おばあちゃん | リースとミスラそして@息子+@次男の奮闘記

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家族のこと、バイクや車、オーディオ、ゲームネタなんかも書いてます。そんな感じのブログですので、ゆるりとお付き合いください。

幾度となく、ミクシイにも書きましたが、

今日の午前10:20分に、大好きな

大ばあちゃんが92歳で他界しました。


大ばあちゃんと言っても、@息子と

@次男から見た呼び方なので、

私から見れば祖母になります。


我が家は、共働きで父も母も仕事で遅かったので

常に祖母が私の面倒を見てくれ、孫の中でも

一番かわいがってくれていました。


とうぜん、私も祖母には色々なことを教わり、

戦争の話を聞いたり、年寄りしか知らない知恵を

沢山、授かったと思っています。



ミスラにも、「リースは、ババッ子だからね」って

言われるほど、私はおばあちゃんが大好きで

今までずっと自分なりに大切にしてきました。



そんな中、今朝6:00ごろに病院から、

「もう危ないので会いにきてあげてください」と連絡があり、

会社に行く前に顔を見に行ってきたんです。



既に、数日前から意識のないおばあちゃんでしたが、

私が行った際には、もう見えないであろう右目を見開き、

私のほうを見て、酸素の管が入っている口をもごもごと

動かしてくれました。



僕には「負けるな、負けるな、がんばれ!」と

確かに聞こえました。



「ばあちゃん、僕は負けないよ。がんばるよ

だから、もう楽にしていいよ」と声をかけると

安心した様子で目を閉じたのが、脳裏に焼き付いて

離れません。



(このとき既に、心拍数は20を下回る時もありました)



会社から帰りの車の中でも

元気だったころの祖母を思い出し、幾度となく

涙が出そうになりました。



そして、帰宅しておばあちゃんの安らかな顔を見たときに、

病院でのつらそうな顔を見ているだけに、

【もう、おばあちゃん。苦しまないでいいんだな・・・】と

安堵したような、複雑な気持ちになりました。



そして、横に来た父親に

「俺さ、ばあちゃん、大好きだったよ」って行った瞬間に

大粒の涙が目から流れてきました。



上を向いても、手でぬぐっても、どんどん目からあふれて

とまりませんでした。



冷たく横たわる祖母に

「お帰り、ばあちゃん。そして、ありがとう」って

頭を下げて言いました。




知識や記憶は、人から人へ受け渡され

そして、何時しか大切な宝物になっていくんだと思います。




いずれ私達も年寄りになり、同じようになるでしょう。




そのときに、息子や孫は、私とこんな風に接して

くれるだろうか。


私の持っている知識や考えをどれだけ伝えられるだろうか。


人を思いやることの大切さ、強く願うことの必要性、

そして何より礼を重んじることの重要性。



「礼を持って儀を尽くす」



この我が家の教えを

末代まで伝えていきたいと思っています。




自分に残そう。




人は人が作るもので、決して一人で成長できるわけではない。




おごり高ぶるな。




そして、自問自答を繰り返せ。