みなさま、こんにちは。

世界で活躍する英語力を身につけていただくため英語のオンラインレッスンを主催しておりますKayです。

 

 

 

なんだかタイトルに色々閲覧数が伸びそうな単語を詰め込んでおりますが、先日、OECDと「活育財団」主催で東京大学で開催されたChild and Adolescent Well-being Forumなるものに参加してきました。

 

とても感銘を受け、色々なことを感じたので、すぐにブログを書きたかったのですが、スピーカーの方々の話の裏付けになるOECDや文科省などのホームページも紹介しようなどと探していたら、なかなか見つからず、モタモタしていると、だんだん感動も薄まってきてしまったので、とりあえず授業でもないので、宿題を出さない子にいつも言っているdone is better than perfectではないですが、「ひとりごと」としてサクっとシェアしますね。

(興味のあるかた、探してみてください)

 

 

フォーラムはなんと12:00から17:30の長丁場で5つのセッションに分かれており、本当に盛りだくさんで、思うところは色々あったのですが一言で感想を言うと、もっと子供が一生懸命になっていることを面白がったり、一緒に楽しんであげなくちゃ!!ということでした。

 

プログラムはこんな感じ。

 

OECDの武内事務次長(OECDの事務方No.2が日本人だったということも知りませんでした!)や東大の鈴木寛教授のお話では、PISAという教育テストで日本の15歳の子供はアカデミックな部分では最上位にいるのにconfidence in self-directed learning(自分のやり方で勉強する自信)とfamily supoprt and sense of belonging(家族に支えられていると実感する)が

調査国約80カ国中最下位だったというのです!!

 

 

つまり日本の子は成績は良いのに幸せではない!

 

この結果文科省は意図的に公表してない、とのこと。

 

日本の15歳、思春期の子供達のWellbeing、つまり幸福度は最悪な状況と言えないですか?びっくり

 

 

スピーカーの方はself-directedに関しては具体的な理由はおっしゃっていませんでしたが、私としては公文式や中学受験など日本では完璧なカリキュラムで勉強する方法を大人がビジネスとして編み出していて、そのレールに乗っている(乗らされている)からなのかな?と思ったり。。

 

 

family supoprtに関しては極度なプレッシャーをかける親がいる、もしくは逆に教育格差が広がっていて無関心な親のせいではないでしょうか。

 

 

スピーカーの方の提案としては

 

・小さな子供のいる親だけでなく15歳、思春期の子供のいる家庭の父、母ともに週に一度は17:00前に仕事から帰ってもっと子供と過ごす!

・子供も部活や塾で忙しくしすぎるので、大人が何もしない時間を意図的に作ってあげて、家族と「まずはメシを一緒に食う」!

・勉強や将来のことではなく、たわいもない会話から親子の対話を始めるべきだ!

・「釣り」など最適!、一緒にのんびり過ごす時間が必要!

 

とおっしゃっていて、同意しかありませんでした。

 

 

ドイツでも日曜は塾はもちろん、お店もどこもやっておらず、家族で森に散歩に出かける家庭も多かったです。

 

 

我が家はどうかなあ、と振り返りました。

 

 

うちは、帰宅部だし、学校外で友人と遊びに行く、ということはほとんどない子ということもあり、流行りのYoutubeや面白いSNSの投稿などを母親に見せてくれるなど、16歳にしては、色々話してくれる方なのではないかな、とは思います。(単にリアルな友達がいない笑い泣きウインク!?)

 

テーマは全く私が興味のないことが多いですけどお構いなし笑い泣き笑い泣き

 

 

勉強や将来に関するアドバイスなど、どのみち何も耳を傾けてはくれないので「お母さんはこう思うけどなー」程度。

 

法を犯していたり、本人や人様を危険にさらしたり傷つけるような発言には強く言うこともごくたまにありますが

 

「あなたがそれが良いと思うなら、そうしなさい」的姿勢を崩していません。

 

 

まあ、家の中、母一人、子ひとりの同居人なので、仲良くやっていかなくてはいけないから、ある意味無責任なのかもしれないですけれど、とにかく彼の人生、後悔のないように生きてほしい!それだけです。

 

 

十分、サポートしている(あたたかく放任している?)つもりでしたが、このフォーラムに参加して、もっと一緒に面白がってあげなきゃ!と

ちょっと普通の親は絶対しないことに、チャレンジすることにしてみました!

 

そのうち、またそのことはブログに書くと思います。

 

 

フォーラムでは上記OECD主催PISAの考察以外に、オクスフォードの研究員による研究発表、三人中二人は非英語圏の方の英語のスピーチで、日英の同時通訳が入っていました。

 

 

時々逐次通訳を引き受けている私、イヤホンを借りて、通訳のテクニック?も勉強することができました。

いやあ、5時間以上、(たぶん)二人の通訳だけで、集中力を持続させているの、すごすぎます!!

