~立替取引~

[設例]
支店は本店に帰属する地代7700を受け取った。

[解答]
本店に帰属する地代の収益。これを認識するのは当然本店。ただし受け取ったのは支店。支店はいずれこれを本店に支払わなければならない。

本店:(借)支店 7700 (貸)受取地代 7700
支店:(借)現金預金 7700 (貸) 本店 7700


[設例]
支店は本店の営業費4200を立替払いした

[解答]
上と全く同様の考え方。支店が減少した4200の資産は、本来本店が支払うべきものなので、費用計上は本店側。

本店:(借)営業費 4200 (貸)支店 4200
支店:(借)本店 4200 (貸)現金預金 4200



~商品送付取引~
ここからは新たな照合勘定を用いる。すなわち「支店売上/本店売上
勘定と、「本店仕入/支店仕入」勘定である。

[設例]
本店は仕入原価8000の商品に10%の利益を付加し、振替価額を8800として支店に商品を送付した。

[解答]
本店が支店に商品を有償で送付している。つまり売上をあげている。このとき使う金額は振替後のもの。支店からすれば本店からの商品送付と引換えに負っていく債務は8800。この仕入原価も当然8800である。

本店:(借)支店 8800 (貸)支店売上 8800
支店:(借)本店仕入 8800 (貸) 本店 8800


[設例]
支店は仕入原価6000の商品に15%の利益を付加し、振替価額を6900として本店に商品を送付した。

[解答]
上の真逆。支店が本店に商品を売上げた。これには原価に一定の利益を上乗せしてある。両者の債権債務は当然この利益を乗せたあとの金額である。ただしこちらも、両者間の決済については触れられていないため、本支店間では債権債務が生じたものと判断する。

本店:(借)支店仕入 6900 (貸)支店 6900
支店:(借)本店 6900 (貸)本店売上 6900


~返品取引~

[設例]
上の商品を本店が返品した。すなわち、本店は振替価額6900の商品を支店に返品した。

[解答]
これは特に考えることもなく逆仕訳。上で両者間に生じた債権債務をそのままの金額で解消する。

本店:(借)支店 6900 (貸)支店仕入 6900
支店:(借)本店売上 6900 (貸)本店 6900