8月26日の公開の萩原津年武さんの裏話として紹介した第9回大会のパリでの決勝。これが功を奏して、後のウルトラクイズに大きな影響を及ぼした。アメリカだけではなく、南北アメリカ横断。そして、メキシコ、南北アメリカ縦断、さらに、オーストラリアと、各地へ行くきっかけを作った。
第10回のウルトラクイズ。少しだけ、話が出た。これで思ったが、南米ルートと北米ルートに行けるのは、ごくわずか。まさに狭い門を潜り抜けた人しか行けない。だが、途中で敗退した人がかわいそうでしかない。途中で敗れるのは、ウルトラクイスの宿命だ。
途中で南北ルートをできないで敗者になった人もいる。私は、「かわいそう」でしかないが、ウルトラクイスのルールだから、同情を買っても行けないと思った。
北米ルートに行けたMさんとOさんは、翌年の第11回大会でウルトラクイスの一次予選に参加。そして、合格を果たした。だが、成田でいったん破れて、名古屋でパチンコで掛けた。だが、2人とも、パチンコで敗退。特に、Oさんは、悔しそうな表情で見ていた。Oさんは、2度も国内脱出できると思ったかもしれない。だが、国内脱出できるのは、ごくひとにぎり。ごくわずかなので、厳しいと思った。
また、第11回大会で2度の敗者復活できた女性のIさん。じゃんけんより難しかったパチンコ。パチンコをやったことがないというIさん。パチンコで大バクチできるのは、至難の業だと思った。そんなIさん、ひょっとしたら、アメリカ行きできると思ったら、グアムで敗退。彼女は、「グアムで本当に負ける」とは思わなかったのだろう。
だから、アメリカへ行ける。さらに、もっと先まで行けるのは、ほんのひとにぎり。まさに狭き門をどんどん潜り抜けた人しか進めない。
その第10回でやはり浮かんだのがまただが、瀬間さんと永田さんの2人である。一次予選通過。瀬間さんは、成田で、永田さんは、グアムで敗退。2人が夢見た「アメリカ行き」は、苦節何年かかって達成しないとできないので、簡単にできることではないことも頭に入れておかないといけない。