『VOGUE60週年・・』

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雨は少し止んでいるものの生憎のお天気のここ京都はゴールド本店からブログをアップしております。まだまだ、寒暖差が続く日本列島、スカッと春らしくなるには少し時間が掛かりそうでしょうか。

さて先日もご紹介したのですが、イタリアVOGUE60周年でゴールドが紹介されました。全体的なページを少しだけ紹介します。全てでは無いですがラグジュアリーブランド各社のロゴが写っているページを抜粋してます。多分、皆様はどんなブランドが掲載されているかを興味持たれていることと思います。

先日も紹介したようにこの雑誌€25＝¥4,000ですからイタリアでも富裕層の方で無いと購入出来ない価格です。日本は世界でも稀に見るラグジュアリーでもデイリーでも一般でもとても身近に感じられる特別な国です。日本以外は、各層に分かれてお客様が区分けされていますので誰もが簡単に手に入れられる経済状況ではない歴史上でも格差があります。日本のようにヴィトンのバッグやブランドの財布を持たれている市場は世界広しども日本だけだと思っていただければ良いと思って下さい。

だからこそ、勘違いにおける物の価値感を持つ日本だけが世界的に特別な感覚なのです。エルメスであっても衰退していた頃、日本市場に大きく助けられた時代があった。大野ブログを読んでいる皆さんであれば覚えていらっしゃると思うのですが、今から26年程前、OL、大学生、渋谷を歩く高校生でも持って大流行したコットンキャンパス地で作られたフールトゥール、エールラインと言うトートバッグ。それにフェンディのロゴ入りのマフラー姿が大人気でした。実は僕も営業で使っていましたが(笑)　あのエルメスバッグが日本で大人気となり当時のエルメスを復活させ今の地位の基盤となったと言っても過言じゃない裏話がある。

あのバッグは直営に関わらず、並行輸入などでも沢山出回って、サイズが３サイズあり、当時エルメスで５万円～９万円までで買えることもあり、世界広くとも日本だけで爆発的に売れエルメスを再建させたなんてエルメス本社のレザー担当者から聞いた。当時、ルイヴィトンの全世界の売上の70％が日本人と言われていた時代、ヨーロッパのラグジュアリーブランドを支えていたのが日本人と言っても過言じゃない、そんな景気の良い時代を経験した。だから日本は世界でも類を見ない特別なファッション市場であり、どういう訳かブランド毎のクラス訳が出来辛い市場になる歴史があったということなのです。その裏には大手広告代理店などの仕掛けも大きく影響していたでしょう・・

エルメスのバーキンを持っている人がユニクロのヒートテックを着るのは日本だけです。ラグジュアリーブランドのバッグを自転車のカゴに入れて移動するのも日本、海外で自転車のカゴにバッグを入れ移動したら直ぐに窃盗にあいます。決して日本が悪いと言っているのではありません。世界的にもとても珍しいと言うことを伝えたい例えだと思って下さい。実はテレビで購入されたバッグの角がすれたと修理依頼を受けたほぼ99％が自転車のカゴに入れられたことが原因です。そしてバッグに色移りしたと修理依頼をされる方の99％がお洋服の色落ちです。海外では突然雨が降るとレザーバッグを着ている服の中に隠すすなわちレザーを保護、痛めたくないからですが、日本では雨が降るとレザーバッグを頭の上に乗せ、傘代わりにするある意味レザーを粗末に扱う、それだけレザーに関しての文化が世界と日本で大きく違います。

元々、日本は風呂敷が文化、レザーの歴史は海外よりも浅いことでレザーへの知識や思い入れも少ない。平和で美しい国日本、良くも悪くも特別なファッション事情を持つのが日本だと言うことですね。

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