みなさま、こんにちは。

子供たちと日本と世界について英語と日本語両方で表現できるように真のバイリンガルを目指して勉強会を主催してますKayです。

昨年秋に中三の息子とドイツから帰国しました。

 

このブログは海外生活の長い息子が当時中1で英語の方が強くなりかけた頃、日本語維持のために日英両方バランス良く思考力が身につけられればと始めた小さなオンライン教室の様子を綴っています。

今ではクラスも増え、世界中の帰国生中心に楽しく日本語や英語で深く考え、英語の文章力を一緒に研鑽しています。

 

教材は新聞のコラム「天声人語」をメインに使用しており、英訳したり、コラムのテーマから英検や帰国編入対策にもなるエッセイを書いております。

 

今週はエッセイの週!

 

 

今週のコラムは国際数学オリンピックについてです。

去年の会場は20年ぶりに日本で開催されたことでも話題となりましたよね。

 

 

色々調べているうちに、数学オリンピックってIBのカリキュラムの数学とリンクしているんですね!!

息子が通っていたIB系インターのMath Clubのメンバーがドイツ国内の予選で良い成績を収めたという学校ニュースを見て、懐かしい顔が映っていたようです。

 

 

今読んでいる英語関連本は「数学」の塾の先生が書いていらっしゃったり、コラムに出てくる数学者は「国家の品格」の著者で、日本人の英語について色々と物申してらっしゃいますから、数学と英語の関係の意外性驚きつつ、授業の準備をしました。

 

エッセイでは飛び級の是非について子供達と考えます。

 

 

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おはよー、こんにちは、こんばんはー!

 

今日はこちらのコラムを読んでいきましょう!

 

(子供達とまずこれを日本語で読んでいます。私のグループレッスンでは天声人語を読み、それを英訳したり、それに関連した英検形式のエッセイを書いています。今日はエッセイの週!)

 

 

「数学が苦手な生徒は往々にして、正解ではなく、ある疑問にたどりつく。いわく、何でこんな勉強をするのか。将来、いったい何の役に立つというのか。」

 

 

このコラムニスト、新聞社の記者は文系の方が圧倒的に多いはずで、数学が苦手だったようですね。

 

 

みんなは突然ですが数学は好き?

 

 

私の生徒さんたち、母数は少なく現在帰国生率(まだ現役のインター生、海外在住組含む)ほぼ100%ですが、数学が苦手、という子は一人もおらず、びっくり!!!

 

 

よき、よきチュー

 

 

国語や社会の方が苦手、ということなのかもですけれど。。。てへぺろ

 

 

 

数学者の藤原正彦さんが出てきました。

 

 

数学者だけでなく、エッセイストとしてもご活躍で大ベストセラー「国家の品格」を書かれたなかなか面白い方です。

 

200万部のベストセラーで数学者の立場から、「論理より情緒」・「英語より国語」・「民主主義より武士道」と説いている。

 

 

 

こんな動画見つけました。

個を尊重し過ぎてはいけない、と、ややもすると全体主義を賛美する意見となっています。

 

 

子供達にこの動画は時間がなく、シェアできませんでけれど、彼の古風な考え方、自分は支持はできませんが、盲目的に欧米の価値観を鵜呑みにしすぎないようにしたいとは常に思います。

 

 

藤原氏曰く、今の若者は公も私も中途半端。。。

そうなのかなあ。。。

 

私の生徒さんたちは「私」が中途半端とは思わない子も多いですけれど。

 

 

国際数学オリンピック、去年は20年ぶりに日本で開催、千葉が会場でした。

 

 

私が田舎の中高生だった頃はまだ日本は参加していなかったようなのですが、今は数学好きの高校生の晴れ舞台のようですね!!

 

 

 

私の息子が中3の時、勝手にエントリーして予選で落ちていましたが(チャレンジするだけ偉いけど、もう諦めて今年ははしなかった)、今回授業テーマに取り入れるにあたり、色々調べて詳しくなりました。

 

 

まず、日本の予選ですが、予選は毎年成人の日に行われるそうで、12問あって毎年、参加者は約5000人。

その中から7、8問解けると本戦の約200人に選ばれ、その上位20人が合宿に参加、トップ6人が日本代表に選ばれるようです。

 

どこの国も代表者は6名、その6名が今度は世界大会で

2日間、9時間で合計6問を解くそうです。

 

上位1/12が金メダル, 次の2/12が銀、3/12が銅メダル、つまり半分以上だとメダルがもらえる仕組みのようで、2023年は満点が5人いたそうです。

 

国際数学オリンピックのホームページで問題をあらゆる言語で見ることができます。

(文系の私は問題の意味すらわかりません)

この古風な入り口のホームページに美学を感じます。

 

 

閉会式の満点表彰式の模様を子供達と見ました。

(1:02.35-1:04.10)

 

 

なんで、アジア系の男子ばかりなんでしょうね。。。数学に強いのは。。。
 
日本はちなみに去年は6位という好成績。
 
 
 
ちなみに数の表現ですが

 

・The first time in 20 years 2=20年ぶりに

・C finished first, followed by B Cが1位でBが2位だった。

・Place six  6位である

 

など、簡単な表現なようで言い方が思いつかないことがあるので、この機会に確認しましょう。

 
 
2000年以降の金メダルの数の推移もみました。

中国が大躍進!