 

最後、17:00を過ぎた頃、日英通訳が必要なオクスフォード組が早めに退場されたのに、真面目にずっと同時通訳を続けられていた通訳のお二人、本当にお疲れ様でした!!

 

 

また途中、太鼓のパフォーマンスも素晴らしく、国際会議っぽい華やかな雰囲気を味わうことができました。

ストイックな武士の集団でした。

 

 

 

 

 

今回、このフォーラムに参加しようと思ったのは主催の活育財団の理事である日野田先生のファンなので、またお会いしたかったから、というのが大きいです。

 

 

日野田先生は大阪の箕面高校に史上最年少で校長に就任なさって、その高校から海外有名大学合格者を多数輩出する実績を残され、現在は都内の武蔵野大学中学校高等学校(息子に通わせたい中高一貫校の一つとして注目していました。)や千代田国際中等学校の校長として尽力され、日本の子どもたち、教育界を元気にすることに貢献していらっしゃいます。

 

 

この動画の一番左の方です。

 

 

 

 

遠目にフォーラムの途中、日野田先生の様子をチラチラとチェックしてましたがチュー、全てのスピーカーの方の話をニコニコと頷きながら聞いてらっしゃる姿が印象的でした。

 

 

ご自身も素晴らしいパブリックスピーカーなので、スピーカーの人を気持ちよくさせる良いリスナーであることは、スピーチの質をあげ、しいては会場全体が盛り上がることをよくご存知なんですよね。

 

 

私も生徒さんが授業で頷いてくれたりすると、本当にやりやすいし、良い授業ができると感じます。 

良いaudienceであることって、それだけでスピーチに参加していることになったりしますから、私もなるべく頷いて聞くようにしています。

意外と壇上から見えたりするんですよねウインク

 

 

フォーラムの参加者は関係者がほとんどという印象で、日野田先生の生徒さんもチラホラ、安田講堂の会場は正直空席も目立っていました。

 

 

日野田先生のクロージングスピーチでは「今日ここに来てる人は変態」(めざというという意味で!?)とおっしゃっていくださりチュー笑い泣き

「第一回の今日の安田講堂での(革命?って言っちゃだめかもしれませんが)大きな変化、うねりをスタートさせて、数年以内にこの会場を満杯にします!!」

とおっしゃっていました。

そのうち一般人の私のようなものは参加できないようなイベントに成長していくことでしょう。

 

 

フォーラムの最後には面白い試みもありました。

「今日のフォーラムで印象に残ったことを紙に書いてみましょう!」というワークです。

活育財団ではよく子どもたちにやらせているワークらしいです。

その紙に書いた内容を、近くの席の人とシェアしましょう!という試みまで!!

後ろの席にいらした男性、建築家さんで二児の素敵なパパさんでした。日野田先生繋がりだそう!!

 

 

GDPばかり重視していた政府やOECDによる新しい働きかけや今回のようなフォーラムによって、日本の教育はWell-being重視に少しづつ変わっていくのでしょうか。

 

 

・Oxford組の人たちが途中で帰っても集中力を途切れず職務を全うする通訳

 

・ストイックそのものの一糸乱れぬ大迫力の太鼓の演奏

 

・日野田先生の日本の伝統「守破離」を大切にしつつ冒険心を忘れない熱いスピーチ

 

これらは伝統的な日本人らしい一生懸命な武士の姿なのですが、これと「部活もほどほどに」「週1回以上早く仕事を切り上げて」などというリラックスな雰囲気の”Well-being”とのバランス取るのは日本人には難しいのかなあ?と思ったりニヤリ

 

 

 

いや、そんなことはなくて、日本の子どもたちは不確実性の高い世の中に適応するために自らの”Well-being”のために「高い目標を持ち過ぎず」「ほどほど」にしか頑張らないようになってきているのかなあ?と思ったり。

 

正直、最近の若者や子どもたちは良い意味でも悪い意味でも「肩の力」が抜けていて、昭和に比べ必死になっている子が少ないように感じませんか?

 

私の周りは色々な意味でマイペースなお子さんが本当に多いと感じます。(我が息子含め)

 

 

小学生ぐらいまでは、親や大人からの教育や調教?はある程度効果はあるけれど、中高生以上になると、最低限の安心安全な生活さえ保障してあげれば、親ができることは、生まれ持った能力や向上心を「邪魔しない」であげること、必要に応じて「経済的サポート」してあげることしかないのではないか?とも感じます。

 

 

中には「最低限の安心・安全」すら与えられなくとも、その逆境をバネにして猛烈に頑張れる子もいるわけですし、一体私たち大人が子どもたちに何ができるのか、考えれば考えるほどわからなくなりつつ、模索は続きます。

模索そのものにも意味はありますよね!

 

 

 

ただの独り言でしたウインク

 

 

 

 

ニュースでも見た学費値上げ反対の旗やテント!
 

 

 

 

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最後までお読みくださりありがとうございました。