英語の構文をおさえましょう。 (that 編 0001) 0001
thatの4つの用法
<代名詞のthat>→それ〔あの〕
<名詞節を作るthat>→・・・ということ
<関係代名詞のthat>→・・・ところの
<同格のthat>→・・・という
1 The climate of Japan is milder than that of Canada.
→ 日本の気候はカナダの気候より温暖である。
<代名詞のthat>
2 The trouble with him is that he is not punctual.
→ 彼について困ったことは、彼が時間を守らないことだ。
<名詞節を作るthat>
3 He solved the problem in five minutes that I had struggled with for two hours.
→ 彼は、私が2時間も悪戦苦闘した問題を5分で解いてしまった。
<関係代名詞のthat>
4 You must remember the fact that you owe her a lot.
→ 君は彼女に多くの借金があるという事実を忘れてはいけない。
<同格のthat>
<関係代名詞のthat>と<同格のthat>の識別が重要です。
いずれも、『名詞 + that・・・ 』の形で使われるが、<関係代名詞のthat>の場合は、
・・・にくる文が不完全な文(主語や目的語等がない文)です。
一方、<同格のthat>の場合は、・・・にくる文が完全な文になります。
3の例文では、"I had struggled with + O"の目的語が抜けています。
同格とは、直前の名詞の「内容を詳しく説明する」ということ。
つまり、「直前の名詞」=「that以下の文」という関係が成り立つことになる。
"You owe her a lot."は、完全な文です。