決算時の処理について。
FRの各構成要素ごとにHR、CR、ARのいずれが適正なのかは異なる。
例えば償却性の固定資産。これは外貨を用いない企業であっても計上学は原資取得原価である。この金額は言い換えれば最低限回収すべき将来CFの目標である。減損などを除けば、この金額を動かすメリットは特に考えられず、仮に固定資産をCR換算すればその費用化額も変動してしまう。
或いは前払費用を考えてみよう。これは既に生じたCOFであって、相場変動の如何によっては後から払えばよかった(あるいは先に払っておいてよかった)などと思える状況があるかも知れないが、既に出ていったキャッシュをCRで換算しても特に意味をなさない。というより弊害しかない。例えば期首から半年経過段階で支払った100ドル(HR1ドル=100円)の前払費用があるとしよう。計上時は当然HRで10,000円。決算時には5,000円分を当期の費用とする。残額を翌期に計上する際にCRが1ドル=120円だとしても、CR換算してしまっては帳尻が合わない。
逆に外貨建の売掛金や買掛金をHR換算しても将来的なキャッシュ・フローは(つまり両替時には)CRを用いざるを得ない。こうした項目はHRで計上してもあまり有効な情報とはならない。
このように構成要素ごとにHR、CR、ARの測定は異なる。次に設例として決算をまたいだ債務について。
[設例]
商品100ドルを掛で仕入れた。HRは1ドル=110円、決算時の相場は1ドル=113円、翌期の決済時の相場は1ドル=120円であった。
・仕入時
(借)仕入 11000 (貸)買掛金 11000
・決算時
(借)為替差損益 300 (貸)買掛金 300
※将来支払うべき金額=買掛金が膨らんでしまった為、買掛金を直接増額する。今後、一取は考えないものとする。損失はあくまで為替差損益とする。
・決済時
(借)買掛金 11300 為替差損益 700 (貸)現金預金 12000
CR1ドル=120なので100ドル支払えばキャッシュアウトは12000であるし、また前期末までに計上している買掛金は11300。これらは動かしがたい事実であり、為替差損益を差額として考えれば分かりやすい。
FRの各構成要素ごとにHR、CR、ARのいずれが適正なのかは異なる。
例えば償却性の固定資産。これは外貨を用いない企業であっても計上学は原資取得原価である。この金額は言い換えれば最低限回収すべき将来CFの目標である。減損などを除けば、この金額を動かすメリットは特に考えられず、仮に固定資産をCR換算すればその費用化額も変動してしまう。
或いは前払費用を考えてみよう。これは既に生じたCOFであって、相場変動の如何によっては後から払えばよかった(あるいは先に払っておいてよかった)などと思える状況があるかも知れないが、既に出ていったキャッシュをCRで換算しても特に意味をなさない。というより弊害しかない。例えば期首から半年経過段階で支払った100ドル(HR1ドル=100円)の前払費用があるとしよう。計上時は当然HRで10,000円。決算時には5,000円分を当期の費用とする。残額を翌期に計上する際にCRが1ドル=120円だとしても、CR換算してしまっては帳尻が合わない。
逆に外貨建の売掛金や買掛金をHR換算しても将来的なキャッシュ・フローは(つまり両替時には)CRを用いざるを得ない。こうした項目はHRで計上してもあまり有効な情報とはならない。
このように構成要素ごとにHR、CR、ARの測定は異なる。次に設例として決算をまたいだ債務について。
[設例]
商品100ドルを掛で仕入れた。HRは1ドル=110円、決算時の相場は1ドル=113円、翌期の決済時の相場は1ドル=120円であった。
・仕入時
(借)仕入 11000 (貸)買掛金 11000
・決算時
(借)為替差損益 300 (貸)買掛金 300
※将来支払うべき金額=買掛金が膨らんでしまった為、買掛金を直接増額する。今後、一取は考えないものとする。損失はあくまで為替差損益とする。
・決済時
(借)買掛金 11300 為替差損益 700 (貸)現金預金 12000
CR1ドル=120なので100ドル支払えばキャッシュアウトは12000であるし、また前期末までに計上している買掛金は11300。これらは動かしがたい事実であり、為替差損益を差額として考えれば分かりやすい。