あれから1年半・・ | カリスマ大野貴博ディレクターブログ

あれから1年半・・

 

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今日も暑い日になりそうなここ京都はゴールド本店からブログをアップしております。さて2022年末をもってテレビの前からクロコダイル作品のご提案を終了し気が付けば1年半の期間が過ぎました。クロコダイル素材を供給元から抑えたエルメスやLVMH(ヴィトングループ)、そしてケリング(グッチグループ)が、エキゾチックレザーを本格的に自分たちのブランドの中に入れ始めた。どんな時代でもエルメスはクロコダイル商品を展開していたが、その他のブランドはシーズン的な扱いの上に店頭で目にすることはほとんどなかった。

 

クロコダイル素材の価値は時代と共に変化し、ラグジュアリーブランドらが店頭展開し始めるタイミングで一般クロコ商品の価値が大きな過渡期に来ると僕は予想していた。実は10数年前に長年お世話になっていたクロコダイル養殖場のオーナーらが口を揃えて「息子には事業継承しない」彼らも未来を予想していた。ラグジュアリーブランドらはレザーメーカーをM&Aした後、まず最初にやることは量より質、そして、自分達のブランド内で生産したレザーを消化するのが基本。エルメス関連は自分たちの基準、グレーディング以下の物で小物にもならない革を同業他社へ安価に販売している。だからエルメス系のレザーがエルメス以外のブランドから出てくるのだが、エルメスと言う名前をうたえないように厳しい契約がある。

 

もし、エルメスと言う名前を使っている商品があるのであれば、エルメスとは無関係なメーカーの商品だということだと考えた方が良い、なぜなら、エルメスと言うワードは法の下で禁止されているから、あるテレビ通販でも大きな問題になったくらいだ。世界最大級クロコダイル商社ヘンロン社はLVMH配下に入り大きく変化した。元々、世界のクロコダイル業界の規模が大きくプライスリーダーだったのだがそれ以上に価格が上がった。彼らもルイヴィトンを始めとするグループのためにクロコダイルを扱う、もちろんそれ以外に卸もするが基本、高くても良ければ売ると言うスタンスに変わった。ケリングもLVMHと同じような考えだ。どの企業もM&Aされた結果、元のオーナーらは多額のお金を手元に残しある期間で辞めていき職人らは残ると言うケース。とにかく、レザーメーカーらにもしっかり利益が残り、仕事が継続し続けることが目的でもある。

 

これらを知ればラグジュアリーブランドらに買収され当時のオーナーが健在の期間までしかラグジュアリー系のクロコダイルレザーの取り扱い出来ないと考える。だから僕は最後までテレビの前からクロコダイルレザーの1級だけにこだわった作品、ラグジュアリーブランド系レザーメーカーが作ったレザーだけにこだわった作品と2つのコンセプトでクロコダイルレザー作品をゴールドで計画的に展開したんです。1年半経過したのでその戦略をブログから伝えます。もし今、当時のグレードものを販売すると倍近い値段になる、当時でもテレビ通販の中で最も高級ラインだったゴールドのクロコ作品はその当時の品質とテレビ販売価格で手に入れることは出来ない。

 

クロコダイルレザーを扱う革問屋の人々は、革卸が基準の為、グレードやサイズに関わらず数量を仕入れ自分たちの利益を取れるように考えます。しかし、ブランド側は自分たちが作りたい作品のためのサイズや等級を選び、無駄な物を仕入れすることは無いのです。値段よりも質が高い方が身になることを高級ブランド側は考えます。如何に世相と作り上げたいファッションを計画的に生産、販売するかを長期的に考えるからこそ、1級革に限定した作品作りをする。ブランドが革の在庫があれば売れる何て発送は無い。ひと昔前の日本であれば、複雑な商流のため革問屋を中心としたタンナーやメーカー、ブランド側の縮図が出来ていたが、海外のメーカーが日本の複雑な商流を逆手に取り安価に日本の商社や前売問屋へ向け商品を供給、結果、単に複雑な商流だけで高い日本製の商品価値が無くなったことも想定済みだった。とにかく、普通に考えればわかることばかりだが、長い歴史の上で出来た業界は不思議なことばかりに感じていたことでしょうか。

 

20数年間テレビ通販に関わりクロコダイル作品を取り扱ってきたが、残念なことにここ数年間の物は見るに恥ずかしいものばかりな時代になった。ラグジュアリーブランドらのレザーメーカー買収からコントロールなど本当に海外に通いながら彼らとビジネスをしていればいとも簡単に分かる話。結局、テレビ通販のゲスト何てほとんど海外で見かけたことも無い上に噂も聞かない。高級素材はいかに品質の高い商品作りをするかが大切で質の悪い革製品の取扱量が高い何て何の自慢にもならない。これらの背景からもレザー業界全体で日本の一般ブランドの質や経営が厳しい状況がうかがえることでしょう。世界は大きく変化している、日本のレザー業界、バッグ業界も早く大きな変化をする時代だと考えますが・・

 

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QVCクロコダイル商品販売禁止に関して:全世界のQRG グループのブランド各社(QVC, HSN, Zulily, Ballard Designs, Frontgate, Garnet Hill, and Grandin Road)が掲げる Global 経営環境を鑑み、環境への責任、サステイナブルな社会の実現に向けた取組の一環として、本ステートメントを定められています。「本ステートメントにて、“絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する 条約”(所謂ワシントン条約)の規制対象種(例:ワニ目、メキシコパイソン科等)が含まました。従ってQVCでクロコダイル作品の販売を今後廃止しますことになりましたこと、ご報告させていただきます。詳細は下のバナーをクリック下さい。

 

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