英語の表現を考える(譲歩構文-01)  0002 | 英語を学びつづけるノート

英語の表現を考える(譲歩構文-01)  0002

譲歩構文は、重要な表現です。


なぜならば、長文の中で、


「一般論」
  ↓
<逆説の接続詞>
「筆者の主張」


という論旨の展開が多いのですが、
その中で、一般論の部分に、
譲歩を表す構文が、よく使われるからです。



早速、例文を見ていきましょう。


          typewriter


No doubt she loves him , but she won't marry him.
→確かに彼女は彼の事を愛しているが、彼女は結婚はしないだろう。
no doubt ~ , but 文 ⇒「確かに~だが、・・・文・・・」


No wonder they turned down her offer.
→道理で彼らが、彼女の申し出を断わったわけだ。
No wonder 文. ⇒ 「道理で~なわけである」、
「~したのも不思議はない」、「~したのも驚くべきことではない」


<従属節が譲歩で、主節が主張>
I'll go out even if it rains.
→たとえ雨が降っても、私は出かけます。


I'll go out , whether it rains or not.
→雨が降ろうと降るまいと、私は出かけます。


Fool as he is , he knows how to make money.
Though he is a fool , he knows how to make money.
→彼は愚か者だが、金の儲け方は知っている。


No matter how humble it is , there is no place like home.
However humble it may be , there is no palce like home.
→どんなに粗末でも、我が家に勝るところはない。
注:humble→(卑屈さを含む)謙虚な、粗末な


She carries on smiling in the face of adversity.
→逆境に直面しても彼女は、にこにこしている。
注:adversity→逆境、不幸な出来事、不運、不幸


<前置詞句が譲歩で、単文の主節が主張>
For all her faults , I still like her.
In spite of her faults , I still like her.
→彼女には欠点があるが、やはり彼女が好きだ。
注:still→やはり、それでも


<修飾句が譲歩で、単文の主節が主張>
I like her none the less for her faults.
→彼女には欠点があるが、やはり彼女が好きだ。
=She has faults , but I like none the less.


注:none the less for~
→(for以下にもかかわらず)やはり
none the less →やはり


She was none the worse for drinking spirits.
→彼女は強いお酒を飲んだというだけで、体調が悪くなることはなかった。
→彼女は強い酒を飲んだが、何とも無かった。


注: none the 比較級 for~ 
→(for以下のため)それだけ・・・ということはない。

注:spirits(通例 ~s)
蒸留酒、ウイスキー、ブランデー、ジン、ラム




pencil


"even if" と "even though"は、何が違うのか。


"even if"→「これから起こりそうなこと」を表す。
"even though"→「実際に起こっていること」を表す。


Even if it rains , the festival will take place.
→たとえ雨が降っても、祭りはあるだろう。
<過去に同様の事例がないニュアンス>


Even though it rains , we're able to capture enough solar energy.
→たとえ雨が降っても、(いつでも)十分な太陽エネルギーを売ることができる。
<過去に同様の事例があったニュアンス>



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              NEWSTV         



気になるニュース   (今日は3つ)
ニュース1つ目
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政治ニュース - 10月25日(火)3時9分
「こいつ」「チャイルドシート」発言、武部氏が苦言


「国会で、低劣な言葉遣いが与野党に見られる」
自民党の武部幹事長は24日の記者会見でこう嘆いた。
きっかけは、自民党の片山さつき衆院議員が19日の党首討論の感想を求められた際、
民主党の前原代表について
「何回も言った話を、こいつも言っているなあという感じ」などと話し、
その様子がテレビで報じられたことだった。
「こいつ」発言に怒った民主党の野田佳彦国会対策委員長は21日の記者会見で、
片山氏らのことを「しつけができていない小泉チルドレン」と呼び、
「彼らの座る席はチャイルドシートだ」などと揶揄(やゆ)した。


武部氏は「品位を疑う」と野田氏を批判する一方、
片山氏の発言についても「厳に慎むべき言葉だ」と指摘。
「国民の代表の自覚を持って美しい日本語を使うように気を付けなければいけない」
と強調した。
自身も失言で批判された経験があるだけに、「私も気を付けます」と結んだ。

(読売新聞) - 10月25日3時9分更新
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公共の場のマナーについての 調査
http://www.geocities.co.jp/Berkeley/2004/
(なんで、お茶大の研究調査なのにgeocitiesに掲載されているの)


官僚とはこういう存在なのです。
僕も公務員の上級試験をうけるかどうか、真剣に2回悩みましたが、
「小さな政府」を研究している人間が、公務員になるのは、
おかしいと思い、やめました。
国会議員をコイツよばわりするのは、上級職公務員・官僚には、
何一つ珍しくないのです。
今だって、自民党の一部議員にしか、官僚は情報を渡さないのです。
閣僚と副大臣と次期総裁候補の言うことしか、きかないのです。
「出生率の数字が想定よりも低いのに公表しなかった」事が、
去年、あったでしょう。ああいうことをいくらでもするのです。

