退院とシャバ | center8のブログ

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2021年11月に縦隔原発胚細胞腫瘍に罹患判明。
抗がん剤治療(BEP療法)で腫瘍マーカーは完全に陰性化はせず。
何故か腫瘍が大きくなっていたため、所定の4クール目を終了後に摘出手術。

2023年4月現在、
無再発生存中。

2021/11/4に緊急入院してから始めての次の入院日程がない退院。


前日には4ヶ月もの永きにわたり

お世話になった腫瘍内科にご挨拶。

担当してくれた頻度が多く、

同世代で話のあった4名は見当たらずor 忙しそうで挨拶できずに残念だったが、

長期入院で不安定な時にもフォローしてくれた病棟にお礼はできた。

上記の4名がいなければどうなっていたことやら…


何も支えもなく、歩けていることに喜んでくれて

普通とはどんなに有り難いことかを再認識した。


病棟で事務作業をしていた腫瘍内科部長、看護師長と立ち話をして肺が残っていることへの驚愕と2度と戻ってこないことを祈られた笑


10:00退院予定だが、

6:00頃に目が醒めてしまう。


サンテレビのルパンや情報番組を見て時間を潰すが、永い!

今まで一時退院はありながらも

4ヶ月もの時間をここで過ごしてきたのに

このたった数時間が今までよりも長く感じる。

テレビの情報も何も入ってこない。

荷造りも昨日終えていて何もすることがない。


朝一で外科の主治医、9:00頃に内科の主治医が来てくれて、祝辞と今後の予定を説明してくれた。


10:00前に担当の看護師さんが来てくれた。

外科に入院してからほぼ毎日担当してくれた年の近い看護師さんで、

遅れたことに申し訳無さそうに入ってきて説明してくれた。


今までお世話になったので、

感謝しかなく、負の感情は全くない。

忙しかったのであろう。

ただ、今後二度とお世話にならない方がいい。

医療とは一般社会の常識とは隔絶した世界なのだと思った。


退院したその足で

心配をかけた祖母に挨拶した。祖父の仏壇にもろうそく、線香を備えた。


その日の夜は親父と久保田の万寿で乾杯した。

間違いなく、生まれてから最もうまく、感慨深い酒だった。


また、妹に運転を頼んで

一番迷惑と心配をかけた両親と妹を連れて

ホテルのディナーをご馳走した。


親孝行が出来るのもお互いが生きている内である。

我々のような境遇の者は思いたったら即行動なのだ!