映画/ブラック・クランズマン(2018) | 心を湛(しずか)にゆるがせて

心を湛(しずか)にゆるがせて

ご訪問、ありがとうございます。
風森湛(かざもり しずか)と申します。
隙間を縫っての更新な為
空いてる時間に記事を書き溜め
UPしている状態です。
リコメ等 遅れがちですが
気長にお付き合いください。

皆様、お元気ですか。

いよいよ今年も残り僅かでご多忙中と存じます。

心残りの多い風森は、今更ながら一昨年鑑賞したまま

未投稿の映画をご紹介します(;^_^A

─────────────────────────────────────────────

2019/5/1観:シネプレックス小倉

『BlacKkKlansman  ─ 黒人のKKK団員』

2018年  アメリカ映画  128分

監督・脚本・製作/スパイク・リー

原作/ロン・ストールワース

音楽/テレンス・ブランチャード

撮影/チェイス・アーヴィン

編集/バリー・アレクサンダー・ブラウン

【キャスト】

ロン・ストールワース刑事/ジョン・デヴィッド・ワシントン

ジマーマン刑事/アダム・ドライヴァー

クワメ・トゥーレ(差別撤廃運動の黒人指導者)/コーリー・ホーキンズ

パトリス(黒人学生活動家)/ローラ・ハリアー

デヴィッド・デューク(政治家、白人至上主義者)/トファー・グレイス

ウォルター(KKK支部長)/ライアン・エッゴールド

フェリックス(KKK団員)/ヤスペル・ペーコネン

アイヴァンホー(同上)/ポール・ハウザー

コニー(同上、ケヴィンの妻)/アシュリー・アトキンソン

ボーリガード博士(白人至上主義者)/アレック・ボールドウィン

【あらすじ】1970年代なかばのコロラド州。コロラド・スプリングス初の黒人刑事と同僚の白人刑事がコンビを組み、白人至上主義団体「KKK」に潜入捜査をするという驚きの実話を映画化。─────────────────────────────────────────────

 

『グリーンブック』に噛みついたスパイク・リー監督作品。

自身の作品こそが黒人差別を真摯に描いているという主張だと思います。

個人的には、どちらが優れた作品かという論点に乗っかりたくないので

あくまで本作のみで感じた感想で。

 

強く感じたのは、鑑賞当時のアメリカ政権への警鐘です。

ですが、予告編にミスリードされた単純脳の私は、痛快なコメディ作品と思って観てしまい、

こんなにも深刻な描き方をしてくるとは!と、少々騙された感がありました(;^_^A

 

KKKは勿論ですが、差別撤廃の活動団体ブラックパンサー党にもげんなり。

どちらも憎悪を剥き出して建設的ではないのです。70年代なので仕方なかったかも。

しかしながら、白人のみを「悪」という描き方でなかったのは大いに評価できます。

スパイク・リーが意図した事かは不明ですが。

 

主人公の黒人刑事も、ブラックパンサー党に傾倒していない人物であり、

鑑賞者の目線を表しているのでしょうか。

でももっと基本的なポイントで、デヴィッド・ワシントンとアダム・ドライヴァーでは

声が違い過ぎるので別人だと気付かれないのかな?電話だと騙せるものかな?

という部分が気になって仕方なかったです。

 

ラストに、今日の暴動事件や抗争のニュース映像が次々と流れるので

見終わって暗い気分になりましたけれども、直視すべき問題ですよね?

・・・って、どなたに許可を求めてんのか?(笑)。