近い未来・・ | カリスマ大野貴博ディレクターブログ

近い未来・・

 

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さて2日間程日本のテレビ通販を代表するところの2023年度決算結果を見て色々感じるところを紹介しましたが、テレビ通販はこれからどこへ向かうのか、商品供給側としてはとても気になる。僕なら何て想像も出来ないことなので、10年後までタイムスリップ出来れば、是非、未来を覗いてみたい何て思います。どこの企業も最終的には直営で販売することが最後の手段と考えるのですが、直営で売るにしても集客出来るか、対応出来るか、スタッフが集まられるかなどなど頭を悩ますことだらけ、何と言っても商品を作ったり仕入れたりする以上に大切な、集客出来るかどうかと言うことに関しては集客程、安易に出来る物では無い。

 

その上、ブランディング出来ているところはまだ何とか期待は出来るが、単に商品を用意するしか出来ないところは残念ながら、集客力ある小売店に頼るしかない。小売店が店舗なのか通販等のプラットホームなのかは様々だが、それらを含めて何が出来るかを考えた方が良いでしょう。どんなビジネスも良い時代もあれば低迷する時もある。そしてブームに乗ることが出来れば御の字で、何とかへばりついてでも何て言うところがほとんどでしょう。バッグ業界は実はコロナ前の10年以上前から低迷期でたまたまネット通販とテレビ通販に対応しきったところが良い時代を味わえ乗り切った。たまたまブームに乗ることが出来たと言うのが正しいでしょうか。

 

僕はテレビ通販、すなわち通販に於いて高級品はそぐわないと考えられていた時にあえてブランディングをラグジュアリーだけにこだわった。実はそれが後々良い結果となり、今の今まで何とか安定した25年間、テレビの前から作品提案が出来続けた。元々、レザーの王様と呼ばれるクロコダイルレザー作品、そんな中でも誰が見ても明らかに美しい表情のAグレードだけにこだわったことで、価格が高くても手に入れたいと思う少数の顧客を味方につけることが出来た。高級品にこだわったり高級品に憧れるだけの女性心理に寄り添った商品提案。

 

当時、テレビ通販で40万円程の価格のクロコダイルバッグが深夜0時の段階で用意した本数が一瞬で売り切れた。1分当たりの売上高ではどんなアイテムよりも高かった位だ。何か気に入る物があれば買おうとテレビ通販のチャンネルを付けっぱなしにするように富裕層にバッチリマッチした黄金時代だったのかとも考えられる。当時1インチ1万円以上する薄型テレビで無いとCS番組が見れなかったこともありマーケットは今とは違う層だった。僕のブランディングする商品は受注生産型販売、オーダーのみ受け入れる注文方法、通販なのに返品不可。当時の購入者は気に入らなければ娘やお手伝いさん、会社のスタッフにあげる何てお客様から良く聞いた話だった。故、八代亜紀さんも僕を応援してくれた大切なお客様だった。何度もお店にお電話もいただいた。毎回、同じ品番の色違いのクロコダイルバッグを購入いただいた。年間僕が提案するバッグや財布だけでも1,000万円以上購入いただいていたお客様も数多くいらっしゃったくらい、特別な高級バッグのブランディングは成功を収めその後もブレることなくラグジュアリー作品作りが出来ている。

 

僕の人生で経験した話だが、実は今から35年前から8年程、僕がオーストラリアデューティーフリーのマーケティングマネージャーの仕事していました。当初、日本からオーストラリアツアーの旅行費は1人35万円以上だった。しかし、7年も経たない間に10万円を切った旅行先となった。熟年層のツアーから新婚旅行ととても人気があったがいつしか旅費が安くなり個人旅行、慰安旅行先となった。旅費30万円前後していた頃は店舗の売り上げを来店人数で割ると一人当たり3万円以上のお買い物をしてくれていたが、旅費が10万円をきった頃には一人当たり3,000円となった。客層の幅が広がり来店者数は増えたが一人当たりの単価が下がり10社以上あった免税店も1社1社と閉店していった。何とかツアー費の高い旅行会社への営業を試み集客をしてはみたが買いたいものが無い上に、日本に於いて免税店と同じようなラインナップを揃えるディスカウントショップブームが盛んとなり免税店で購入する意味が無くなっていった・・

