みなさま、こんにちは。

子供たちと日本と世界について英語と日本語両方で表現できるように真のバイリンガルを目指して勉強会を主催してますKayです。

昨年秋に中三の息子とドイツから帰国しました。

 

このブログは海外生活の長い息子が当時中1で英語の方が強くなりかけた頃、日本語維持のために日英両方バランス良く思考力が身につけられればと始めた小さなオンライン教室の様子を綴っています。

今ではクラスも増え、世界中の帰国生中心に楽しく日本語や英語で深く考え、英語の文章力を一緒に研鑽しています。

 

教材は新聞のコラム「天声人語」をメインに使用しており、英訳したり、コラムのテーマから英検や帰国編入対策にもなるエッセイを書いております。

 

 

それにしても、週末の英検準1級のエッセイテーマ難しかったですね!!

 

私のグループレッスンに参加する生徒さんは英検2級以上を条件としていて受講者のメインは中学生(高校生や小学生もいます)なのですが、1級テーマのエッセイにすると準1を目指す方に難しすぎるかなあ。。。と少し心配になる時もありましたが、2級レベルの頃から政治経済科学、さまざまなテーマに触れておくのは大切だと再認識。

 

 

今回の若者の投票率を上げるという準1エッセイテーマも1級レベルに相当すると思いますが以前私のグループレッスンでも取り上げたことのあるテーマでした。

 

 

当時からの受講者で今回準1を受験した子はいないのでお役には立てませんでしたが。。

 

 

とにかく、今回の準1のエッセイ問題は、本来ならPointsは良いヒントになることが多いのですが、今回は余計混乱させたのではないか!?

ある意味1級より書きにくかったのでは!?!?と思っておりますが、皆さんはどう思われますか??

 

 

さて、今年最初のコラムは新年早々起きた大事件、能登半島地震のことか、羽田空港衝突事故どちらにするか迷いましたが、残念ながら地震の方が被害が長く続きそうなので、まず、羽田についてやることにしました。

 

 

今回も少し2級の子には難しいエッセイテーマかもしれませんが、頑張ってほしい。

 

 

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おはよー、こんにちは、こんばんはー!

 

 

今日はこちらのコラムを読んでいきましょう!

 

 

 

 

(子供達とまずこれを日本語で読んでいます。私のグループレッスンでは天声人語を読み、それを英訳したり、それに関連した英検形式のエッセイを書いています。今日はエッセイの週!

 

 

JALと海保機の衝突事件、本当に驚きましたよね。

 

海上保安庁 Japan Coast Guard の飛行機では5名の犠牲者が出てしまいましたが、JALは乗員乗客が全員脱出できました。

 

 

世界のメディアで奇跡の脱出と称賛されていますが、この動画を見てください。このウォール・ストリートジャーナルの動画では大きく2つ、理由があるとされていますが、聞き取れましたか?

 

 

 

 

答え

 

CAさんの優秀さと機体の素材の耐火性

 

 

 

JALは他の航空会社に比べ特に安全に関する訓練に力を入れていると言われていますが、なぜだか知っていますか?

 

 

 

そう、そうなのよ、1985年JALは大きな飛行機事故を起こしています。

(このことを知っている生徒さんはごくごくわずかでした)

 

 

最初の50秒だけどんな事故だったか見てみましょう。

 

tail finの修理がちゃんとなされていなかったのが事故原因のようです。

 

 

長野県の御巣鷹山というところで事故が起き、乗員乗客520人死亡、奇跡的に4名助かりました。8月12日お盆、東京から大阪に向かう飛行機で、死亡者の中には以前授業でも取り上げた坂本九さんもいました。

タレントの明石家さんまさんは、この飛行機に乗る予定だったのを急遽変更したと言われています。

 

 

当時JALはANAと違って半官半民の経営で、国がサポートしている会社でしたが、1987年に完全に民営化されました。

 

 

ゆうちょ銀行やJR、NTTも国営だったのが民営化された会社です。

 

 

その後、2010年1月 JALは倒産。

 

 

会社更生法適用という法律でJALは助けてもらいました。

 

 

英語ではこんな感じで表現します。

 JAL filed a petition for protection with the court under the Corporate Rehabilitation Law.

 

 

「上場が廃止」とは?

前々回の授業で株式上場の話はしましたよね。

 

 

3500億円を国から借りて全従業員の約30%にあたる1万6000人がリストラとなり、借金は返還されて2012年9月、 再度上場、JALは復活しました。

 

ちなみに、アメリカにもChapter 11という大企業を助ける「会社更生法」に似た制度があります。

 

 

そして、コラムとはあまり関係ないのですが、今週のエッセイテーマは

 

Should major companies in financial trouble receive government support?

 

 

です。

 

 

JALは助けてもらったことで復活し、日本の航空会社がANAだけになって競争がなくなる、という状況は避けることができましたが、どうでしょうか??

 

 

結局は税金を使うことなので、大きな政府がいいのか?小さな政府がいいのか?

 

以前やった

 

The rich should save the poor

 

と似たテーマですね。

 

 

国がサポートした方が良い、大きい会社は社会に与えるインパクトが大きいから、という理由の生徒さんも多かったですが中小企業 small and medium-sized companiesを助けないのはunfairだという生徒さんもいました。

 

日本は若い企業が成長していませんから、そういうスタートアップ企業に国は援助する方が大事なのではないか?とも私は思いますが、皆さんどうかな??

 

 

今回はエッセイでしたが、プロの英訳の表現もいつもより素晴らしかったので、是非チェックしてみてくださいね。

 

以下、使用された航空事故関係の重要単語です。

 

collide GP1 衝突する

runway GP1 滑走路

relief supply 救援物資

takeoff G1 離陸

landing G2 着陸

aviation GP1 航空

chain reaction 連鎖反応

taxiing 地上走行

red flag 赤信号(制止する役割のあるもの)

 

 

150〜250 wordsぐらいでエッセイを書いてくることが宿題です。

1級保持者やIELTS受ける人は250 wordsで両方の意見を!

 

ではでは皆さんのエッセイ、楽しみにしています。

 

実況中継おわり

 

 

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最後までお読みくださりありがとうございました!