[#A25]2009年の定額給付金の時も、Internetでは朝三暮四と言う言葉がよく
出てきましたが、今回の消費税増税とそれに伴う軽減税率、またキャッシュ
レスポイント還元についても、そのまま朝三暮四と言う言葉が当てはまるよ
うに思えます。

2015/12/12 消費税増税の軽減?朝三暮四の猿扱いかよ
食品持ち帰りの場合、キャッシュレスでの買い物の場合、みなさんの負担が
少なくなますよと言っても、負担を少なくしたいのなら、最初から増税をし
なくてもよいではないかと、と言うことになります。

食品について、食品を自宅などで食べる目的で持ち帰る「食品の購入」の
場合は、軽減税率適用で8%課税となりますが、そこで食事を摂る「食事の
提供」の場合は適用外で10%課税となります。それをどう区別するかが、非
常にややこしい問題になっています。

商品の種類により税率を変えるようになると、昔の物品税の時もそうでした
が必ずどちらに分類してよいかわからない商品が出てきて、定義付けや分類
が非常に煩雑になり流通現場は混乱してしまいます。

1989年に初めて消費税が導入される前にも、食品だけは課税対象外にしろと
議論がありましたが、そうすると上記のような混乱が生じます。課税するの
なら無差別一律に課税したほうが良いような気がします。

関連記事 「屋台」は消費税10%か8%か? 国税庁が軽減税率に関するQ&A集を拡充
消費税の軽減税率制度に関するQ&A-国税庁
この問答集の30頁「問66」にある例です。
例えば、ある人が公園のベンチの近くで移動販売車でホットドッグを作って
販売し、買った客がそのベンチが食べたとする。
この場合、この資料で定義する所の「食事の提供」となり軽減税率不適用と
なるのか、それとも「飲食料品の譲渡」になるのか。

これに対する回答として、客が飲食する飲食設備について、
「飲食料品を提供する事業者が設置したものでなくても、設備設置者と飲食
料品を提供している事業者との間の合意等に基づき、その設備を顧客に利用
させることとしている場合」は「食事の提供」の該当すると書いてある。
つまり、このホットドッグ屋と公園の管理者の間には、飲食場所について何
ら示し合わせも無く、客が勝手に食べているのだから、「食事の提供」に該
当しないことになります。

これがこの公園では原則的に飲食禁止だが、この移動販売業者が販売したも
のについては飲食しても良いと言う合意が成されているのなら、これは公園
管理者と販売業者の間の合意に基づくことなるのだから、「食事の提供」に
該当して軽減税率適用外と言うことになります。

最近は、各店舗は屋台型に区切られた区画で飲食物を提供し、客はその真中
にある共用の広場で食事をする、いわゆるfood courtを、shopping mallで
よく見かけるようになりました。このfood courtの真ん中の広場は、同様に
「食事の提供」に該当し軽減税率適用外になります。

産経新聞の記事「子供の懐を直撃か‥‥」
この産経新聞の記事に記述される例を示すと以下の様になります。
表中2・3行目はチーリン製菓の製品。

食品の販売          食事の提供
ロッテ「ビックリマンチョコ」 カルビー「プロ野球チップス」  
「ゴーゴーラムネ」      「プチラムネ」
「ステッキチョコ」      「カラーペンチョコ」

「食品の販売」は8%課税、「食事の提供」は10%課税となる。
其々の商品がこうなった理由についは、リンク先を見てください。
ここまでなってくると、区別すること自体がくだらなくてバカバカしくなっ
てきますが、現在の制度ではそういうことになります。

1989年まで物品税法がありました。
この法律による課税対象について、皆川おさむ氏1969年発表のレコード「黒
ネコのタンゴ」、子門真人氏1975年発表の「およげ!たいやきくん」を流行
歌と見なすか童謡と見なすかで議論になりました。
「黒ネコのタンゴ」は流行歌とされましたがレコードB面の楽曲は童謡であ
り、そちらのが曲の演奏時間の方が長かったので総合的判断で童謡と見なさ
れ、物品税の課税対象になりませんでした。
「およげ!たいやきくん」は童謡と見なされ課税されませんでした。
 

[#A24]以下のテクニカル分析方法は、何れも主に上昇傾向と下降傾向の間の
転換点を見極める為に利用される。
これについて幾つか見ていく。
前のBolgにも書いたように、これを見て相場の値動きを分析・予想するほど
には習熟していない。其々の表示された折れ線グラフ(指標)通りに相場が転
換点を出現しているか何とも言えない。

[1]stochastics
bitFlyer LightningにはStochasticsの機能がないみたい。Zaif chartで表
示させる。
ZaifのBTC/JPY市場の12/09(土)~5/22(火)(165日)の日足チャートを見る。

