みなさま、こんにちは。

世界で活躍する英語力を身につけていただくため英語のオンラインレッスンを主催しておりますKayです。

 

 

このブログは海外生活の長い息子が当時中1で英語の方が強くなりかけた頃、日本語維持のために日英両方バランス良く思考力が身につけられればと始めた小さなオンライン教室の様子を綴っています。

今ではクラスも増え、世界中の帰国生中心に楽しく日本語や英語で深く考え、英語の文章力を一緒に研鑽しています。

 

 

教材は新聞のコラム「天声人語」をメインに使用しており、英訳したり、コラムのテーマから英検や帰国編入対策にもなるエッセイを書いております。

 

 

そして、今年最後に扱う文章は天声人語からではなく、私が素敵だなあと思う記事を見つけると、かなりの確率で出会う記者さん、吉田純子さんのAdoさんに関する文章です。調べてみると、東京芸大の楽理科卒の異色の記者さんのようです。

 

 

3億再生されているAdoさんの「うっせいわ」を私が初めて聞いたのは、Youtubeに曲があがってすぐ、ママ友が「うちの息子(高一ぐらい?息子より3歳上)が今、こんな曲聞いてるのよ」とリンクをラインで送ってもらってです。

 

 

初見、ショッキングな精神を病んでいるような映像で、Crazyで絶対教育上良くないでしょ、なんて思っていたけれど、歌詞は実は結構レールを走らされてきた大人にも共感できる内容。

 

 

私たちの若い頃、校内暴力全盛期の尾崎豊のバイクを盗んだり、校舎の窓ガラスを割ることに比べたら、今の子は表面上は少なくともお利口さん、内にストレス溜めてるんだな、と。

 

 

一応リンク

 

 

 

この歌を「祭りなきコロナの時代のバーチャル神輿(みこし)」と吉田純子さんは表現していて天才だと思いましたチュー

 

 

誰もがコロナで鬱憤が溜まっている時、阿波踊りの「えらいやっちゃ えらいやっちゃ ヨイヨイヨイヨイ!」っ感じに似ているというか笑い泣き

 

 

形のない音楽への想い美しい日本語で言語化された文を子供達と一緒に楽しく英訳して行きます。

 

 

 

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おはよー、こんにちは~、こんばんは!

 

いつも朝日新聞の天声人語だけど、今年最後に取り上げる文章は天声人語からじゃないの。

 

 

去年の最後も天声人語じゃなかったんだけど、去年いた人は覚えてるかな?

 

 

少年刑務所の子たちが書いた詩をみんなで読んだよね!!

 

 

そして、未成年の犯罪者も大人と同じような刑罰を受けるべきかというエッセイを書きました。

(本当に色々な良い議論のできた我ながら神授業だったと思うので、良かったら去年のブログも読んでくださいおねがい

 

 

 

今回はガラリと変わって、歌手のAdoさんに関する文章です。

 

Adoさんの「うっせいわ」はみんな知ってる??

 

 

日本にほとんど住んだことのない子も、一時帰国などでほとんどの子が知っていました。

 

 

海外でもアニメや日本文化が好きな人たち中心に人気のようで、このオタクのアメリカ人大学生?も大興奮で解説しています。

こういう、リアクション動画がたくさん出ていました。

 

 

11:00-13:10 を子供達と一緒に見ました。

F wordsだらけで教育上よろしくないのですが、彼のこの音楽の解釈はなかなか鋭いのではないでしょうか。

 

 

子供も大人も、多くの現代人は何かに縛られて、他人の期待に応えるように生きているんですよね。

 

 

この中に出てくる

makotoniijimaは「ペルソナ5」というのゲームのキャラクターらしいです。

 

 

この歌詞を初めて聞いた時、私が10代の時に流行ったチェッカーズというグループの「ギザギザハートの子守唄」を思い出しました。調べてみると、やはりこの歌を受けての歌詞のようです。

 

「ちっちゃな頃から優等生」は「ちっちゃな頃から悪ガキで」から

 

「ナイフのような思考回路持ち合わせるわけもなく」

は「ナイフみたいにとがっては」からきているんですよね。

 

 

このメロディ、リズム、今聴いてもいい感じ!

