現在位置を再確認しよう。
前文と本文からなる概念フレームワークのなかで、本文1章では財務報告の目的を「投資家への情報提供」としている。2章=会計情報の質的特性、3章=財務諸表の構成要素、4章=財務諸表における認識と測定。2~4章は、1章の「投資家への情報提供」に資するためにはどうしたらよいかについて書かれている。ここでは4章の財務諸表における認識と測定。

(構成要素の)認識は、構成要素の定義を満たした上で、?契約の一方の履行と、?一定程度の発生の可能性を備えている必要がある。ここまでの条件をクリアすると(認識することが明らかになると)、その貨幣額をどうすべきかを決定することになる。今回見ていくのはこの測定の部分。

公正価値(市場価値)
利用価値(使用価値)=将来CF
貸倒見積高の算定は債権の評価の一貫である。債権の金額から貸倒見積高を控除した金額が、債権の評価額となる。債務であれば信用リスクを考慮してはならないのに対し、債権では貸倒見積高を3区分に分けて評価する。

?一般債権
?貸倒懸念債権(債務の弁済に重大な問題が生じている)
?破産更正債権等(実質的に経営破綻に陥っている)

計算上、最も重要なのは貸倒懸念債権。これは貸倒見積高を
(1)財務内容評価法
(2)CF見積り法
で見積もる。

※つづき