これに関するパラメータは、Zaif chartの既定値通り。
%K期間:14日  %D期間:3日

%K:(当日終値-直近14日最安値)÷(直近14日での最高値~最安値間範囲)
つまり、直近14日での最高値~最安値間の範囲の中で当日終値がどの位置に
あるか。%Dは、%Kの直近3日移動平均にやや近いが、計算法については省略
する。

表示は恐らく以下の通り。
青線:%K  赤線:%D
多分、以下のようではない。
青線:%D  赤線:slow%D

stochasticsは、一般にレンジ相場の時に明確に天井値(売り信号)・底値
(買い信号)を示すとされるが、明らかな上昇・下降トレンドの時はよく外れ
ると言われる。

チャート下側の%K,%Dの橙色丸印をつけた箇所、%K,%Dとも、買われ過ぎ領域
とされる80%を超えている2018/1/7(日)の相場は天井値を示している。
2/20(火)・3/5(月)も同様に超えているがはっきりした天井値は示していな
い。
2017/12/17(日)は明瞭な天井値を示したが、%K,%Dとも上昇してるが80%線
を超えていない。
2018/2/6(火)の濃い青色丸印の付けた所は、売られ過ぎ領域と言われる20%
線を割っており相場は底値を示している。
灰色丸印のついた3/31(土)前後と4/25(水)前後は其々20%線・80%線を超え
ているが大きな値動きはない。


以降は、bitFlyerのBTC/JPY市場の5/15(木)16:00~5/19(土)22:00(102時間)
の1時間足チャートを見る。

[2]MACD:moving average convergence/divergence trading method:移動平均・収束・拡散手法
これに関するパラメータは、bitFlyer Lightningの既定値通り。
基準線期間:10時間
相対線期間:26時間
SIGNAL期間:9時間

↓表示
赤線:MACD  黒線:SIGNAL

チャート下側MACD histogramで橙色丸印を付けた5/16(水)14:00前後と5/18
(金)14:00前後の箇所で、負値(MACD<SIGNAL)であるMACD histogramが増加
方向(0に近づく)に転じた時に、底値だった相場が上昇傾向になっている。


[3]RSI:relative strength index相対力指数
これに関するパラメータは、既定値通りである。
RSI計算期間:14時間
50%より上下15%離れると売り買い過剰だと見なす。


[4]RSI stochastics
これは所定期間(ここでは14時間)における上記RSIの最高値・最安値
についてstochasticsと同様に計算したものである。

これに関するパラメータは、既定値通り。
相対線期間:14時間
SIGNAL期間:5時間

↓表示
白線:stochasticsRSI
紫線:stochasticsRSI平均線=SIGNAL line 直近5時間の単純移動平均

[#A23]bitFlyer Lightningのチャートでテクニカル分析機能による図を表示
させてみる。

テクニカル分析に関しては、最近、調べ始めたばかりで全くの初心者である。
これらのチャートを見て現況分析・予想ができるほど習熟していない。
これから書くことも、間違っている所があるかもしれない。
テクニカル分析について、もっと正確な知見を得たいのなら、他の人のそう
言うことについて記述したBlogなどを見たほうが良いだろう。

bitFlyerのBTC/JPY市場の3/3(土)~5/19(土)(78日間)の日足チャートを見る。
BTCは、去年末にバブル状態になり本年に入り大暴落、2/19(月)頃に少し持
ち直すも、その後、低迷している。

bitFlyer Lightningの表示設定は、チャート表示をCryptowatch、テーマを
Materialに設定する。
これでLightning chartで一目均衡表を表示する。
操作は、画面中上"overlay"のpull down menuから。

一目均衡表は一般に、レンジ相場で雲が薄い又は水平に近い時には当たらな
い、つまり使えないという話だが、雲が厚くて斜めになっている時は上昇ト
レンド・下降トレンドの転換点をを見極めやすいとされる。

表示色が以下の様になるみたい。
転換線   ピンク線
基準線   紫線
先行span1 緑線
先行span2 赤線
遅行span  黒線
陽雲(先行スパン2<先行スパン1) 緑塗り潰し
陰雲(先行スパン1<先行スパン2) 薄赤塗り潰し

これに関するパラメータは、bitFlyer Lightningの既定値通り以下のようにする。
転換線(当日転換値)期間:9日
基準線(当日基準値)期間:26日
先行スパン2期間:52日
遅行スパンの遅延期間:26日

 

チャートでは、5/23(水)を境に陽雲に転じて(陽転)おり、これから上昇トレ
ンドになるという予想になってはいるが、雲が水平なので、どうなっていく
かわからない。