『今年の梅雨は短い・・』

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快晴の京都から東京方面へ日帰り出張です。京都駅は最近にしては混雑していません。もしかしたら、海外からの観光客の皆さんは梅雨時期を避けられているのかもしれませんね。新幹線の窓に降り注ぐ強い日差し今日も暑くなりそうですね、そして週末から遅れていた梅雨入りとなる予報、遅れた上に期間が短いのが今シーズンだそうです。

さて６月の後半に入り、気が付けば2024年も半年が過ぎようとしています。来月にはとうとう還暦とそんな年齢に・・気持ち的にはまだまだ若い頃のままなんですが(笑)あちこちにガタが出て物忘れも多くなった・・昨日のブログの話題にもあった会社存続率の話、年々廃業率が上がり10年で9割以上廃業することは時代の変化と大きな関係があるのでしょう。事実テレビ通販に於いてもバッグブランドは出ては消え出ては消えを繰り返しています。特にクロコダイル素材製品はまさしくその位置付けだった。

その前にオーストリッチも30年程前から数年間、呉服、毛皮、ジュエリー等の専門店筋で爆発的ブームがあった。どちらも本業の売上補填のため取り扱い、ローン販売と言う売り方がブームのきっかけだったが、日本製のバッグが高額だった中、アジアから安価な商品が入り出したことをきっかけに市場の不信感で数年続いたブームが去った。その次がクロコダイル、クロコダイルの場合、テレビ通販で火がついて次に呉服、毛皮、ジュエリー等へも波及した。テレビ通販のきっかけは製品に出来ない傷やスレなど捨てるような革を小さくランダムに裁断し小さな財布を安価に販売したあるメーカーがきっかけだったと僕は記憶しています。そこでテレビ通販でもクロコダイルと言う素材に敏感に反応する市場だと思い、僕が企画し上質なクロコダイル作品をお客様の理想的な価格で販売した。その結果、上顧客から非常に支持を得ることになり本当のブームが巻き起こった。もっと細かな事情はあるが簡単に説明するとこういうことでしょう。

ブームが起こったのは良いが、それからが大変な時代に向かうこととなる。テレビ通販側としては一番肝となる上顧客層からの支持を得ることが出来、本格的なクロコダイルブーム到来となったことで、一般顧客へも販売し販売数量と売上アップを狙った。そこが浅はかなまさに商品知識の無いテレビ側の大きなミス、クロコダイルがニッチな素材だと言うことを理解せず安直に進め続けた結果がまさに今の状況でしょう。テレビ側も多くのクロコダイル取り扱いが出来るメーカーを増やした。牛革メーカーにまでクロコダイルを扱わせた。各メーカー毎に品質の違いに素材のクオリティの違い、色々な製品が混載することとなり、買ったものに対して不信感が生まれ出した。カリスマゲスト出演していたSHOPチャンネルから離れた10年程前をきっかけに日本の工房系メーカーは縮小、廃業、破産、倒産、表向きは同じブランドのように見えても身売りされたとかいろいろあり、気が付けば安価な問屋系クロコ市場、結果、本当の意味でのクロコダイルブームは去った。

この裏では世界の安価なクロコダイルレザーと製品の破棄場所となっていたのです。東南アジアのお土産屋さんより安い価格で買えたくらいですからそうなっても仕方ないですね。元々、価値ある物としてクロコダイルがあった訳ですから、本来、製品に出来ない革を細かく裁断したり色を塗ってごまかしたり、それ風に見せる良く言えばテクニックですからクロコダイルの価値を全く無視した製品が売れ続ける何てあり得ないですね。エルメスでもヴィトングループでもグッチグループでもプラダでもクロコダイルの価値は上がる一方なのに日本では100分の一以下で買える製品何て信じられないでしょ。中には真剣に製品作りを行っているメーカーもあると思うのですが結果、単なるブームだったと思うと僕の立場としてはとても残念としか言いようがないです。今も尚、僕はクロコダイル、高級レザー製品を作り続けれていることはある意味奇跡だと思います。何と言ってもファンの皆様のお陰です。

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QVCクロコダイル商品販売禁止に関して：全世界のQRG グループのブランド各社（QVC, HSN, Zulily, Ballard Designs, Frontgate, Garnet Hill, and Grandin Road）が掲げる Global 経営環境を鑑み、環境への責任、サステイナブルな社会の実現に向けた取組の一環として、本ステートメントを定められています。「本ステートメントにて、“絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する　条約”（所謂ワシントン条約）の規制対象種（例：ワニ目、メキシコパイソン科等）が含まました。従ってQVCでクロコダイル作品の販売を今後廃止しますことになりましたこと、ご報告させていただきます。詳細は下のバナーをクリック下さい。