貸倒懸念債権におけるCF見積法は理解が浅いのでじっくり考えて見たい。


貸付金10000を期首4月1日に保有しており、1年後の期末に5%の利息を上乗せした10500を受け取るとする。この貸付金から生じる将来CFは当然10500である。しかし期首段階では利息が生じていないので、割引後の現在価値は10500÷1.05=10000である。

次にこの金利を3%に減免したとしよう。これによって1年後に受け取る利息は300となる。このとき、普通の感覚からして差額の200は損失として差し支えないかと思う。

ではこの減免後の貸付金を期首時点で評価するとしたら幾らが妥当なのだろうか?もし減免後の金利、すなわち3%で将来CF10300を割り引いたとしたら10300÷3%=10000である。貸付金から得られる将来CFが低下したのに相変わらず10000で評価するのは道理に悖るだろう。ということで、1年後に損をすることが確実となった200。これを認識時点で評価に反映させることになる(今は期首を想定しているけど)。


もう一度整理してみよう。簿価10000の貸付金、当初の将来CFは10500であった。しかし金利の減免により将来CFが10300になってしまった。それではこの時の簿価は?という部分を問題にしている。

将来CFが200減少してしまったので簿価も200を差し引いた9800だろうか?

※つづき