紙面展望 http://www.pressnet.or.jp/shimen/t20040629.htm


今二大政党制で、自民党VS民主党とやっていますが、
民主党の公募で選ばれる人も、
自民党と大差なく官僚出身者が、ほとんどです。
だから、政策の違いだけでなく、人品の違いも、
現状の二大政党制では、はっきりしないのです。


できれば、このブログで、本当に元気の良い、
民の話を紹介できればと思います。



ニュース2つ目
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海外ニュース - 10月25日(火)10時29分
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/china_economy/

【中国】貯蓄率なんと46%!内需拡大に障害

 米投資銀行リーマン・ブラザーズによると、
中国国民の貯蓄率(可処分所得に占める貯蓄の比率)が
46%に達していることが明らかになった。
かつて貯蓄大国と呼ばれた日本のピーク時の数字をも上回る数値で、
膨大な貯蓄は国内消費の落ち込みを誘発する危険性を内包している。


株式市場など他の資金運用手段が低迷していることなどが原因だが、
内需拡大を経済発展のカギとしている中国当局にとって、
巨額の貯蓄をいかに市場に放出させるかが新たな課題となることは間違いなさそうだ。


■日本は7.5%まで低下

第一財経日報によると、
米投資銀行リーマン・ブラザーズは中国国民の貯蓄率が
46%に達したことを明らかにした。
日本の貯蓄率でさえ、
過去最高だった年でも40%程度だったことを考えると、
その水準の高さには目を見張るものがある。
日本の貯蓄率はここ数年急速に下がっており、
1995年の11.9%から2003年は7.5%にまで低下している。
米国の貯蓄率は2.1%(03年)で、
中国の貯蓄率が際立っていることを浮き彫りにしている。
中国人民銀行(中央銀行)によると、
中国国民の貯蓄率はここ数年来、
年0.5ポイントのペースで上昇しており、
国民の貯蓄重視傾向が続いていることを裏付けている。

中国人民銀行(中央銀行)の周小川・行長(総裁)は
「これ以上の貯蓄率上昇は望まない」と話しており、
金融当局としても貯蓄率の上昇に警戒感を持っていることがうかがえる。

貯蓄率の増加傾向は預金の増加でも明らかになっている。
人民銀行によると、今年1~9月に新たに増えた預金1兆7,000億元。
9月単月でも1,858億元増えている。
預金増加率も今年6月時点で昨年同期比17.2%増だったが、
9月には19.1%増となり、伸び率が高まっていることもわかっている。

■原因は株式市場低迷

貯蓄増加の原因は低迷する国内証券市場と整備が進まない社会保障にあるといわれている。
上海証券取引所の総合指数(終値)はピーク時の2000年11月23日で2125.72ポイント。
しかし、今月21日時点で46%減の1141.32ポイントにまで落ち込んでいる。
9割以上が個人投資家といわれる中国で、
こうした株式市場の落ち込みが、
国民の投資資金を貯蓄へと向かわせているようだ。


また、リーマン・ブラザーズは、
教育や医療、老後への不安が国民の高い貯蓄率につながっているとも分析。
急速な経済発展が続く中、社会保障制度の整備は進んでおらず、
国民全体が将来に不安を持ち、貯蓄に走らせているという背景もありそうだ。

こうした不安を和らげるため、
リーマン・ブラザーズは7,690億米ドルに達した外貨準備高の一部を使い、
これらの制度を整備するべきと提案。
国民の貯蓄重視の傾向解消のためには、
巨額の外貨準備高を利用して社会保障整備を急ぐべきとしている。

国民が貯蓄重視に走ることを中国政府が懸念しているのは、
貯蓄増加によって国内消費が落ち込むことだ。
中国政府はこれまでの貿易に依存した経済発展から
内需拡大を図る経済発展への転換を図ろうとしている。
貯蓄の急増がこれまで通り進めば経済の失速にも
つながりかねない状況となっているといえる。


■利下げ論も浮上
増え続ける貯蓄を消費に何とか向けようと、
最近では利下げで貯蓄意欲を冷まそうという意見も浮上している。
北京師範大学金融研究センターの鍾偉教授は、
市場金利が1%台で中長期金利も下がっている一方、
預金金利は1年物の基準金利で2.25%となっているなど相対的に高いと指摘。
これが預金増の主因との認識を示し、預金の利下げが必要と主張している。
しかし、利下げは投機を刺激し、
過剰な設備投資や不動産投資を引き起こすリスクもある。
内需を優先し利下げに踏み切るのか、
政府は難しい判断を迫られているといえそうだ。
(NNA) - 10月25日10時29分更新

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このニュースを読み解く参考資料を二つ


参考資料A
解説:貯蓄率 - 日本での動向と影響。読売新聞「大手町博士のゼミナール」(2004年7月20日)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/dr/20040720md01.htm


