の医療を守る、非常に重要な拠点である。
ドクターヘリも運用していて、重症患者の搬送も毎日のようにされている。
心臓外科もアクティブであり、脳外科、産科、外科、整形、耳鼻科、眼科、ウロ・・・等々、
非常にバランスのとれた総合病院である。
麻酔科のトレーニングには持ってこい。
その上、近くには温泉、海の幸に恵まれた、風光明媚な土地柄、
生活はしやすいだろう。
若い人には是非とも、こういう病院で腕を磨いて欲しいと思う。
都会にいくだけが能ではない。
某有名人気大学病院の麻酔科に入ると、一日一症例も当たらないとか。。。
それでは腕を磨くことはできない。
若いころにどれだけ臨床をこなしたかで将来の伸びも決まります。
全 国のやる気のある人にこそ、こういう病院で頑張って欲しい。