ロシアも強いんだけど、今はウクライナ侵攻以来は個人出場のみとなっているようです。

 

 

中国やアメリカは何故こんなに強いのか

 

アメリカ人なんて、そんなに数学が強そうではないのに。

 

と思ったら、中国もアメリカも、優秀な生徒を集めて予想問題をやらせたりと強化選手を国を挙げて応援してるみたいです。

 

日本はほんの短期間の合宿ぐらいで、あとは個人の努力でここまで強いのはやはりすごいのかも!!

 

 

日本はなんでも「平等にしなくてはいけない」という感覚が強く、優秀な子を特別扱いしたり、飛び級させたり、ということが少ないので、天才が育たない、などとも言われていますよね。

 

 

 

そこで、今回のエッセイのテーマはこちらです。

 

Do the advantages of gifted students grade-skipping outweigh the disadvantages?

 

 

 

飛び級のメリットはデメリットより大きいか?

飛び級に賛成か?

という質問を難しめの表現で聞いています。

 

子供達、色々な意見が出ましたが、大体は飛び級に賛成の子が多かったです。

 

「優秀な子にはレベルに合わせて高度な教育を与えて刺激を与えるべき」、というのがほとんどの子の理由です。

 

他にも「giftedだと飛び級有り無しに関わらず精神的に辛いのだから、飛び級する選択肢を与えるべき」、というバランスの取れた意見もありました。

 

 

子供らしい意見として

 

「周りの子にとっても、優秀な子が飛び級をしていくのは刺激になるからYES」

 

という子もいれば、

 

「優秀な子も普通のクラスに残っていて欲しいのでNO」という意見もありました。

 

「あとは、日本は平等を重んじる社会だから、飛び級なんかしたら嫉妬されていじめられるんじゃないか」、というNoの子の意見もなかなか面白かったです。

 

 

 

飛び級で思いつくのはこの9歳の子が飛び級して高校に行くこのドラマ

 

先生たちがこの子が賢すぎてバカにされたり、振り回されたり、お気楽に見れるちょっとおバカなノリのドラマなので、帰国の小中学生男子の英語維持にもオススメ!!てへぺろ

 

難しい単語は主人公9歳のシェルダンしか使いません笑い泣きし、難しい単語を使ってみたくなるという効果も出るかも笑い泣きチュー

 

 

さらに、この記事を読むと色々考えさせられます。

子供達と一部読みました。

 

 

 

Noの理由として

It sometimes escalates their arrogance and creates unbalanced children. Not only improve their academic skills, it is important for them to learn social skills and perseverance.

 

飛び級をしたということで子供が傲慢になってしまい、社会性や忍耐力が育たず、結局は才能を伸ばすことができないかも、という意見はどう思いますか!?

 

 

Giftedが大成するためには才能だけでなく、「好き」が大事。そして、時代も味方につけなくてはいけない、ということも記事には書いてあり、みんなは何か好きなものある??って聞いた時、結構反抗期真っ盛りっぽい男の子なのに「今、ありとあらゆる科目が面白くて仕方がない!」っと目をキラキラさせて言っている子がいて嬉しくなりました笑い泣き

 

 

なんでも少し学ぶと面白く感じるよね!!!

夢中になるものが見つかりますように。。。おねがい

 

 

時代も味方につけなくてはいけない、例えば今数学やゲームが得意でも原始時代は活躍できない、という話から、「大谷翔平は、原始時代でもマンモスを一発で仕留めてヒーローになってそう」という発言があり笑いました笑い泣き爆  笑

 

 

こんな動画も最初の3分半ほどを子供達と一緒に見ました。

 

 

Giftedと言っても、恵まれているだけではなく、様々な面で脳の働きが激しすぎる、多動性だったり、知覚過敏だったり、繊細すぎる感情を持っていたりする場合もあるので、やはりGrade-skippingも含めたサポートが絶対に必要である、というこの3人のgifted男子のお母さんのスピーチは説得力があります。

 

 

「親業」のことを

long-term up-close action research study, called parenting

 

と呼んでいるのも面白かった笑い泣き爆  笑

 

Giftedの子たちが精神的にも成長することの大切さ

psychological maturity

について、知的な英語で説いています。

 

最初の3分半ほどを子供達と一緒に見ました。

 

 

ここ数年の多様性を認める世界の流行語でもある

発達障害やADHDなどのことを

 

Neuro diversity 

 

と表現する言葉も子供達に紹介しました。

 

 

個人的にこの言葉は好きです。

誰もが程度の差こそあれ、脳神経に多様性があると思いませんか?てへぺろ笑い泣き

 

 

 

 

今回も150〜250 wordsぐらいでエッセイを書いてくることが宿題です。

 

1級保持者やIELTS受ける人は250 wordsで両方の意見を!

 

ではでは皆さんのエッセイ、楽しみにしています。

 

実況中継おわり

 

 

息子トルコのブリティッシュスクール時代、5歳ぐらい?数字が大好きでMr.Numberと呼ばれ、SEN(Special Education Needed)で上のレベルの算数とSocial skillsを取り出しで受けていた頃。
帰って日本の小学校に戻ってからは公文で鍛えたもっとすごい子がたくさんいてちょっとがっかりしたかな!?

 

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最後までお読みくださりありがとうございました!