●英語の実力とTOEICの点数は無関係
英語の実力がTOEICの点数と同じように測られるようになったのはなぜなのでしょうか?
確かに、TOEICは過去の英語の試験(たとえば、英語検定)に比べると優秀な英語力測定システムです。
一度でも受験したことがあれば(もちろん、英検も)、その理由が分かると思われます。
ただ、これもTOEICが登場してしばらくの間だけの話でした。
試験の弱点というのは、あくまで試験ということであって”試験対策”が出来上がってしまうのです。
つまり、テクニックが登場するため英語の実力が伴わなくてもそれ以上の点数が取れてしまうのです。
もちろん、TOEICの点数が目標に届かないと出世できない、あるいは採用試験の選考にもれるなどの深刻な問題があるのは事実です。
テクニックでなんとかなるならそのテクニックを使おうと考えるのが人情というものです。
テクニックを使わずにまじめに素で受験したとしても結局評価する側は点数しか見えませんから自己満足で終わってしまいます。
この英語の力をTOEICを使って手を抜いて評価する手法は学歴社会に似ています。
つまり、有名大学を出ていれば、イコールそこそこ優秀であるという評価を与える日本社会そのものです。
評価する側の肩を持つなら、何か指標がないと評価しにくい、自分の感性で評価して問題が発生したら責任を取れないなどの問題があるので仕方ない面はあります。