「偽物ヒマラヤクロコ」確かにお勉強させていただきました(笑)・・ | カリスマ大野貴博ディレクターブログ

「偽物ヒマラヤクロコ」確かにお勉強させていただきました(笑)・・

本物ヒマラヤ仕上げ(ヘンロン社製)

写真上段のブラウンの斑柄はフェイクのヒマラヤ染め、下段のグレーの斑柄は本物ヒマラヤ

偽物ヒマラヤ染め拡大左偽物、ブラウン斑柄はフェイクヒマラヤ染め。右本物グレー斑柄はリアルヒマラヤ。



 

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今日も不安定なここ京都はゴールド本店からブログをアップしております。

久し振りにクロコダイルの話題、でも、フェイクヒマラヤは、クロコダイルに敬意を持ち、真剣に取り扱っている僕には、非常に残念なことでした。テレビ通販と言う販路でお取引させていただいて10数年、声を大にしてテレビ側に言いたいことが沢山ありましたが、ここまでくると流石に倫理上の問題として、僕がどうこう言うよりも、視聴者や騙されたお客様がクレームされるかとも思います。クロコダイルを扱う立場立場で、口をつむるような習慣があるのか、日本のグレーなレザー業界は、やはり、世界のセレブが憧れるラグジュアリーブランドがここ日本から生まれない理由がうなづけるように思います。

 

まずここ数日の「本物のヒマラヤ」と「偽物のヒマラヤ」の定義ですが

「本物ヒマラヤ」はエルメスが名付けたヒマラヤ=まるでヒマラヤ山脈の雪解けをイメージされる天然のままのクロコダイル柄を表現するナチュラル仕上げ。一切色付けしていないものと定義しています。

「偽物のヒマラヤ」は「本物のヒマラヤ」に似せたクロコダイルカラーや柄、表現を染色加工で施すものとしています。染色したもの。従って、染色していないものと、染色しているものとの差を本物か偽物か、この定義の上、判断しています。いくら安くても数万円出して購入される方は、この定義の上で染色されていない「ヒマラヤ」と思い購入されたと思います。大野ブログを読まれているゴールド、クロコダイル、レザーグッズのファンの方々だけでも知って欲しいって思います。

 

数日間、この話題、皆様が騙されないために、本物「ヒマラヤ」を知っていただきたいとお客様にメッセージを発信し続けていましたところ、何と!昨日、新幹線でゴールド本店までご来店いただきました。お客様は紙袋に無造作に何かを詰め込まれいる様子、苦笑しながら昨年11月頃テレビショッピングで購入されたを「ヒマラヤクロコ(偽物・染め)バッグとお財布」を是非、見て欲しとご持参いただきました。

 

始めて実物「偽物ヒマラヤ」を見ました!!!

驚きです!

見た感じは、牛革型押しヒマラヤ染めと同じです。

お客様からお話しを聞くと、先日のテレビ通販と同じ局、同じブランドでご購入されたとか・・

お客様は笑いながらお持ちいただいたのですが、テレビの放映時はまさか染められているものとは知らず、単に「ヒマラヤクロコ」と言うワードと安いからと言う理由で買ったとのお話・・

お客様は「ゴールドのヒマラヤを数点QVCでご購入いただており、ゴールドと同じかなって思って、ついついお値段につられて・・」何て正直にお話しされました。結局、流石に偽物を使う訳にいかない、買わなければ良かったと少し後悔されていましたが・・

 

お客様は、毎回、クロコダイル商品を買うときはオンエア録画をされているらしく、再度、動画VTRを見返したら、商品名は「ヒマラヤクロコ」だったと、これでは視聴者は誤解するのでは何て思うのですが・・

 

僕の理論的には、放映時に「ヒマラヤ山脈の雪解けをイメージした染色を行っています」と1時間の内、数回説明すれば、何とかギリギリセーフかな?とか思うのですが・・お客様にお聞きすると、そんな話は先日の放映でも一切なかったらしいとか、動画を僕にも見て欲しいと・・メーカーしかりテレビ側の立場も大丈夫かなって・・僕が長年テレビ通販会社とお取引をしている中、常識的なテレビ通販として考えるなら少し問題あるのでは何て思うのですが・・

