こんにちは。子供達に真のバイリンガルを目指してもらいたくて、

欧州在住の中学生中心にオンラインで勉強会を主催しておりますKayです。

 

さて前回の記事の続きですが、うちの息子は小1の6月下旬

中東のブリティッシュスクール(EAL有り)に2年通ったあと

日本でどのように英語を維持したかについて

我が家の例をご紹介したいと思います。

 

そもそも、インターにいた頃から集団行動や指示行動が苦手だった息子。

ブリティッシュのYear1の担任はアジア圏でインターの教師をした経験があり

アジア的集団教育の厳しさをご存知だったので

日本帰国にあたって「息子に日本の小学校は向かない。

インター、できれば自由なIB系のインターの方が良い」

とハッキリと言われましたガーン

 

ブリティッシュはインターの中では若干お行儀にうるさいとはいえ

日本の小学校に比べれば随分ゆるかったのに浮いていたのですから照れ

確かに日本で「前ならえ」もできずに

朝から晩まで怒られ続けて自尊心を傷つけられるのは嫌だショボーン

 

それに、せっかく身につけた綺麗な英語の発音を

「恥ずかしい」と思わせることだけは避けたいえー

 

なんといっても最優先事項はお勉強や英語より何より

「楽しい小学生生活を送ってほしい」だったので

色々な可能性を考えました。

 

担任の先生オススメのIB系インターも考えましたが

入学の競争率も高く、普通のサラリーマン家庭では

いくら一人っ子でも年間200万〜300万の出費は相当厳しい。

 

都内にいくつかある帰国子女対応小学校も見に行きましたが

どこも上品な雰囲気で

大変お利口さんな「帰国子女」ばかりな印象でうちの息子には合わなさそう。

悪く言えば「日本人に矯正する」ことに慣れているような印象も受けました。

あくまで印象ですニコニコ

 

そして、最後にたどり着いたのが港区にある国際学級のあるH小学校。

廃校寸前だった小学校が「国際学級」の試みを始めて

起死回生を狙っていました。

 

その後人気が出すぎて

現在少しシステムは変わったようですが

当時は各学年だいたい2クラスあり

それぞれのクラスの副担任が英語ネイティブの先生配備おねがい

一般の生徒も2クラスに分散された外国籍の児童と一緒に

音楽や体育などを学び

それ以外の科目は外国籍の児童約10名弱は

まとめて英語で取り出し教育を受けることができて

日本の教育カリキュラムを英語で学べるというものでした。

 

見学に行った4月下旬、ちょうど息子と同じ初々しい1年生が

合同で校舎の前で「帰りの会」をやっていました。

見事に統制が取れておらず

一列に並ぼうにも後ろの方の子たちは先生の話を聞いておらず

ワイワイガヤガヤ英語もチラホラ聞こえてくるしインターみたい爆  笑

はっきり言って日本の学校としては学級崩壊状態笑い泣き

この中でなら、息子が集団行動ができなくても

目立たないし怒られずにすみそう爆  笑

 

ということで、ここに決めました。

 

次元が低すぎてごめんなさいショボーンてへぺろ

 

 

田舎者の私には港区のこの学区エリアは

芸能人か社長、ヤクザしか住んでいないというイメージでしたが爆  笑

私たちサラリーマン家庭でも手が届く極小中古マンションを見つけ

インターナショナルスクールではなく

不動産に投資することに決めましたおねがい

 

 

 

では、この「国際学級」のある公立小は英語維持に役に立つか否か?

 

 

答えはうちの場合はYesニコニコ

でもお子さんによります。

 

 

同級生の子供たちは、様々な理由でインターには通わない外国人。

日本人と外国人のハーフのお子さん

帰国子女、幼稚園だけ日本のインターだった子や

国際的な環境で教育を受けさせたいと考える教育熱心な

日本人のお子さんが集まってきていました。

 

この小学校に通わせた最大の収穫は英語も含めてなのですが

息子と大変気の合うアメリカ人のお友達T君に出会えたことです。。

もちろん英語の上達をするために仲良くなったわけではなく

たまたま息子と気があったのがT君だっただけですが

常に休み時間などはその子と英語で話していました。

お互いの家にスリープオーバー(お泊まり会)も何度もさせてもらい

今も一時帰国の時は必ず会う友達です。

T君のお母様も超リベラルで聡明な大好きな方で

この勉強会を始めたのもT君のお母様が

オンラインで子供達のためにBookClubを開催されていたことが刺激となりました。

 

T君以外にも、この小学校で出会えた台湾人のD君はヨーロッパに遊びにきてくれたり

この勉強会にも参加してくれている日米ハーフのK君等

インターナショナルな素晴らしい出会いがありました。

 

息子は公立小に編入当初の2014年夏、まだマイクロソフトに買収される前の

黎明期の「マインクラフト」に夢中でした。

そのため、転校して新しい友達に会うと合言葉のように

"Do you know Minecraft?"「マインクラフトってゲーム知ってる?」と聞いて

マイクラの話題で友達を作っていました。

 

 

まだ日本語版が出る前だったため、

自動的にマインクラフトの話ができる子は

英語ができる子でした。

 

 

同じクラスだった日米ハーフのE君のお母さんも

「うちの子は今日学校がどうだったかと聞いてもマインクラフトの話しかしない」

とおっしゃっていました爆  笑

 

うちも、家に帰ると第一声は

"Do you know in Minecraft,  ・・・・・・・・?"