 

僕が大好きなオーストラリアから離れる一番のきっかけは前のような現実、マーケティングマネージャーをしていたからこそ早い段階で業界の先が見えてしまった。大好きなサーフィン、世界でも類を見ない最高の波が日々打ち寄せられ、国全体がサーフィンに対して認めているそんな国を去ることを決意したのは夢から悪夢へと変化したようだった。転職を考える気にもならない程、仕事に没頭、情熱を燃やしていたからこそ、転職を選ばず帰国を考えた。多くの免税店は旅行会社ありきの集客システムで売上が出来ていた。商品コスト+旅行会社への謝礼+利益=販売価格となる。売り上げに対し旅行会社への謝礼のシェアが増え過ぎ、利益を削り続けることとなった。その理由は旅行者に対し免税店が増え過ぎたこともあるのだか、一人頭の売り上げ単価が下がり続け過ぎたから。当時、会議で僕が訴え続けたことが「僕自身買いたいものが無い・・」社員ですら買いたいものが無いのにお客様が買い物する意欲が湧かないと口を酸っぱくして何年もの間、言い続けたことにも疲れてしまった・・

 

これも企業病の一つと言えるのか日本からオーストラリアブームで旅行客が増えたことで右肩上がりに売り上げも増える。小さな規模で展開している時の営業も商品バイヤーも店舗マネージャーもマーケティング力が無いことを知ることなく、自分達が力があると勘違いし始める。旅行者が増え続け必然的に売り上げが上がっただけなのに・・そのため、日本人旅行者層が大きく変化していることにも気づかず、特に商品を集めるバイヤーが既存の仕入れ先との関係性を重視、現来店者層にマッチする商品を仕入れし店舗展開出来なかった。営業が努力し集客数は増えたがそのお客様が買いたいものが無いことに誰もが気付かなくなる。バイヤー責任者も店舗責任者も企業病にかかりきってしまい気が付けば手遅れだった。各部署の統率や関係性の透明化が無い店舗はうまく行かないことを実感した。

 

僕もそれなりの立場で意見を言いながら仕事をさせていただいていたがオーナーがヨーロッパ人のオーストラリア移民、働くメンバーは色々な人種と言う社内、来店者、売上げの99%以上が日本人だと言うのに店舗運営の責任者に日本人がいない上に顧客の日本人の思考を理解しようとしない集合体だった。本当のプロが各部署の責任者として在籍していれば売り上げも維持出来たはずだったが誰も気づこうとしなかった。時代の流れでオーストラリア旅行ブームが起こっただけで成長した。あれから30年近く経ったが旅行会社に頼る免税店、お土産屋、レストランなど時代と共に全世界で消滅していっているのは事実です。

 

時代が応援してくれる時代では無い時代になったように感じる程、ブームが長続きしない、スピード時代の中、大企業、中小企業でも起こり得る企業病が発生しているかどうかでその企業や業界の未来が決定付けされるように思うのですが・・

 

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QVCクロコダイル商品販売禁止に関して:全世界のQRG グループのブランド各社(QVC, HSN, Zulily, Ballard Designs, Frontgate, Garnet Hill, and Grandin Road)が掲げる Global 経営環境を鑑み、環境への責任、サステイナブルな社会の実現に向けた取組の一環として、本ステートメントを定められています。「本ステートメントにて、“絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する 条約”(所謂ワシントン条約)の規制対象種(例:ワニ目、メキシコパイソン科等)が含まました。従ってQVCでクロコダイル作品の販売を今後廃止しますことになりましたこと、ご報告させていただきます。詳細は下のバナーをクリック下さい。

 

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