 

実物の「フェイクヒマラヤ」を見て感じたのですが、テレビ画面からこの商品を見ても、余程、カメラでよらないと表情はほとんど伝わらないかな?理由は、強い白いライトが照らされるために、いくら4K8Kでもきっと斑柄のグラデーションは分からない。商品とリアルヒマラヤ原皮を比較しないと、わからないかなって思いますね・・

その上、お客様の年齢層が50~70代となれば、テレビの画面からは細かなところまで見えないでしょうね・・

原皮の説明をされていたのであれば、その原皮が染色されたものなのか、原皮だけが実は本物なのか、それはそれで大きな問題ですが・・

 

もし、先日の放映商品が、持参いただいた同じベトナム工場で同じレザーだったら、本物の「ヒマラヤ」ではなく、「ヒマラヤ柄を模造した染色物、偽物ヒマラヤ」になりますよね。ルーペで見ると、革の表面は吟面をほとんど擦切っていますので、かなり原皮のグレードが低い上に手触りはパサパサしていて、もちろん団体養殖ものです。まず、全体を白色に染色、その後「本物ヒマラヤ」に見えるよう、薄ブラウンの色を竹斑のところからブラシで色付けし、少しグラデーションされているのが、しっかりと確認出来ます。実物さえあれば、染められているということは、わかりますね。ただ、本物を見たことが無い人であれば、誤認されるかと・・

 

確かに日本全体で考えてエキゾチックレザーの売上は、ここ数年で大幅に減少しています。ほとんどのメーカーが売上が欲しいと願ってはいるのですが、これらの商品を「ヒマラヤ」と表現するのは、ちょっとした間違いで済むようには思えない。この商品を「染色している内容」を卸先、店頭、テレビ放映時にお客様に伝えないことは、僕的にはアウトだと思います。

 

次から次へと価値無いクロコダイル製品が出てくることで、今まで価値あるクロコダイルをご購入された方が、これらの偽物商品をつかまされることで、クロコダイルが嫌いになるられるという、テレビ通販でのクロコダイル人気の負のスパイラル。非常に残念で残念で仕方ありませんね・・

 

僕の知る限り、この10年でテレビ通販のクロコダイル商品の信用性は99%無くなったと思います。売れないのではなく、商品自体に信用がないと言うことでしょう。テレビ通販でクロコダイル製品を買わない方がいいと言いたくなる理由、皆様もご理解いただけるのでは・・

商品供給側があえて染色していることを黙り偽った内容になっているのか、テレビ側、担当バイヤーが言わなくて良いと商品供給側にこっそり伝えているか?僕の知る常識あるテレビ通販ルールは、いつのまにか変わってしまった、テレビ通販会社は正しい表示とセールストークで販売、信用回復して欲しいと願うばかりです。

これってある意味「優良誤認表示」となるのかなぁ?・・

 

最後に僕はクロコダイル好き、レザー好きの方のテレビ通販ユーザーの立場に立ち、コメントしているだけです。消費者の立場にたったらと、消費者目線でコメントしています。僕もクロコダイルが大好き、コレクターです。だから、騙されたお客様の気持ちが痛いほどわかります。わざわざご持参いただきましたゴールド会員様、本当に有難うございます。そしてゴールドヒマラヤのお買い上げ有難うございます(o^―^o)ニコ

お客様のお陰で「偽物ヒマラヤ」確かにお勉強させていただきました!

 

COCO=愛くるしい
CE=CELEBRITY(セレブリティ)
LUX=LUXURY(ラグジュアリー)
GOLD★★★★★=控えめなファイブスターは大野が創る小粋なラグジュアリー
       
*ゴールドは、2015年2月イタリア ミラノから全く新しいコンセプトで大野自身で設立した株式会社ゴールドです。また、ブランド「ココセリュックス ゴールド」は、完全オリジナルのオンリーワンラグジュアリーです。従って、姉妹ブランドや姉妹会社はございませんので、誤解ないようお願いします。また、ゴールドが展開する作品、ストーリーの偽物、類似品には、ご注意下さい。