とマイクラの新しい情報を説明してくれていました。

一体毎日学校で何を勉強していたのか笑い泣き

 

こんな感じで日本からインターの友達にゲームの報告をしていました。

 

https://youtu.be/rpo8hXhNBU0

 

 

マイクラに出てくる単語は結構高度だったりします。

例えばLavaは溶岩のことですけれど、

溶岩が固まった石のことを何というかわかりますか。

 

 

 

答えは。。。

 

 

 

 

 

obsidian

 

 

 

 

 

黒曜石です。

 

 

pickaxも当時息子がよく話していて

思わず辞書を引いてしまいました。

 

 

 

 

つるはし。。。

 

 

 

 

日本語でもそんな単語忘れていましたえー

 

ちなみにマイクラは空間認知能力が上がるだとか

教育的にも効果があると

日本でも2017年頃は話題になってきていました。

 

スウェーデン大使館が主催したSDG'sを考慮した

マインクラフトの街づくりの大会なんかもあって

ファイナルに残って大使館にご招待された時もあったな。。。ラブ

 

小4から英語ではじめたYoutubeでのマイクラゲーム実況中継は

今も夢中で続けている息子の最大の趣味。。。

 

 

マイクラネタは尽きませんが、話題を息子の通っていた公立小に戻します。

 

 

息子の親友T君は外国籍なので、英語で取り出し授業が受けられますが

うちは日本人なので普通に日本語の授業。

それでも、日本の学校は授業中あまり生徒に発言させないので

学校では休み時間に話す英語の方が多かったと思います。

 

ただ、これは、たまたまうちの子の場合で

多くの帰国子女や幼稚園は日本のインターだったお子さんは

日本人同士で過ごされていたのではないか、という印象です。

 

2年生の時にアメリカから帰国されたS君は

うちの息子とは交流はあまりなく

外国人のお友達と遊んでいる様子はありませんでしたが

既に英語でハリーポッターシリーズを読んでいました。

 

うちの子はせいぜい”Captain Underpants”です爆  笑

(ちなみにこのシリーズは校長先生が悪者という設定の

男子に大人気の本ですので英語の本をなかなか

読まないというお子さんにはオススメです。)

 

 

 

本というより漫画ですねてへぺろ

 

写真下はマイクラの攻略本。

擦り切れるまで読みました。

一瞬元素記号表のように見えて勉強になりそう!と思いますが

よく見るとマイクラワールドの元素記号ですニヤリ

 

G2でハリーポッターを読めるのは

アメリカ現地校でも早熟で相当賢い子の部類のはず。

案の定、S君は中学受験をして

現在東京御三家の一つ、Kに進学されています!

 

 

2014年当時港区は小学1年生から週に2回英語の授業がありました。

うちの小学校はこんな感じで英語が出来るお子さんが非常い多かったので

3つのクラスに分けられて1番上のクラスは

ネイティブの子もそれなりに楽しめる

読み書きもある高度な内容でしたので

これを公立、無料で受講できるのはお得かもしれません。

 

あとは、理科の観察日記などが教室の壁に一斉に張り出されたりしていましたが

外国籍の子の観察日記は英語。

同じフォーマットのマリーゴールドの観察記録が日英で見られるのは

面白かったかも。

学校からのお便りも給食だよりも日英表記でした。

 

 

インターに通っても日本人同士で固まってしまい

英語があまり上達しないこともあります。

 

一方、全く英語が話せなくても周りの多くが英語が話せるのが羨ましく

それがモチベーションとなって

英語教育で有名な中高一貫校に進学された方もいます。

 

あとは、どこの学校にもある話で、うちの学年だけかもしれませんが

結構色々な意味で元気なお子さんが多くて

いわゆるモン○ターペアレントもセットだったりとニヤリ

先生も大変そうでした。

 

そして、そういう元気なお子さんに限って

難関中高一貫校に合格したりしているので

中高一貫も意外と闇がありそう。。。と思ったりもしてキョロキョロ

ハリーポッターのS君のことではありません、念の為。

とにかく、公立小「国際学級」かなり特色のある小学校でした。

 

 

ちなみに「おうち英語」としては

大人が見ている日本語のドラマやニュースを一緒に見ることはあっても

一人では日本語のテレビや動画は見せない、英語のみと決めていました。

ディズニーチャンネルはもちろん入会。

 

また海外帰国子女教育振興財団の言語学博士

服部孝彦さん(「私たちはいかにして英語を失うか」の著者)の

以下のような講演を聞いてからは「英語での話かけ」も心がけました。

 

「例えば、子供がアメリカの現地校に通いだし、日本語を失いつつあって

親に対しても英語で話しかけてくるようになるとします。

 

日本語を失って欲しくない親は英語で話しかけてきても日本語で返しませんか?

 

それと逆で同じことを英語維持のために日本でもやってください。

つまり、子供が日本語で話しかけてきても、英語で返すのです!」

 

とのこと。

 

もちろん、ここで母親の英語力が求められる部分はありますが

案外、子供は話たいことに関しては

"Wow!" "Great!" "Really?" などと相槌をうつだけで

一人で話してくれたりもします。

 

 

習い事に行く途中の電車の中でも英語で話続けていると

ビジネスマン風の方に英語で話しかけられて

席を譲って頂いたりしたこともありました爆  笑

アジア系外国人親子に見えたかしら!?爆  笑

 

その後、色々あって積極的に息子と英語を話すことは

やめてしまいましたが

四技能のうちのスピーキングは学校の友達と

リスニングは英語の動画を見ることなどで

息子の英語力は維持、向上されていきました。

 

あとはライティングとリーディングはどうしたか。。

についてもまたお話ししたいと思います。

放課後どんな英語教室を検討し、通ったか、英検などについても次の機会に!