懐かしい!!

 

 

 

 

ということを踏まえて、今日は

 

日曜に想う 「強く優しく、歌声は静かに闘う」 編集委員・吉田純子

朝日新聞2023年1月8日 より抜粋

 

を読んでいきましょう。

 

 

「紅白歌合戦」「オクターブ」「飛翔」 「神輿(みこし)」「声そのものが肉体と化し」 「焦燥」「多様なニュアンスをまとい」「胸をえぐる」「ギラギラ艶(つや)光りしている」「素性(すじょう)」「己(おのれ)」

 

 

かっこいい表現がたくさん!

どうやって英訳していくか、ワクワクしませんか?

 

今週の宿題は英訳するか、もしくは自分の好きな歌(芸術)の批評を書いてください。

 

形のない音楽をどう言語化するということはとっても難しいと思います。

 

What is your favorite music (art) and why, using a lot of unique expressions.

 

150-250 wordsぐらいでお願いします。

 

特に好きな芸術がなければこの素晴らしい批評の英訳にチャレンジしてね。

 

 

IB6科目のうち一つを芸術を選択している場合、作品を作るだけでなく、作品を評価したり、自分の作品に込めたメッセージとその背景にある時代や社会との関係について語る必要がありますからその練習にもなりますね!

 

 

 

 

 

今回は紅白やJPOPと関連して、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川氏の性加害に関することにも少し触れました。

 

 

今年の5月、BBCが特集したことと、元ジュニアのカウアン岡本氏が外国人記向記者会見を開いたことで、日本国内にも動きがあり、法律の改正の原動力になったと言われています。

一部彼の記者会見と通訳の映像を見ました。

 

 

そもそも2017年までは日本では強制性行等罪の被害者の対象は女性としか想定されていなかった!というのも驚きですよね。今年の7月に「不同意性交等罪 」ができて、暴行などの脅しがなくても同意がない性交は違法となり、様々な改正が行われたみたいです。

 

 

 

 

 

 

ちなみに帰国の中学生がオススメしてくれた曲を一部ご紹介します。(若い人の間で今流行りの音楽が色々知れて私たちが楽しい!チュー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の英訳は天声人語と違って公式の英訳はないので見本がありませんが、私が訳してみましたのでご参考まで。。。

 

At the year-end music festival TV show, “Kohaku”, I “reencountered” that  voice. In the spring of 2021, a girl’s voice, uttering “Ussewa (Shut the fXXX up)” surged  from a bustling corner on You Tube.
First, the low voice with a “u” momentarily soared one octave up, then erupted into a high-pitched  “se”. At that time, I wrote in this paper that this song was like a“virtual mikoshi, a portable shrine carried like a float in the festival-less era of Corona”. Through rhythmic repetition,  the voice itself was embodied, expressing intangible irritations that imply various nuanced meanings. It shouted hoarsely, growled, and  etched into the hearts of listeners.

During the program, “Kohaku”, the voice was glittering as if attempting to tear apart the constraint named “common sense”. It also served as the source of the beaming light, conveying a positive message of “believing in a new era” .
The owner of the voice is the artist known as Ado-san. According to her,  she is now twenty years old. She never reveals her face and remains anonymous. Last fall, she signed a contract with a U.S. music company. Refusing to become a “commodity” by selling her appearance and private life,  she challenges listeners worldwide, asking if they need anything beyond her musical talent. This strong determination itself is already an art that illuminates our modern era.

 

 

 

ではでは、今年1年本当にどうもありがとうございました。

みんな楽しいクリスマス、お正月をお過ごしください。

 

また1月にねー!!!

 

 

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最後までお読みくださりありがとうございました。