次の資料に基づき平均法により、月末仕掛品、完成品、完成品単位の各原価を求めよ。

1.生産データ
月初:2100(2/3)
当月:2900
合計:5000
月末:1400(1/2)
減損: 400
完成:3200

2.原価データ
月初:原料費2,150,820円、加工費1,792,980円
当月:原料費2,969,180円、加工費3,711,020円

3.減損費の処理は度外視法による。原料は始点投入される。

・解答
度外視法による計算の場合、減損費を個別に計算することはしない。
まずは原料費から。平均法による為、借方側の数量合計5000を使う。月初と当月の原料費計5,120,000円を借方数量5000個で除し、単位原価1,024円が算出される。
次にこれを貸方側に按分していく。貸方は1.完成品、2.正常減損分、3.月末仕掛品の三つから構成される。このうち@1024をまず月末数量1400個で乗じて按分する(1,433,600円)。これを原料費合計から差し引いた3,686,400円を完成品に負担させることで自動的に減損費をも完成品に負担させている。これが度外視法による計算法である。

次に加工費の計算。先程と同様に、まず貸方側の加工換算量における合計数量を求める。完成品3200+減損は終点発生であるのでそのまま400+月末換算量700。これに対する借方側は、月初換算量1400であるため差額の2900個が当月投入量である。平均法を用いる為、加工費計5,504,000円を月初・当月の合計数量4300個で除して、@1280円の単位原価が算出される。これを先程同様、まず月末の700個分に按分し(896,000円)、残額を完成品に給付することで減損費も含めて負担させる。