心を湛(しずか)にゆるがせて

心を湛(しずか)にゆるがせて

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風森湛(かざもり しずか)と申します。
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空いてる時間に記事を書き溜め
UPしている状態です。
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気長にお付き合いください。

2024/5/29観:シネプレックス小倉

『碁盤斬り(ごばんぎり)』   2024年 日本映画 129分

監督/白石和彌

脚本/加藤正人(書き下ろし小説『碁盤斬り 柳田格之進異聞』)

音楽/松崎宇人

美術/今村力

【キャスト】

柳田格之進(元彦根藩士)/草彅剛

お絹(格之進の娘)/清原果耶

弥吉(萬屋の使用人)/中川大志

梶木左門(彦根藩士)/奥野瑛太

徳次郎(萬屋の番頭)/音尾琢真

長兵衛(囲碁会仕切り役)/市村正親

志乃(格之進の妻)/中村優子

柴田兵庫(元彦根藩士)/斎藤工

お庚(吉原の女将)/小泉今日子

萬屋源兵衛(大店の主)/國村隼

【あらすじ】古典落語の演目を基に、ある冤罪事件によって娘と引き裂かれた男が父として、武士としての誇りを賭けて挑む復讐劇。脚本を『凪待ち』の加藤正人、監督を『孤狼の血』の白石和彌が務める。柳田格之進は、冤罪で妻も失い藩を離れ娘のお絹と2人江戸の貧乏長屋で暮らしていた。それでも武士の誇りは捨てず囲碁の勝負にも正々堂々と臨む。融通は利かないが実直な人柄に打たれた商人の萬屋源兵衛と囲碁を楽しむ仲となる。ある日、旧知の梶木左門と再会、かつての冤罪事件の事実を知らされた格之進は、仇の柴田兵庫に仇討を決意する(MW.参照)。

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本作の映像はシアター鑑賞で観なくては楽しめない!と思い

観逃がすまじと映画館へダッシュ!久しぶりに時代劇らしい邦画を見たと感じました。

とにかく、薄暗く行燈の柔らかい光を生かした(撮影用の証明もありましょうが)

美しい映像が命と思います。DVD、TV鑑賞なさる場合は部屋を真っ暗に♪

そして、なんてったってアイドル…は、私の場合 清原果耶さんラブ

彼女出演なのが一番 背中を押されました。

現代人の感覚では正直もどかしさも覚えた会話も何だか時代劇らしく良い映画。

命の映像の件もあり、できれば劇場鑑賞をお勧めしたいです。

 

以降は、やや(かなり?)ネタバレを含む叫びである点をご容赦ください。

 

先ず、観終わってお絹ちゃんの将来が心配で心配でたまりません!

あんなハキハキと物が言えない男(中川大志)の嫁になっていいの???

うっかり大金を何処にしまったか忘れる舅(國村隼)で不安無いの???

羽目はずして泥酔するうわばみ番頭(音尾琢真)に店任せられるの???

しかもこの人達、一度はパパ上を泥棒扱いしたのよ!!!

 

そして件のパパ上はと言うと、正義感強いのは悪くないけれど

冤罪かけられたら切腹より先ず潔白でしょーよ!晴らす努力しろよ!

おまけに、自分が切腹したら身寄りを失くす娘を吉原に預ける???

プロのおねいさんへの道まっしぐらは火を見るよりも明らかなのに

そんな先読みも出来ないで碁を打てんのかい???

打ってるし、しかも碁盤 斬ってるし…ガーン

でも碁盤斬った刀、自分のじゃなくて左門のだし!折れたらどうする?

 

だがしかし、期限に間に合わず500両が返せなかった場合の

お絹ちゃんの花魁姿、ちょっと期待しました。美しかったろうな~(妄想)。

白無垢も勿論 美しかったけれど♪

 

といった私の心の叫び(吐き出しとるわ!)を

是非とも本編にてご確認くださいませ。