映画 スタンド・バイ・ミー | さくらの日常

さくらの日常

徒然なるままに

 母親の影響もあり、昔から映画を観ることが好きでした。近くのレンタルショップに行って、DVDを借りて観ることが中高生時代の私にとって優雅な休日の過ごし方でした。

 

 お気に入りの作品は山ほどあるのですが、そのうちのひとつがスティーブン・キング原作の『スタンド・バイ・ミー』で、何度も繰り返し観ています。余りにも有名な作品と思っていたのですが、知り合いの大学生に『スタンド・バイ・ミー』を観たという話をしたところ「ドラえもんっすか?」と真顔で質問され時代の流れを感じました(笑)

 

 少年たちが死体探しに行く、という単純といえば単純なストーリーです。なのですが、その幼い少年たちが社会の生々しさを背負わされて生きている、ということが要所要所でひしひしと伝わり、胸を締め付けられます。少年たちのリーダー格であるクリスはとてもまっすぐで賢い子なのですが、粗悪な家庭環境が原因で多くの問題を抱えています。このアンバランスさを繊細に、見事に演じているリヴァーフェニックスの演技も見ものです。

  

 50年代のキャッスルロックというアメリカの田舎が舞台だからこその映画だと思いますが、一方で今を生きる人間が持つ普遍的な問題も描かれているようにも感じます。…名作はどれもそうでしょうかね。主題歌になったベン・E・キングの曲もすばらしい!

 

 まだご覧になられてない方は是非ご覧ください。