子供たちが日本と世界について英語と日本語両方で表現できるように、真のバイリンガルを目指す勉強会を主催してますKayです。

 

 

日本に帰国して何より嬉しいことの一つに図書館を利用できることがあります。

当たりかハズレか、読んでみないとわからない本を買わなくてはいけないのはリスクですが、図書館ならタダで読める。

 

 

買っても読まなかった本が積ん読になる罪悪感も嫌だし

図書館なら2週間借りて、読み進められない本は、買っても読まない本ですよね。

 

 

読了後、何度でも読みたい、と思える本に出会えることは稀ですがこちらが、最近図書館で借りて手元に置いておきたくなり、買った本。

 

吉原真里 「不機嫌な英語たち」

 

 

 
 

 

 

 

 

私のようにバイリンガルの子供達と触れる機会の多い仕事をしていたり、自分自身も少しでも英語力が母国語に近くならないかなと努力している者、そして海外で「外国人」として生活していた者として、色々学びがあり、共感できる本でした。

 

特に前半、筆者吉原さんの小学5年生からアメリカにたった2年半過ごしただけでネイティブに負けない英語力を身につけた経緯(本当に地頭も良く、努力できる子です)、ティーンエイジャーになったばかりの独特のグループや階層意識の表現などは、自分のアメリカの高校時代の1年間のホームステイの経験と重なる部分もあり、かなり面白かったです。

 

吉原さんはピアノの腕も相当なようなのですが、語学の習得って楽器の習得と似ているよな、とも感じさせられました。

 

 

吉原さんの別の本も読みたくなり、図書館で借りたのが

「アメリカの大学院で成功する方法」です。

 

 

吉原さんは帰国した後、東大を楽勝で卒業し、名門ブラウン大学で博士号をとり、ハワイ大学の教授の終身雇用を勝ち取っています。

彼女がこの本を書いたのは20年前なので、今の大学院には参考にならないかもしれませんが、アメリカ大学院で授業の発言のアドバイスが、最近集団面接をされた生徒さんと一致していて示唆に富んでいたので紹介します。

 

 

会話に貢献するために

 

 では、「ディスカッションへの貢献」とは一体何で、教授は学生に何を求めているのだろうか。教授が司会をして進行する場合や、学生の発表をもとにディスカッションが行われる場合、あるいは学生の一人がディスカッションを司会する場合など、セミナーの形式には色々あるが、いずれの場合も、以下のことは心に留めておきたい。

 

 まず、聞かれていることに応えること。

中略

それを無視して、なんでもいいから自分の思ったことを話の脈絡に関係なく発言するのは、ディスカッションに貢献しないばかりか大変な迷惑である。

中略

次に、発言は具体的にすること。

中略

具体的な例を挙げれば、他の学生もそれに対して反応することができ、さらなる議論につながる。中略

かといって、細かい例を挙げればいいというものではない。よく、本の中の細かい一点に文句をつけて、そこがどうして間違っているのかをえんえんと論じたがり、ディスカッションの流れをとめてしまう学生がいる。中略

それから、他の学生の発言をよく聞くこと。教師の立場から見て、本当に優秀な学生というのは、単に元々頭が良かったりよく勉強したりするだけでなく、他の学生から学ぶ術を知っている学生である。自分の考えを勝手に述べるだけなら誰でもできる。より難しく、より意味があるのは、他の学生のアイデアをしっかりと汲み取り、それから学ぶべきことを学んで、そこからさらに話を進めるような発言をすることである。これができるためには、謙虚さとオープンな思考が必要である。よく、自分が一番賢いと信じて、他の学生の発言にはあまり耳を貸さないような傲慢な学生がいるが、そういう人はせっかくの学習の機会を逃しているわけで、知的な発展が頭打ちになる。

 

吉原真里 「アメリカの大学院で成功する方法」セミナーで求められること より

 

 

つまり、日本人は謙虚すぎるぐらい謙虚な子が多いですが、それは悪くないのです。他の学生の意見をどれだけ汲み取れって、自分の意見を発展させられるか、少なくともグループディスカッションでは独走は評価されませんし、議論が脱線している場合少しでも質問のテーマに沿うように話を持っていく努力が評価されると思います。

 

 

私のグループレッスンの生徒さんでも数名「学芸国際」はじめグループディスカッションがある帰国生用入試に合格した生徒さんがいらっしゃいますが、Kay's Englishのグループレッスンでは、宿題を発表しあって、それぞれの生徒さんの良いところ、問題点などを少人数で言い合う練習を毎回しています。これらの体験がグループディスカッションに役に立つことは明らかです。

 

 

ちなみに、その学芸で合格した生徒さんは二人とも、日本語が苦手な生徒さんのために通訳をかって出たとのことです。こういった、他の生徒さんの意見を汲み取る努力は必ず評価されるでしょう。

 

 

 

親の仕事の都合で海外に来て、いつ帰国するかわからない海外子女たち。

いつ帰国するかわからないから、常に日本に帰った時のことを考えて現地と日本の勉強の両立に苦しんでいる子も多いです。

でも、誰でもできる経験ではない海外生活、現地の活動にめいいっぱい取り組んで、学校の勉強を優先することが一番だと思います。

 

早慶などの付属校は国語数学の難易度が高く十分な対策が必要なので日系の塾での対応も必要だと思いますが、多くの帰国生入試は作文や英作文や面接のみだけ、そうであれば、Kayのグループレッスンは最低限の時間で効率よく楽しく学ぶことができ、急な帰国の時も慌てずにすみ、本当におすすめです!

 

小さな教室ながら、これまで、渋々、学芸国際、広尾学園、広尾小石川、青稜、芝浦工業大学附属、三田国際、ICU高校、関学千里国際、立命館宇治、名古屋国際他多くの帰国生入試で合格者を輩出しています。

 

ぜひ、急な帰国に慌てないためにも私たちと一緒に楽しく学びませんか?

 

 

 

 

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Kayの主催する世界中から参加してくれる子供達の勉強会、大人から子供までのプライベートレッスン、体験レッスンのお問い合わせやクラスの空き状況確認などは簡単なライン登録をおすすめします。

 

 

英語学習、日本語維持に関するカウンセリングは30分まで無料です。

 

グループレッスンの体験も無料でお試しいただけます。

 

 

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kayvoxtakeuchi@gmail.com

 

My commitment to my cause is teaching both English and Japanese to children, empowering them to bring peace to the world.

 

最後までお読みくださりありがとうございました。