(はてなブログに書いたものを掲載します)

1979年7月の縮刷版を見たとき、「人に歴史あり」に出演した八代亜紀に、衝撃である。当時28歳だった八代亜紀が自分を振り返ったのは、いまだに頭から離れない。
Youtubeで見たが、島倉千代子が出演した「人に歴史あり」。そのときは、気にならなかった。「あぁ、そう」で終わって、気に留めなかった。しかし、八代亜紀は、衝撃であった。
「人に歴史あり」は、歌手の人が多数出演した印象があり、歌手が多数出演した気がしてならない。その辺は、驚かなかった。
ただ、小畑実や岡本敦郎、織井茂子が出なかったのが謎である。いまだに謎である。

 

「人に歴史あり」に出演した著名人。13年間のうち、12年間に出演した人を縮刷版で調べた。初期は、一流な著名人が多数出演したが、後年は、若手芸能人の出演が多く、「人に歴史あり」が持つ高級感がなかったように思う。
優れた文化人を多数出演すれば、それでまた違って見えたであろう。
ただ、メインゲスト(主役)が市川崑、黒澤明、三船敏郎、猪俣公章、鶴岡雅義、平尾昌晃、萩本欽一が出なかったのが残念だ。なぜ丹波哲郎や西村晃が出たのか、自分でもよく分からない。

 

縮刷版だけ調べた。調べてるうちに、毎回驚きの連続だった。
だが、映画界の巨匠の木下惠介が出たのに、対して、市川崑が出なかったのか、非常に気になった。また、黒澤明も出なかったそうだ。
「人に歴史あり」に出なかった黒澤明。存命中、インタビュー嫌いだった話を聞いたことがなく、テレビ出演を嫌った話を聞いたわけではない。なぜ取材に出なかったのか、非常に気になった。だから、そこの案配が難しいと思った。

そういえば、Youtubeで見たが、ある洋画家が、テレビ東京のインタビュー番組に出たが、「人に歴史あり」とは別の映像だった。
「なぜ使われないだろう」と思ったが、その方は、「人に歴史あり」に出演してないことを実感した。笠智衆も、「人に歴史あり」の主役で出たことはなく、別のインタビュー映像を使われたことがあった。だから、「人に歴史あり」に出演してない著名人が多くいることを強く実感した。
やっぱり調べないと分からないものだ。