参考資料B
前川リポート
1986年4月、中曽根康弘元首相の諮問機関である
「国際協調のための経済構造調整研究会」が、
日本における経常収支不均衡の是正、国民生活の質の向上を目指して発表した報告書。
座長の前川春雄・元日本銀行総裁の名にちなんで。
翌年、1987年4月には経済審議会経済構造調整特別部会が
構造調整の指針として新前川レポートを提出した。
http://www.komazawa-u.ac.jp/~kobamasa/lecture/japaneco/maekawarep.htm


記事と参考資料から、言えることは、
中国は、もはや、
「先進国が抱えやすい問題を有しやすい国」
になっているということです。
「一人あたりのGDP」がまだ低いことや、
「一人っ子政策の反動で超高齢化社会」が確実な国であっても、
もう、スーパーパワーの国なのです。

私は断言します。
中国国内に国際的に開けた金融市場(特に、株)が作られれば、
一気に「バブル経済」が始まります。
でも、中国の貧富の差は激しいので、
おそらく「インフレ対策をしっかり行われる」ので、
日本ほどヒドク激しいバブルにはなりません。
だから、弾け飛ぶようなバブルには、
ならないでしょう。
だから、長続きもするでしょう。
日本人は、どれほど中国へリスクマネーを投入するのでしょうか。


「日本の銀行に金利は安い」し、
「日本政府は増税路線」と悩んでる方々、
中国研究を始めては、いかがでしょうか。



chineseman


ニュース3つ目
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経済総合ニュース - 10月25日(火)9時2分

新議長にバーナンキ氏 FRB、米大統領が指名


【ワシントン24日共同】ブッシュ米大統領は24日、
グリーンスパン連邦準備制度理事会(FRB)議長(79)の後任に
大統領経済諮問委員会(CEA)のバーナンキ委員長(51)を
指名すると発表した。
大物議長として知られたグリーンスパン氏のFRB理事としての
任期が2006年1月末で終了、
18年余にわたり国際金融市場に大きな影響を及ぼしてきた
「グリーンスパン時代」が幕を閉じる。
第14代目となるバーナンキ新議長は上院承認後に正式就任。
米経済は財政赤字や高齢化など難題に直面しており、
経済運営の手腕が試される。
バーナンキ氏は数値目標に応じて政策金利を決める
「インフレ目標」導入に肯定的とされ、
新たな金融政策の枠組みが本格的に
FRBで検討される見通し。
ただ、24日の会見では
「最優先課題は政策の継続性の確保」と述べ、
当面はグリーンスパン路線を引き継ぐ考えを強調した。
(共同通信) - 10月25日9時17分更新
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市況ニュース - 10月25日(火)15時31分
25日概況(大引)米株高好感して大幅反発


25日の東京株式市場は日経平均が大幅反発して終わった。
前日のNYダウが今年2番目の上げ幅を記録するなど
米国株式大幅高を受けて、
朝方から幅広い銘柄に買いが先行する展開となった。
その後も先物が主導する形で上げ幅を拡げ、
日経平均は前場中ごろに25日線に接近、
TOPIXは1400ポイントを回復する場面もあった。
その後は上値の重さが意識される中、
後場寄り付きから利益確定売りが優勢となりやや上げ幅を縮めたが、
一段売り込む動きは見られなかった。
出来高概算は24億8287万株、
売買代金は2兆0190億円。
値上がり銘柄数1253に対して、
値下がり銘柄数317と、
ほぼ全面高の展開となった。
新日鉄、住金が買われ、
トヨタ、日産自、信越化、キヤノンが堅調。
三菱自が活況裏に上伸した。
勝村建が急騰。東京テアトル、日本電産サンキョーが高い。
大手銀行株は上伸も上値が重かった。
半面、武田が軟調。
薬品株は業種別TOPIXで唯一のマイナスとなった。
花王、ソフトバンクがさえない。
セシールが急落。井筒屋が反落した。
[ラジオNIKKEI2005年10月25日]
(ラジオNIKKEI) - 10月25日15時31分更新
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「官僚は駄目」、「中国は研究する価値あり」ときて、
最後は、
「アメリカでは中央銀行総裁が変わっただけで、全面株高」。


人間の生きている社会は、やっぱり、人間が動かしているのです。
株価の動きなんて、突き詰めると、
「多くの人々が、何を考えたのか」で決まるんです。
株価の動きなんて、企業の中間発表・決算発表の時には、
そんなに動かないんです。
むしろ、そういう状況が無いときの方が、
「たくさんの人々の様々な予想で、説明のつかない動き」を
しているんです。


人間社会は人間で決まるんです。
だからこそ、大きく目を見開いて、
日本語しか話せない日本人同士で集まらずに、
英語しか話せないけど、世界中の人々と、
コミュニケーションを取ろうとする人々と共に、
生きていこうと、僕は思うんですよ。





englishpeople


英語は手段。その先には、人々がいるんです。


今日気になった会社
GMOインターネット
てっぺん(居酒屋)

P.S.

ブログの良さなんでしょうか、

普段、口にしないようなことを、

ここで文章にしていると、

ものすごく興奮して、

スッキリしていくる。

(日本シリーズ、ロッテ3連勝の夜に)