・量産製品について、A材料を始点、B材料を工程50%地点、C材料を工程を通じて平均的に、D材料を終点で投入する。ただし追加投入に際して生産量は増加しない。

・生産データ
月初500(30%)
当月1400
合計1900
月末300(70%)
完成1600

・原価データ
A材料:月初24000、当月71400
B材料:月初0、当月30400
C材料:月初1600、当月19920
D材料:月初0、当月25750
加工費:月初4600、当月51460


解答
<材料A>
材料Aについては始点投入のため、通常のFIFOを以って計算する。生産データの数字をそのまま用いて、当月製造分の単位原価(71400÷1400個=@51)を算出し、月末仕掛品の数量に応じて負担させる(@51×300個=15300)

<材料B>
材料Bは50%時点で追加投入する。月初仕掛品の進捗度は30%時点であるため、これはB材料を含んでいない。つまり材料Bは全て当月投入と見做すことができる。つまり月初0個の当月投入1900個。当月費用30400÷1900=@16の単位原価を、月末仕掛品300個、完成品1600個の比率で按分する。結果、月末仕掛品原価は@16×300個の4800。

<材料Cおよび加工費>
材料Cは平均投入であるため加工換算量を以って計算する。この為、材料Cと加工費にかかるコストを合計してまとめることができる。材料Cと加工費のそれぞれ当月費用の合計71380÷当月投入量1660(換算量)=@43の単位原価を算出。@43×月末仕掛品210個=9030が材料Cおよび加工費の月末仕掛品原価である。

<材料D>
材料Dは完成時に投入される材料であるから、月末仕掛品(70%)には負担させない

以上より月末仕掛品に負担させる原価を集計すると29,130となる。総原価からこれを差し引いた200,000が完成品原価となり、数量1600個で除した@125が単位原価である。