2023年初めから、およそ1年近くに衆院解散の報道がくすぶっている。能登半島地震や、自民党の派閥解散で、衆院解散の是非がなく、ここ最近は、収まっている。その昨年は、5人が今期限りの議員引退を表明した。しかし、公明党は、次期衆院選に向けて、比例ブロックの新人候補者を擁立したが、比例ブロック選出の現職の引退表明の議員は、まだ誰もいない。私は、この点について残念でならない。

公明党は、定年制を敷いている党で、任期が66歳に達した時点や在職24年の時点で議員引退するのが、原則だ。公明党は、いつ解散するか分からない衆院選に備えて、現職議員の引退を打ち、そして、新人候補者に禅譲すべきだ。亡くなられた竹入義勝さんが「定年制」の導入。自分も、66歳になる前に政界引退した。だが、佐藤茂樹や赤羽一嘉は、在職28年経過しているが、次期衆院選に小選挙区から出馬する。2人が地盤の大阪や兵庫は、日本維新の会の息の根がますます強く、維新が公明党の地盤を狙っている。もし仮に2人が次期衆院選で維新に議席を奪われたら、後味悪い形で引退することになる。事実、亡くなられた冬柴鉄三さんも、小選挙区で涙を飲み、そのまま事実上の引退表明した。だから、お2人には、同じような思いをさせないと願い、今から遅くないが、2人が公認辞退したうえで、政界引退が望ましい。公明党のルールには、従うべきだとと思う。

公明党も、世代交代の波に乗って、衆院議員の引退。また、近いうちに行う都議選でも、谷村孝彦や、東村邦浩の今期限りの不出馬をやるべきだ。見当違いになるが、強欲だった竹入さんたちは、その強欲で「議員続ける」つもりが、60代で議員をやめた。彼らがなぜ支持者に嫌われても議員をやりたかったのか、その恨みを買われて、60代で汚点を残して去ったのか、そこを考えるといい。彼らも後味悪い引退したから、その点を踏まえて、潔く引退をやるべき。そして、若手にバトンタッチすることを考えてほしい。